６月１２日はＭとダーの結婚記念日だった
もちろん、ダーも覚えていた。
で、Ｍが思い描いている結婚記念日っていうのは
夫が妻のためにサプライズで用意しているアレコレ。
……例えば
夜景の見えるレストランに予約を入れてあって、
食事が落ち着いた頃に、花束とダイヤの指輪かなんかを
プレゼントされる…とにかくサプライズ攻撃で…みたいな…
いやん、困るぅ～～でも、困らないぃぃ～～の図
が…
しかし…
Ｍ家に、そんな甘ったるい光景はみじんもない。
朝からウダウダ…
午後からは野球を見てウダウダ…
「今晩何食べる？ 結婚記念日だけど…」とＭが言うと
「どうする？ 結婚記念日だよね」とダーが言う。
どっちも何もする気ナッシング。
結局、ダーが近所のコンビニに、発砲ワインとビールを買いにいき、
その間にＭは、いつもの宅配寿司屋さんに電話。
とてもリーズナブルな結婚記念のディナーであった……
ま……身の丈ってヤツっすかね。
その後、
あまりにも１日中ウダウダしすぎて、逆に疲れてしまい
Ｍはとっとと就寝。
朝起きてからダーに
「昨日って結婚記念日だったんだよね…」なんて、
まだ受け付け中ですよ…ということを、暗に言ってみた
するとダーは、
「昨日、Ｍのために買っておいたものがあるんだ」と、冷蔵庫を開ける
え？？ なになに？？？
冷蔵庫に何か入ってたっけ？ 昨夜は食事を作ってないから全く開けてない…
生花とか入れてたの？？ と、ちょっとだけ期待。
すると
「あ……」と、ガッカリした声。
なぁんだ…もう開けたのかぁ？ なんて言うから
何が？？？ と、覗くと
なんだ…
牛乳？？
Ｍは飲んじゃいない。 ………娘だ……
何が「Ｍのために買ってきた」よ！ もう開いてるじゃん！
期待させておいて牛乳……
朝しか飲まない、しかもコーヒーに入れるだけの…牛乳……
それにしても、油断も隙もない娘だ……チッ！
その隙に、すばやく牛乳入りコーヒーを差し出すダー。
こんなふうに、結婚生活は続いて行くのかな。
Ｍは両親と一緒に暮したのは１２歳までだったから、
今のダーとの生活は、誰かと一緒に生活をする記録を更新し続けている。
息子は高校に入ってから友達の家に住みつき、そのうち就職して完璧に親元から離れたけど…
娘は１９歳なのに、まだＭ達と一緒にいた…早く１人暮らししてくれっ！
空気のような存在っていうけど、言い得て妙だな…と最近特にそう思う。
普段は気にしないけど、ないと困る存在。
本当は、
結婚記念日って、いつもダーにおんぶにだっこ状態のＭが
サプライズで何かをしなきゃならない立場だったんだけどね。
あまりアレコレしてしまうと、癖になったら困るんでね……
……てかぁ～～～
やっぱり女としては、何かサプライズが欲しいなぁぁぁ……うじうじ
そして今日は結婚記念日から１日過ぎた６月Ｂ日。
朝から大ウケしたネタであります。
ＡとＣの間に入れると１３がＢに見える…って
０６５５の日めくりカレンダーでやっていて
「今日は６月Ｂ日月曜日です」ってアナウンサーが言うんだもん。
え～～？ いいのぉ？ って思いながらもウケちゃった。
…という、毎度ゴチャゴチャの話は、いきなり終わるのであった。
