申し訳ありますが、僕は、えこひいきします！

僕は、あろうことに、商売人としてあるまじき、えこひいきを平気でします。
申し訳ありますが、僕は、えこひいきをします！
ごめんなさいもいいません。嫌いな人には、嫌いな態度で接客しますし、
好きな人には、過剰なサービスまでしてしまいます。
みんな、平等！お客様は、神様！なんぞと露とも思っていません。
それで、イイと思っています。最低ッ！と、思った人は、どうぞ、ご遠慮くださいね。
だって、嫌いな人に限ってダサくて格好悪くて情けなくて、哀しい思いをさせる
から・・。それが、僕は、嫌だから・・・。
だから、僕は、差別します。僕は、差別がいけないことと習いました。
差別をしてはいけないと先生に習いました。でも、その先生は、明らかに差別をしていました。僕を・・・。
だから、僕は、差別をします。これが、連鎖というものです。
でも、僕の差別基準は、あの人とは違っています。
ダサいかカッコイイかだけです。それは、僕が決めることです。
どんなにボロボロに酔ってもカッコイイ人もいます。
全然酔ってなくてもダサい人もいます。
では、僕は、僕の好きな人だけしか大事にしないのかと問われれば、「そうです！」と答えます。
「その通りです！そうなんですよ！」と。
「余裕あっていいよねっ！」と、嫌味で言われてたら、こう言い返します。
「余裕あったら店を潰してますね・・。」と。当たり前のようにね。
余裕がないから、店を護るために、懸命に戦うんじゃないの！？と。
政治家だろうが、どっかの偉い人だろうが、僕には、ただの一人の「間の人」です。
むしろ、そんな「間の人」にＳになる自分もいて、どうしても差別してしまいます。
万が一、ブッシュさんが来てくれたら、喜んで馬ン辛鍋ラーメンを強制的に作り、黙って、風間スペシャルの数百倍にして、馬出汁にペルシャ湾に浮かんだどす黒い原油を背脂風に浮かべて、おまけに鯨のベーコンをチャーシューの代わりにのせ、
万札を折って作ったメンマをトッピングして、ストレートに万札を海苔のように
添えて、煮卵に火薬を仕込んで、日の丸を花丸にした旗を立ててお出しするでしょう。

そうです。僕は、とんでもない、商売人のはしくれにもなれない奴なんです。
おまけに、何の得にもならないことに心血を注いでいる大馬鹿者なんです。
でも、仕方ありません。それが、僕だからです。

それも、これも、僕の今生は、今回限りだからね”！

蹴飛ばし屋の馬スターを名乗る青ガキより愛を込めて・・・