日本の文化と国際交流と・・・

日本の文化を守る仕事をしながら同時に外国の留学生さん達を沢山受け入れています。すばらしい日本の文化を伝えて行きたいです。

『シャープ』さん、どうなるの?

2016-02-05 19:21:55 | 日記

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(創業1974年)が、日本の家電メーカー・シャープ(創業1912年)に熱いラブコール送っていますが、果たして受け入れるのでしょうか?



このところ、テレビや新聞で連日報道されていますね。
シャープファンの日本人は、日本の家電メーカーとしてマイナスではないかと心配している人も多いと思います。

『液晶パネル家電』の国外流出!?
でも、このところ赤字続き(私の知人も退職された)のも事実です。
シャープの2015年3月期の売上は7862億円ですが、赤字は480億円。
技術力が高い会社ですが、世界的な販路が狭いのが弱点です。



一方、ホンハイ工業はスマホの電子機器等の受託、製造をしていて、5054億円の黒字(2015年12月現在)
この会社の強みは、安いコストで生産が可能で、世界的に販路が広いことです。
しかし、弱点は技術力で後れを取っていると言われています。



そこで、ホンハイ側の支援条件は
  ① 経営陣はそのまま、従業員の雇用は守られるというメリット。
  ② シャープの液晶事業だけでなく、シャープ全体の活路がある。



本日・平成28年2月5日(金)にホンハイの経営トップの会長が再建中の大阪市のシャープ本社を訪れ、シャープの社長と経営陣と会談し、優先交渉権を得たことを記者団に明らかにしました。
(優先に交渉出来る権利にサインをしたと述べたそうです。)



JR天王寺方面の電車に乗って、鶴ヶ丘の駅を通過すると、まもなく左手にシャープ本社のビルが見えます。
私もかつて働いていたので寂しい限りです。