比良探検隊閑話

琵琶湖をのぞむ比良山系の主峰 武奈ヶ岳を中心とした山行記録「比良探検隊」番外編。

Respect!

2010-11-14 | サッカー



赤一色に包まれたスタジムにいた。

軽快な音楽が流れ、一糸乱れぬ応援の中で、言い知れぬ違和感を感じた。

スタジアムの片隅では、紫の軍団が奇声をあげる。



昨日、見た清々しく、感動する気分は味わえないだろうという予感が消えないまま、

ホイッスルが吹かれ、試合が始まった。


これに負けると降格するという危機感が感じられない試合展開。


昨日見た、最後まであきらめず、何がなんでも勝ってやる!という、強い意思がみなぎる

試合風景は既に過去のものとなり、今の虚しさが際立つ。


それに拍車をかける、赤い軍団。熱狂的とも言える応援、そして罵声。


圧倒的な赤、少しだけの紫。


どちらかのサポーターしか、いられないような息苦しくなるこの空間。



Jリーグの魅力はこんなものだったのか!


高校ラグビーに負けてしまうのか!



後半、途中出場の背番号10。彼の華麗な得点は見事だ。

だが、テクニックだけを見に来たのか。



昨日感動したのは、テクニックではなく、対戦相手を称え、共に涙する姿だ。



Respect!



対戦相手に、味方の選手たちに、コーチに、レフェリーに、ファンに、そして、サッカーを愛する人びとに。