朔のつれづれ

つれづれに書き散らしております。

それが大事。

2005-11-16 01:10:55 | Weblog
本日の塾での講義内容は「代名詞の目的格と所有代名詞」。火曜日は中学一年生の英語&国語の受け持ちです。

代名詞といえば、誰もが暗唱したでしょう。懐かしい「あい・まい・みー・まいん」。暗唱して書けるようになるのは簡単なんですが、実際の文のなかで、文法的にどこでどれを使えば良いのかは、なかなか慣れるまでは難しいようで、生徒達一同、苦戦の真っ最中。

とにかく沢山の例文をやって感覚を掴むのが一番なので、鬼のように大量にプリントを配り(汗)、「来週答え合わせするからね!!!」とはっぱかけたのが先週のこと。

そして今日。思ったとおり、二人の子は欠席。辛い宿題を出すと翌週大抵休むのはこの二人。ホントはそのコ達にこそ、やって欲しい宿題だったのに。。。
問題のある子をやる気にさせるのも教師の力量。私にはそれがまだまだ不足しているなぁ・・・・。理解が遅れて、ついていけず宿題も思うように出来ずにまた休むの悪循環。気持ちは分かってあげられるけど、その甘えは全部許す事はできない。
どうしたらいいものか。はぁ。

対照的に、先週風邪で欠席した一人の子は、友達からプリントを渡して貰ってきちんと今日やってきていた。授業に出ていなかった為、全然分からなかったらしいが、それでも、最後まで目を通して分かる範囲の限り書いてきていた。答え合わせも「全然分からない」と素直に答え、熱心に説明を聞く。

二限は国語なのだが、例の欠席の二人とこの子しか受講していない為、今日はこの子一人。なので、本人が「英語プリント全然分からなかったので、今日の国語はこのプリント教えて!」と申し出てきた。

これには心底、感心しました。

国語が一人の時は、ワークをだらだらとくことになってしまうので、とても楽なのです。しかし、この子はあえて、進んで嫌なプリントの補習を申し出てきた!
その意欲も勿論ですが、積極性に感じ入りました。
私は学生時代、そういうことが出来ない性分で、先生には質問出来ずに、家に帰って一人で必死で調べて勉強して追いつくタイプだったので。。。(汗)
小心者で、しかもプライドが高かったのですよ。恥ずかしながら。。

分からない、ということが、すごく嫌で恥ずかしかった。
そのプライドが邪魔をして、吸収出来ることも吸収出来ずにやり過ごして来てしまったことも数多くあると思う。とてもモッタイナイ。

だから、分からないことを素直にさらけだして、がむしゃらに飛び込んでくる姿を見て、「あぁ、これが大事なんだな」と改めて思ってしまいました。