3月11日の地震後、言葉の力を実感してきました。
そうすると、より一層、「がんばって」や「がんばろう」ではない、
その人の受けた悲しみを思いやり、頑張らなくていい、
でも前を向いて、生きていってほしい、
という気持ちを伝える言葉が欲しい。
元気な私からではなく、寄り添う私からの言葉として。
そんな時、柴田トヨさんの「被災地のあなたに」という詩が
読売新聞に掲載されているのを読んで、感動しました。
最後の部分だけ、紹介させていただきます。
お願いです
あなたの心だけは
流されないで
不幸の津波には
負けないで
柴田さんは92歳から詩を書き始められ、98歳で出版された 「くじけないで」 という詩集が150万部のベストセラーになっているそうです。 多くの人を言葉の力で勇気づけられています。