人はオギャーと生まれた時から老化が始まっているということを聞いたことがある。
生き物はすべてのものがそれに当てはまる。
人間も例外ではない。
しかし、二十歳(はたち)ぐらいまでは、成長の過程で、老化などと言う言葉は当てはまらないではないのか、とも思ったりする。
しかし、肉体は確実に老化してゆくのである。
いやいや、老化というよりも進化する、と言った方が適切なのかも知れないなぁ~。。。
精神的には「社会」という荒波の中でもっともっと進化する。。。
・・・というよりも丸くなると言った方が適切なのかも知れない。
丸くなる・・・これって老化だよね(笑)
尖っていたものが、年を重ねるにつれて、角が取れていくのだ。
私は、逆に「金平糖」のように成長してゆくのではないかとも思っている。
『個性』という「成長」の証しなのである。。。
しかし、肉体は別だ。
ん~~ん、35歳辺りからいうことが効かなくなってくる。
運動能力もそれに比例する。
そして5歳年を経るごとに、がくん、がくん、というように運動能力が落ちてくる、なにもしないでいると・・・。
そして、それに反比例するように肉体も新陳代謝が衰えてきて、贅肉という、忌まわしいお肉が身体の周囲についてくる。
特に腹部だ。腹筋を鍛えていようといまいと、少しづつ脂肪という名の悪魔が押し寄せてくる。
まあ、これも腹部の内臓系を護る上では必要なことなのであるが・・・。
そして、極めつけは50代。。。
ここまで年齢を重ねると、男性は腰パン、女性はポッコリお腹に、いやでも好き嫌いに関わらずなってくる。
これも顕著な老化のひとつなのであろうね。。。
しかし、誰が決めたのかは知らないが・・・ある年になると、その呼び方が、如何にもといった具合で心を打ち砕かれるかのような呼称にかわってくる。
しかし、人それぞれで、考え方の違いで、その後の人生が変貌してくる、というよりも木の持ち方に差がついてくるのではないか。
それも仕方のないことであろう。。。
今ではその呼称も「シニア」という呼び方に配慮されている。。。
まだまだ、これからと考えている人もいれば、これからが第2の人生だ、などと考える人もいよう。
シニア世代は悪い事ばかりではない。
映画はシニア料金で半額に近い。
床屋さんもシニア料金だ。
外国では、年を重ねただけ、尊敬され、大切にされる。
わが国ではそういう見方がまだまだだと思うが、往々にして、「早く枯れてください」と言わんばかりのような風潮がある。
ある学者の見方によると、今は昔と比べて10年は若い、などと言っている。。。
冗談ぽいだ。。。
確実に肉体は昔と同じように滅んでいるのなんだと感じる。
しかし・・・これからは気の持ちよう。。。
まだまだ、自分の人生はこれからだ、と考えれば健康なうちは精神がカバーしてくれる。。。
気の持ちようだ。。。壮年と呼ばれれば嬉しいが、お年寄りと呼ばれたくはない。
人生これからなのである。。。
誰でもが老化するのは当たり前。。。早く枯れてくださいなどとはもってのほかなのだ。
人生経験という武器が、お年を召した方々にはある。
それが活用されるか、されないかはその人次第。。。
楽しい一生にしたいものだ。
私は、長生きはしたくはない。
健康寿命の中で人の為に、家族のために生きられれば、それで充分であると思っている。