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プラスアルファ

税金とられすぎて生活苦です!
政治家は一般国民の生活を知るべき。
不安な思いをウダウダ書き散らす日記

危険を糖衣で包む体質?

2011年04月10日 13時07分10秒 | 辛辣うだうだ放題

3・11以降、Mは毎日テレビを見ていた。
そして、津波の映像をしつこく繰り返し見せられていた。

でも、ある日、ふ…と思った。

あれだけの大津波。
その後、海が落ち着いて水が引いた時、
自衛隊、消防隊、海外からの救援隊などが
必死で行方不明者を捜索してくれている。
しかし、テレビに現実そのものは絶対映らない。

現実は時に残酷だ。
水の引いた後は、あちこちに遺体があっただろう…
そして、海にも沢山浮かんでいただろう…

でも、今のテレビ界の流れとして、事実として映ったものでも、
そぐわないものは、わざわざ加工して削除して放送してしまう。
そして、キレイな場面しか映さない。

それって……決まりごとなの? って。

テレビの決まりごとは良く分からない。
大きく矛盾した世界だ。
言論の自由・報道の自由の中に、報道規制がまかり通る。 

面白おかしく興味本位で映せというわけではない。
事実を、事実として、なぜ報道しないの? という憤りを感じていた。

何もピンポイントで遺体を映せと言ってるわけじゃない。
しかも、何度も同じ映像をしつこく出せと言っているわけでもない。
ありのままを、その番組内で報道すればいいだけのこと。

もちろん、「カメラの向こう側にいる人に配慮している」と言うのだろう。

茶の間でお茶を飲みながら、呑気にテレビを見ているMに
わざわざ配慮なんかしてくれなくていい。
逆に、そんなに呑気に茶なんか飲んでる場合か? という
警告を与えてもいいんじゃないの??

百聞は一見に如かず。
しかし、テレビの「一見」は加工品だ。

あんなに大惨事だったのに、現実感が足りないと思ってた理由はそこだった。
さし障りのない場面だけを使って、
人の手を入れて、現実感をわざわざ欠けさせていたんだよね…。


糖衣で包むのは、日本の体質か?

テレビがこれだもの…
国はもっとひどい。

国民は思慮が浅いから、下手に煽ると何をしでかすか想像ができない。
それこそ、「想定外」の行動に出る輩がいるから、隠すしかない??

結局そういうことなんだろう…。

メディアには「知識人」と勝手に思い込んでる人がいて、
アレとコレはOK、でもこれはNGと、国民に向けて操作しているも同然。

そして国も、この情報まではOK ここからは事実でも危険だからNGと
事実を公表することを控える。

事実だからといって、何でもかんでも公表するのはいかがなものか…と。
国民に余計な混乱を与えないように…と。

本気で言ってるの??
国民は生まれたばかりの、何も出来ない赤ちゃんなのか??
…なんだか失礼じゃね?
ここは怒る場面じゃね??

てか、どこぞの独裁国と変わらないし。
なんて素敵な「配慮」なのデショ。

これだもの、問題意識のない国民が出来上がるわけだ。
問題意識どころか、想像力さえも持たない国民が。

今回の原発の事故も、建物があれほど無残な状態になっても、
絶対大丈夫だと思っている国民は……やっぱりいるのかもしれない。
そうだとしたら、すっかり国に飼いならされちゃって、
危機意識が全く働いていないわけだ…。

Mは、不安を煽っているわけではない。
事実を事実として認めることは、不安を煽ることではない。

不安材料が出た時こそ、
危機意識を持ったうえで、冷静な行動をとるためにどうすればいいかを
国民、ひとりひとりが、考える必要があるということだ。

「大丈夫」のひとことで、すっかり安心させて、
危機意識を持つ時間さえ、国民に与えるチャンスを奪ってるのよ…

余計なことを言われると、不安を煽られるでしょうが! という人は、
ただの受身でしかない。
…っていうか、そう言う人に限って、ネットで余計な(誤報など)情報を手に入れて
パニクる人なのかもしれない。
それも受身と同じデショ。


この国は、やっかいなものは全て糖衣に包んで「大丈夫です」と言う傾向にある。
本当に大丈夫じゃなくなったとき、国民はすでに戦意を消失しているんだよね。

Mの危機管理アンテナは大丈夫だろうか。
正常に作動しているか、もう一度確認しなきゃ…

そして、
危機管理アンテナが、正常に作動していることを確認した人は……選挙に行く。