ドイツには巨漢選手が多いから170センチ62キロのフィリップ・ラームは良く目立つ。しかし仮にこの左ウイングが大柄な選手であっても、その存在感はやはり際立つはずだ。金満クラブのチェルシーはさっそくこの若いウインガーに目をつけている。
ドイツは伝統的に大柄な選手を揃えているけれど、いつもそのなかにひとりかふたりの小柄な選手を紛れ込ませる。切れ味鋭いラームはさながらトーマス・ヘスラーの再来のようだけ . . . 本文を読む
サウジアラビアとチュニジアの対決はグループリーグでもっとも注目度の低い試合だった。
日韓大会でチュニジアはベルギーを相手に大会唯一の得点を挙げて勝ち点1を得るに留まったし、サウジアラビアにいたってはドイツに0-8という屈辱的な大敗を含めて、無得点での3戦全敗に終わっている。
しかも両者は互いにカウンターを最大の武器とするディフェンシブなチーム。この一戦は大会の全カードのなかでもっとも退屈な . . . 本文を読む
4バックへの変更は予想通りだけど、想像したくなかったシュチュエーションではある。
4-4-2はブラジル人のジーコ監督が理想とするフォーメーションで、これまで幾度となく使ってきたわけだから、スポーツ紙でよくみられた賭けという表現は当てはまらない。しかし、このフォーメーションが日本にとって背水の陣とでもいうべきものであることは間違いない。
なにしろもし仮に第2戦でクロアチアに先制を許せば、日本 . . . 本文を読む
サッカーはボールをゴールの枠のなかに入れるスポーツだけど、プレイを創造する側が自らを枠のなかに入れて可能性を狭めてはいけない。
グローバル化が進むこのスポーツにおいて、鎖国のような狭い考えはご法度だ。
ちいさな国で最高だと思っているものでも、外の広い世界にでてみればなにかしら新しい発見があるものだ。異なる文化に触れてそこから学びとることで、魅力的なものが生み出せることはよくある。
例えば . . . 本文を読む