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星空Diary

趣味として星空を楽しんでいます。掲載した画像は何度でも再処理してアップします。このため、時々、季節感がなくなります。

カシオペア座の散開星団シリーズ NGC457 NGC436

2017年01月05日 21時44分45秒 | カシオペア座

 

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 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 あっという間に2016年が過ぎ去り、2017年もはや5日も経過してしまいました。年が明けてからは天候も安定していて、今日は久々に星空になっているのですが、氷点下15°の気温 and 風邪気味 ということで残念ながら撮影はパスです。

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 今回の対象のNGC457、大きな画像で見ているともっと華やいだ雰囲気を持っている散開星団なんですが、ブログ用に画像を小さくするとジミーになってしまいました。右上の散開星団NGC436も星団??という感じになってしまって、もう少し雰囲気を出したいですね。散開星団の中には”本当に星団?”という対象も数多くありますから。

 ステラナビで数えてみると、12等級以上の散開星団がカシオペア座には24個ありました。これまでに撮ったカシオペア座の散開星団が7対象、まだまだ17対象も未撮影です。

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【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 60sec×18枚コンポジット

 rap2フラット補正、フォトショップ現像、ステライメージ調整

 


【おうし座】 M45 青の星団を見ながら今年を振り返ってみると

2016年12月29日 21時08分02秒 | 機材

 

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 平成28年も残すところあと2日となってしまいました。今年撮った対象を再確認してみますと、全部で70対象(重複含む)撮影していました。

 春先にD610(ノーマル)からEOS 6D(改造)にデジカメを変更して臨んだこともあり、期待に胸を膨らませてワクワクしながら撮っていたのですが、どうにも画質が悪くて、原因不明のカブリも重なって、困り果てていました。

 R200SSの光軸調整をしっかりやって、ドロチューブから迷光をビニールテープで防ぎ、フラットは毎回撮影などと対策を施した結果、夏から秋の画像は見違えるようになりましたね。

 快調に撮影を行っていたのですが、9/26から2ヶ月以上、天候不良で撮影できず、12/3に奇跡的に晴れて、オールナイトでようやく15対象撮影できましたが、HEUIBフィルターの付け忘れとドロチューブからの迷光復活で画像処理に苦戦している最中です。

 こんな感じの1年でしたが、去年よりは納得できる作品も多くあり、全体的には満足できる1年でした。

 また、12/3の15対象はまだ4対象しか画像処理していませんので、冬場の撮影できない期間の楽しみにとってあります。ゆっくりと画像処理していきます。

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 【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸(奇跡的に昼夜 晴れ) 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 70sec×23枚コンポジット

 rap2フラット補正、フォトショップ現像、ステライメージ調整、シルキーピックス調整

 

 


【ぎょしゃ座】 M38 散開星団

2016年12月25日 22時01分20秒 | ぎょしゃ座

 

 バランス良くまとまっていて美しい散開星団です。となりのIC1912もしっかりと写っていて親子散開星団のようですね。

 他の方が写した写真などを見ると、この領域にはなにやら怪しい赤い散光星雲が漂っているんですが、迷光によるカブリの問題とそれらをそれらを炙り出せるだけの技量がありませんでした。

 ぎょしゃ座には3つの散開星団、M36、M37、M38がありますが、今回、M37とM38は撮ることできました。

 

 【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸(奇跡的に昼夜 晴れ) 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 70sec×30枚コンポジット

 rap2フラット補正、シルキーピックス現像、ステライメージ調整




【かに座】 M44 プレセペ星団

2016年12月18日 16時25分39秒 | かに座

 

 プレセペ星団、小さい頃に名前だけは聞いたことがあったのですが、どのような星団だったか記憶にはないです。こうして写真に撮ってみると、青い星が多いのですが、中には赤い星や白い星も見えますね。全部で577個の星で構成されているそうです。

 秋から冬に移り変わる時期、そんな季節的なフィーリングを感じる星団ですね。

 

 【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸(奇跡的に昼夜 晴れ) 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 60sec×16枚コンポジット

 rap2フラット補正、シルキーピックス現像、ステライメージ調整

 

 


【双子座】 IC443 クラゲ星雲

2016年12月13日 22時23分48秒 | りゅう座

 

 もう少しクラゲ星雲を明瞭に出したかったのですが、この日は一晩で15タイトル、大急ぎで撮ったものですから明らかに露光不足です。なんとなく・・・クラゲ? という感じですね。

 

 【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸(奇跡的に昼夜 晴れ) 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 80sec×13枚コンポジット

 rap2フラット補正、シルキーピックス現像、ステライメージ調整


 


カシオペア座の散開星団 4タイトル

2016年12月04日 13時36分35秒 | カシオペア座

 

 カシオペア座の散開星団をすべて撮ってみたいなどどとブログでつぶやいたことがありましたが、数が多くて一晩では撮りきれません。そこでいくつか一緒に写るようにと、ステラショットでこの領域を選びました。

 それにしてもカシオペア、ケフェウス、ペルセウス、ぎょしゃ・・・、ステラショットで見ていると、この付近は散開星団が多いですね。

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 9月下旬に3日連続快晴の日がありまして、そこで9タイトルほど撮ったのですが・・・・。

 そこで天体運を使い果たしてしまったのか、長いトンネルの中に入ってしまいして、雨・雪・曇り・日中晴れという日が2ヶ月、気づくと12月、来年の春までもうダメだなぁとあきらめていたところ、新月期、夜、快晴という日が奇跡的に巡ってきまして、夜を徹して15タイトル撮りました。

 冬はほとんど撮ることができないという強迫観念があり、数を確保したくてISO感度を3200まで上げて短時間露出を心がけたせいか画像がやや荒れ気味です。


 【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸(奇跡的に昼夜 晴れ) 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 60sec×16枚コンポジット

 rap2フラット補正、シルキーピックス現像、ステライメージ調整


 

 

 

 


【カシオペア座】 M52とNGC7635 ペアー

2016年11月17日 21時25分31秒 | カシオペア座

 

 こうして写真を見ていると、バブル星雲の方が目立っているように思うのですが、中央やや上の散開星団のメシエカタログ番号M52が付けられていて、赤いバブル星雲の方はニュージェネラルカタログ(NGC7635)です。本来、どちらが上というわけでもないのですが、メシエカタログに載っている方が格上のような、自然にそう感じてしまいますね。天体愛好家の習性のようなものです。

 それにしてもきれいにまん丸ですね。バブル星雲。

 

 


【はくちょう座】 サドル 冬期休眠状態になってきました

2016年11月01日 20時18分43秒 | はくちょう座

 

 北海道は冬型の気圧配置継続中です。この冬型の気圧配置、太平洋・オホーツク海側は快晴、日本海側は吹雪という気圧配置です。日本海側に住んでいる私は中々晴れた夜空に巡り会わないという季節です。まぁ、毎年のことなので、冬期休眠、これまでに撮影した画像の再処理や写真集の作成を行おうと思っています。

 はくちょう座のサドル付近、この領域は画像処理していて楽しいですね。そのたびに新たな発見があります。

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 去年撮った画像も再処理してみたのですが、再処理しても画質や表現の向上がほとんど無い。フラットが合っていないことが原因です。フラットの使い回しに問題がありました。

 今年、8月からは撮影のたびに光軸調整、フラット撮影、ダーク撮影をしています。フラットが合っている画像と合っていない画像、画像処理の幅が驚くほど違います。反射望遠鏡にめんどくさいは禁物です。

 


【アンドロメダ座】 M31 大星雲ですね

2016年10月23日 16時41分07秒 | アンドロメダ座

 

 小さい頃からM31の写真は何回も見てきているのですが、去年から自分でも撮ってみて、つくづくカッコいい星雲だなぁと思います。

 まぁ、系外銀河の中では最も近い銀河なのですが、それにしても230万光年も離れているのに、夜空では満月よりも5倍も大きく見えるのですから、実物はどれだけ大きいんだぁ!という話ですよね。

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 8月に撮ったM31、前回は9月11日にアップしたのですが、中央部の明るい部分と周辺部の淡い部分の雰囲気がイマイチ、画像もちょっと硬めに感じていたので再処理対象に。

 どちらかというと少し柔らかめで、星の色がきれいに出ているスッキリとした星雲写真を目指しているのですが、う~~ん、なんとなく周辺部が雲のようにのっぺりとなってしまいました。

 おそらく、また、再処理するだろうなぁ。 

 

 


【カシオペア座】 美しい散開星団 NGC457とNGC436

2016年10月21日 20時51分14秒 | カシオペア座

 

 本州の方は季節外れの暑い日が続いているようですが、北海道は雪がパラパラと降ってくるような寒い日が続いています。また、冬期休眠状態に入る日が近づいてきていますね。

 できれば、カシオペア座、ケフェウス座、ペルセウス座、牡牛座などの散開星団を数多く撮っておいて、冬期休眠状態の時に画像処理などをしたいのですが・・・・・、って、まるで、冬眠前のリス状態です。

 写真は、カシオペア座のNGC457(写真中央やや右)とNGC436(写真左やや下)のペア、星色がきれいな散開星団です。カシオペア座には散開星団が20以上あります。ISO3200 60sec 6枚くらいでもきれいに星色を出すことができますから、新月期ならば3時間くらいですべて撮影することが可能なのですが・・・・、冬期休眠前にやってみたいですね。


【データ】

 ステラショットでオートガイド

 ISO3200 60sec×20枚

 シルキーピックスでRAW現像

 ステライメージ7でコンポジット・カラーバランス調整・レベル補正・カブリ補正

 シルキーピックスで微妙な画質調整



 

 


【はくちょう座】 まゆ星雲

2016年10月16日 17時35分54秒 | りゅう座

 

 写真下から伸びる暗黒帯を通ってまゆ星雲に到達する。そんなイメージの領域ですね。この写真では赤い星雲しか写っていないですが、まゆ星雲の周辺には分子雲が広がっていて、複雑な構造を持っているようです。

 いつの日か、さらに高性能な望遠鏡とカメラが入手できたあかつきには、それらの分子雲も狙ってみたいと思っています。

 

 


【カシオペア座】 ♥ IC1805

2016年10月13日 20時52分32秒 | カシオペア座

 

  ハート星雲という名前は知っていたのですが、本当に ラブ♥ラブ♥ の形をしていますね。この近くには胎児星雲というのもありまして、何やら意味深な領域です。

 この付近には薄ーく赤い星雲が広がっていて、露出時間を長く撮るとそれらも浮かび上がってくるのですが、ISO3200 120sec 27枚(総露出時間54分)では、そこまではたどり着けなかったですね。


 


【カシオペア座】 9200光年彼方のパックマン

2016年10月10日 14時25分51秒 | カシオペア座

 

 

  北極星を探す方法その2、「W型をしたカシオペア座の両外側の線の延長交点と真ん中の星(ツィー)を結んだ線を延長しなさい。そうすると北極星に行き着きます。」小学校の時、そう教えられた記憶がありますが、パックマン星雲の場合は、北極星とツィーを結んだ線を延長しなさい。そうするとほどなくパックマン星雲があります。とこんな感じになるのですが、明るさが9等であるため、肉眼で確認することは不可能です・・・・。

 ゲーム機が流行りだした頃のキャラクター「パックマン」に似ているためパックマン星雲と呼ばれているわけですが、NGC281というカタログナンバーを持つ立派な散光星雲です。距離は9200光年程度とされていますが、・・・・・ずいぶん遠いところにあるんですねぇ。口の部分では新しい星が生まれてきているようで、まぁ、星のゆりかごのような星雲のようです。

 今回の撮影ではISO3200、120秒露出、20枚コンポジットにしたのですが・・・、写真写りは悪い方ではないと思いますが・・・、ちょっと甘く見てしまい、結果、露出不足で星雲の細かなディティールを写し込むまで至りませんでした。露出オーバーで色が飛んでしまうのも都合が悪いですが、露出不足も物足りなさが残る写真になってしまいます。雪が降るまでにもう1回くらいパックマン星雲を撮ることと、この付近の散開星団をすべて撮ってみたいと思っているのですが、天体写真は天気しだいですからねぇ。

 


【ペルセウス座】 h-χ(エイチ カイ)

2016年10月09日 15時36分39秒 | ペルセウス座

 

 秋から冬にかけて北東方向から天ノ川の中を天頂付近に昇っていくペルセウス座、天ノ川の中に位置しているため散開星団がとても多い領域ですね。ブログなどで散開星団を撮っている人はあまりいないのですが、けっこう好きですね。

 同じような大きさでよく似た散開星団が二つ揃って誕生したのか不思議だなぁと思います。某Wikiによると太陽が誕生してから40億年と言われていますが、この二重星団は誕生してから1,400万年と考えられています。ずいぶん若い星団ですが、星団のなかの星の色を見ると赤っぽい星も多く含まれていて、急速に赤色巨星化している星もあるようですね。

 まぁ、星団の誕生過程など難しいことはよくわからないのですが、 星写真を撮っている者からすると、M31やM33などと同じように秋の風物詩、ありがたい存在ですね。

 

 ISO3200 60秒露出で22枚撮ったのですが、散開星団の場合、もう少し少ない枚数でも出来はそれほど変わらないようです。カシオペア座、ペルセウス座、ケフェウス座、ぎょしゃ座には散開星団が沢山ありますので、少ない枚数で数多く撮りたいのですね。・・・・って、赤道儀のRS-232Cケーブル断線注文中です。


 


【はくちょう座】 NGC6992 数光年の煙

2016年10月07日 20時59分31秒 | はくちょう座

 

 

 今年の6月に撮ったNGC6992、この写真を撮った時には、まだはくちょう座が昇ってきたばかりの状態だったのに、今は天頂を通り過ぎて西の方へ行ってしまいました。ちょっと前に撮ったような気がするのですが・・・・、月日が経つのは早い。

 この写真は、一度、画像処理してブログに載せているのですが、最近、画像処理の方法を変えて赤い星雲がより明瞭に出てくるようになったものですから、面白くなって色々な対象を再処理しています。NGC6992も赤と青の煙が螺旋状に絡み合っている様子が明瞭になりました。

 それにしても優雅に伸びた壮大な煙ですね。数光年の煙ですから。