1970年、日航機「よど号」事件を覚えていらっしゃいますか?
日本中が釘付けになった事件です。
先生はその時58歳のお医者さんで、たまたま『よど号』に乗っていました。
連合赤軍の生き残りにその飛行機をハイジャックされ、「北朝鮮に行け!」と言われましたが、国交のない国には行けないという事情もあり、交渉は難航しました。
時間の経過とともに、体調を崩す人が続出。赤ん坊や小さい子供は泣きだします。高齢者の持久力も限界・・・・
先生は自分が人質になるから、女性や子供は解放するように交渉し、北朝鮮へと飛びました。
先生は104歳の現役のお医者さんで、聖路加国際病院の名誉院長をお勤めです。
先生は万人の指標で、名言も多々あり、とても勉強になります。
”万策が尽きると、人は無の境地、自然体になれる。”
”生きてる限り、自分は未完成”
”昨日と今日が続いているだけだ”と言われています。
長生きの秘訣はとよく聞かれるそうです。
”一つはビジョンを持つこと、もう一つはベンチャーであれ・・・全力投球すること!!”
命とはどういうものか?
”与えられたもので、自分で作ったものではない”
今までに看取られた患者さんは4000人を超えるそうです。
長生きで後悔した事はないそうです。
”人生はいくら努力しても寿命があるから、受け入れる心の広さがいる”
”生きる事を許される限り、どう生きるか?作り出す事、始める事を忘れない”
”希望がないと生きられない”
”色んな世界に自分で勇気を出して、カーテンを開けないと・・・”ともおっしゃっています。
因みに、先生はオウム真理教の地下鉄サリン事件で負傷した人を大勢受け入れた事でも有名です。
他の病院が受け入れを渋る中、普通診療を断り、ロビーに毛布を大量に敷き治療に専念されたそうです。
先生の行動力がいかにすごいかよく分かるエピソードのひとつです。
私もそんな人間になれるかな?
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