菅曲人首相が辞めません。というか、辞めない気満々です。毎日、「責任を果たしてから次の代に引き継ぎたい」と語っていますが、持ち出す理由は、当初の原発事故の収束だったり、がれきの撤去だったり、補正予算だったり、今日にいたっては「1・5次補正」と、日々刻々変わっており、責任を果たすというより、恥も外聞もない居座り工作であることが明らかです。彼にとっての責任って何なのでしょう。
責任を果たすと言いますが、この一年、首相としての責任を何一つ果たしてこなかったからこそ、不信任案を提出され、可決寸前だったわけです。それを、「退陣表明」詐欺でかわしただけで、誰も「責任を果たしてくれ」とも言っていませんし、「責任を果たせる」とも思っていないわけです。
本当は口にすることもイヤなのですが、言わずにはおられません。この性根の曲がった権力亡者にいつまでも好き勝手なことをさせていたら、本当に日本が沈没します。もはや民主党がどうなるかなんて、どうでもいい話です。
2年前、民主党に期待した民意を何だと思っているのでしょうか。この愚かなペテン師宰相(なんて呼ぶのは本当に忸怩たる思いですが)を辞めさせられなかったら、民主党の未来はありません(今も瓦解寸前だと思いますが)。
本当にどれだけ時間を無駄にすれば、気が済むのでしょうか?今ほど、首相公選制や首相リコール制度がほしいと思ったことはありません。
テレビニュースの閣議の絵は何と形容したら良いのでしょうか。お通夜のようなしめやかさもなく、派閥争いの役員会のような火花もなく、しらじらとした感じしか伝わってきません。国難と言われるこの時にです。本当の「責任」を考えてほしいものです。「しかるべき時」などと言わず、「今すぐ」です。