散ドラは昨日に続き勝利をものにしたとの嬉しい報告がありました。…が、横山中の夏は終わりました(多摩大会への出場をかけた敗者復活戦はありますが、本大会は初戦の2回戦での敗戦となりました)。
秋季大会はベスト8、春季大会は秋・冬連覇中の一中を最後の最後まで追い詰めながらベスト4に届かず、最後の夏の大会でベスト4以上を達成し、大団円を迎えるというストーリーのはずだったんですけどね…。
修学旅行、梅雨入り、昨日の体育祭と練習不足な面はありました。しかし、最大の敗因は、キャプテンからチャンスを作り小技で得点し、エースF君が守りきるというスタイルの横中野球部が序盤で相手にリードを許したことです。ソフトバンク和田のような相手の変則左腕は、ストレートとカーブの緩急が素晴らしく、カーブには手が出ず、カーブを見たあとのストレートには振り遅れということで、リードを許してからは、得点する雰囲気がまったくありませんでした。自分の勝ちパターンにもっていけなかった時の横中は厳しいですね。
横山中 1 0 0 0 0 1 0 … 2
川口中 1 0 3 0 2 0 × … 6
初回表、発熱をおして強行出場のキャプテンが何と左翼ネットにぶつける先頭打者本塁打で先制!いきなり気勢があがる横中ギャラリー。しかし、カズマ・コウキ連続三振、F君投フライで後続続かず。
初回裏、先頭を三振にとるも、小柄な2番に中越え三塁打を放たれる。しかし、センターミノルの距離感もちょっと合っていない感じでした。3番四球、4番6ゴロで二塁フォースアウトの間に1点を許し同点。5番投ゴロ。
2回表、K君三振、公式戦初先発A君中越え安打で二塁を狙うも惜しくもアウト。中継の乱れが幸いしたアウトで残念でした。S君絶妙のバント安打、マー4ゴロエラーを誘いチャンスかと思うが、オーバーランしたS君が2塁で刺され無得点。もったいないイニングでした。
2回裏、6番左前ヒット、犠打で二進。8番も絶妙な5前のバントで自身も生きて、一三塁のピンチ。しかし、後続を連続三振で無失点。
3回表、ミノル三塁後ろの6フライ、キャプテン死球、カズマのバントは浅い飛球となるが、これを落として、結果オーライの二進。盗塁で三進して、倅が打席に立つが、今度は空振りの三振。カーブとストレートの緩急の翻弄される。
3回裏、2番三振でスタートするが、3番四球、4番の鋭い7ライナーをワンバウンドで体にあてて後ろにそらして1失点。続く5番は高いバウンドの4ゴロを捕れずに生かし、6番3ファウルフライで二死とするも、続く投球がホームベースに当たったか大きく弾んでバックネットを越える暴投となり、2点目。7番にはレフト線二塁打となり3点目。8番三振でチェンジ。
4回表、F君三振、K君4ゴロ、A君6ゴロで三者凡退。相手投手の術中にはまり攻撃時間が短い。
4回裏、この回からサードにN君が入り、倅はレフトに。先頭9番を四球・ボークで二進され、1番投ゴロで三進。内野前進守備に、2番の当たりはセカンド後ろのフライ。ライト・マーが猛然と突っ込んで捕球二死とする。3番三振でピンチをしのぐ。
5回表、S君四球、マーは送れず三振。ミノルの時、捕逸を見てS君が二塁を狙うもスタート遅く刺殺され二死。ミノル9フライで三者凡退。
5回裏、4番三振に取るも、5番の弾む4ゴロをはじいてまたして生かす。暴投で二進。6番の5ゴロを一塁悪送球で生かす。捕逸で二三塁となって、7番は8フライ。大きな当たりだったが、高く上がっていたので先に落下点に入れば捕れない当たりではなかったが、途中で一度止まったところえ頭を越され、体育倉庫の屋根を越えて三塁打となり、痛恨の2失点。後続を三振、7フライで追加点は許さなかったが、終盤の2点は痛かった。
6回表、1番から始まるこの回が山場となる。キャプテンの弾む6ゴロがエラーとなり出塁。エンドランではないと思いますが、一塁ランナーがスタートしカズマがヒッティング。いい当たりだが、サード正面。二塁送球するが、辛くもセーフ!やった一二塁のチャンス到来と思うが、一塁に転送されて、何とカズマはアウト。分かってはいるが、遅すぎるぞカズマ!そして、今日まったくタイミングが合っていない倅は、セーフティバントを試みるが、投手正面でランナーを三塁に進めただけで二死となる。4番F君も高い外野フライで万事休すだが、何とレフト前の飛球にセンターが走り込んできて、ポトリと落として、1点を返す。しかし、K君の8フライを今度はしっかりキャッチで1点止まり。
6回裏、先頭1番には今度は正真正銘の中越え三塁打を打たれるが、暴投での本塁突入を阻止してピンチを脱する。5ゴロで二死後、3番に中前テキサス安打を打たれるも、4番3ゴロでチェンジ。
7回表、N君は良い当たりも深く守ったセンター正面。S君死球で出塁すると、代打U君。パワーが持ち味だが、今日は投手の方が一枚上手で三振。続いて代打は足を痛めているカズト。何とかうまくおっつけるが、ライト正面でゲームセットとなりました。
春季大会での悔しい敗戦で子どもたちが成長したことを期待して迎えた夏季大会でした。これまでにないくらい、休みなどを調整するなど、親の方が入れ込んでいたかもしれません。もちろん、今日の試合は元々簡単ではないと思っていました。しかし、それにしても、今日の内容はあまりに消化不良でした。
いろんな悪条件もあったとは思いますが、この一年横中野球部が目指してきた野球が、いくら好投手とはいえ、一人の選手にいとも簡単ひねられてしまったことが残念です。負けるにしても、もっと何か心に引っ掛かる試合をしてほしかったですね。
本大会でのベスト4の夢は断たれましたが、多摩大会への出場をかけた敗者復活戦では、意地を見せてほしいものです。それが多摩大会(「降水確率60%」参照)を作ってくれた昔の先生たちの想いに応えることでもあります。そして、私たちの想いにも。もちろん、一番大切なのは、子どもたちの中学時代のもっとも大切な宝物となるべき想いのためにもです。
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