比良探検隊閑話

琵琶湖をのぞむ比良山系の主峰 武奈ヶ岳を中心とした山行記録「比良探検隊」番外編。

長野県・平尾山登頂・・・山頂より浅間山を見る!

2006-03-19 | 関東の山
毎シーズン、長野県を中心にスキーに行っていたが、今シーズンは行けなかった。
昨年は、山形蔵王へ行ったのだが・・・

というわけで、「何で行かないの?」「行きたい・行きたい」、少年の攻撃は執拗だ!

昨年、車を買い換え、チェーンもスタッドレスもない、ノーマルで行けるスキー場ということで、長野県にある「佐久スキーガーデンパラダ」へGO!

前日まで、谷川岳・天神平に「行きたい・行きたい」と思っていたが、天候も悪そうで、タイヤもノーマル、その上、少年を連れては無謀と思い、渋々、佐久へ

しかし、このスキー場、くせものである。
スキー場のあるこの山「平尾山(1,155m)」は別名「平尾富士」と呼ばれ、形状が富士山に似ており、昔から信仰の山として地元では親しまれてきたようだ。

山頂には「平尾浅間神社」がある。


また、、山頂からの景色は最高である。浅間山を筆頭に、2,000mから2,500mの山々が一望できる。右端の雲がかかっている山が浅間山です。その左手前が剣ヶ峰です。



この写真を見てもわかるように、ここの雪は降雪機で作ったもので、人口雪である。
この季節、ゲレンデは、朝は「カリカリ」、昼は「ベッチョリ」である。



まあいい、少年はとても喜んでいた。

帰りに、「ウェル サンピア佐久」で温泉に入り、極楽極楽。
ここの内風呂は窓が全面ガラス張りで浅間山が正面に見える、よい風呂である。

帰りの関越自動車道は30kmの渋滞。だが、よしとしよう! 
とりあえず、山には行ったよな~と、自分を納得させる。


徒(いたず)らに百歳生けらんは恨むべき日月(じつげつ)なり

2006-03-01 | よもやま話
我が家の宗派は道元が開祖とされる「曹洞宗」です。

先日、法事があり、道元の著書「正法眼蔵」の要点を抜粋した「修証義」第5章「行持報恩」を読経していただきました。

その中の言葉が「徒(いたず)らに百歳生けらんは恨むべき日月(じつげつ)なり」です。意味なく100年生きても、無駄な歳月である。ということでしょう。

「消化不良」の日々が続く自分に「グサッ!」と来る一言でした。


最後に、お坊さんの講和があり、そこで面白かったのは、幽霊の特徴は何ですか?
というもので、その答えは、

1.髪が長い。
2.手を前にだらんと垂らしている。
3.足がない。

ということですが、これには意味があって、

髪は毎日、伸びて行くもので、すなわち、過去をあらわし、それが長いわけですから、「過去にとらわれている」ということで、

手を前にだらんとしているのは、未来に対する不安をあらわす。

そして、足は勿論、現在をあらわし、地に足が着いていない状態。

人間そのものをあらわしているようです。


なるほどね。坊さんの言葉は結構ためになる。

・・・

ところで、私が「比良」にはまった、最初の山行をアップしました。
当時は、スキー場も、リフトもロープウェイも、そして、江若バスも走っていました。それが今では・・・

私の髪は長くはありませんが、めちゃくちゃ過去(比良の山々)にとらわれています。

詳しくは「初めての武奈ヶ岳」を下さい。

また、比叡山へ向かう道元も通ったであろう「雲母(きらら)坂」は「大比叡、延暦寺、日吉神社、そして鶴喜そば」で紹介しています。