フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

第1回ギョーカイ論~序の巻~ここまで来たか!

2009-03-03 23:21:21 | HGK(北欧ギョーカイ総合研究所)
こちらは北欧ギョーカイ研究所、上席研究員のPです(ちなみに社員証番号は00730です)。これまで世を忍び、研究を重ねて参りましたが、ついに研究成果を発表すべき時期到来と相成りましたので、本日よりこちらのblogをお借りしてたま~に画面上プレゼンをさせていただくことになりました。よろしくお願いします。
ところで、当研究所のテーマは何かと申しますと・・・何もありません。「!」と思いついたらその場を掘り下げていくというココ掘れワンワン式となっております。あしからず。さて、今日のテーマは、「ここまで来たか!食器通販ワールド」。実はしばらく前から瞳孔を開いて動向を注視しているお店のページがあります。いやー名前も凄いですよ。何てたって社名が「○RABIAshokki.com」ですからねぇ。「ととや」と云う名の魚屋のようなものです。この名前をつけるからには・・・・初めてお名前を拝見した時から並々ならぬやる気を感じました(と同時にお客様に訴えるには"ぎりぎりな響き"作戦で行くべし、ということか?)。何でもフィンランド人バイヤー諸氏と日本人のタッグで、即時性のあるバイイング力+言葉の壁関係なし!という販売体制をしいている模様。この数年でヤクルトのカゼイシロタ菌も驚くほどのスピードで増殖した北欧食器ショップの販売ルートスタイルを考察してみると・・・
1.オーナーが買って来て自分のお店でダイレクト販売
2.現地に日本人の知り合いを常駐させて蚤の市パトロールをしてもらう
3.現地ディーラーまたは店舗と提携して仕入れ
4.現地在住者が直接日本へ発送・・・に加えて、1~4のコンビネーションタイプといろいろありますが、1から4まではどうしてもフツーに考えて「うーむ、一晩考えるか・・」(場合によっては「それはないよ」レベルも)というプライスが付くのが欠点です。ちなみにタイプ1はなぜか店名がフィン語やスウェーデン語1語であることが多く(あいさつや買物に関する単語)、2・3・4は北欧というキーワードには縛られない個性的な店名であることが多い・・という傾向が見られます。で!このととやという魚屋、いやあRABIAshokkiというアラビア食器店さんはどうかというと・・・なんと!私の知る限りではかなり現地価格に近い線で出しています。Valenciaのコーヒーカップを例にとってみれば、皆さんご存知の名店"古くて美しい"あのお店のプライスと遜色ありません。ただし、1点注意点が・・・。"現地購入に近い価格"は良いとして、それが手元に届くには、隠れた追加コスト="輸送費"を足して検討しなくてはいけません。重量計算になりますから、沢山買えば当然重くなるわけで、万一サルパネヴァの鋳物のなべ等購入しようものなら、本体価格も顔負けの輸送費かも・・・。要念入り検証事項です。それにしても今や北欧ショップは天下分け目の戦国時代ど真ん中。うつわどもが夢の跡にならない様、何を・だれが仕入れて・どこで・どのように発送し・いくらで売っているか、つまり3W2Hについての事前調査をお忘れなきよう。ちなみに写真はARABIA ARCTICAのプレート25段飾り(お雛様がないので仕方なくプレートでも段にしてみます)。バナナのように投売りされていた時代もあったのが・・嘘のようです。

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