臍帯血バンク・シービーシーの犯罪履歴

臍帯血バンク・シービーシーの未公開株詐欺・振り込め詐欺の被害者さま臍帯血保管された皆さまへ

さい帯血バンクは詐欺のビジネス2

2017-03-19 12:49:51 | 日記

甲第20号証
陳述書
平成27年4月23日
全11ページ


東京地方裁判所民事部44部いB係
住所 東京都世田谷区成城4-33-6-213
氏名 窪田好宏 印




第1 はじめに
 私は、医療用機械器具の販売等を目的としている株式会社
フューチャー イング・ゲート・クボタ(以下「当社」といいます。甲1)
の代表取締役をしている者です。
 当社では、出版広告事業などを行っていますが、医療関係のコンサルタント
の仕事もしております。
 今回、その関係で関わった事業に関して、被告である出口*(以下「出口氏」といいます)
から、ファックスや電話による業務妨害及びインターネット上での激しい誹謗中傷
を受け、その結果、業務にも多大な支障が出るに至っておりますので、
これまでの経緯と、当社及び私の受けた損害についてご説明させていただきます。


第2 株式会社シービーシーとの関わりについて
1 
株式会社シービーシー(以下「株CBC」といいます)は民間で臍帯血バンク
の営業窓口をしている会社でした。

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平成22年頃、私が医療関係のコンサルタントの仕事をしている中で、私の
知り合いから、(株)CBCのことを紹介され、この会社が顧客を広げたいので
力になってもらえないかという話がありました。

2 
私は、(株)CBCの代表取締役である宍戸良元氏の息子で、同社の役員
でもある宍戸大介氏と、同社の古屋敷氏と、新横浜でお会いして話をしました。
そこで同氏らからは、臍帯血事業は子どもの命に関わることなので社会的に
意義のあること、同社の売上や保管数等を説明され、将来性のある会社だと
思いました。
そのようなことから、当社でも、(株)CBCを応援していきたいと考えて、
平成22年7月22日、(株)CBCと代理店契約を締結しました(甲4)


当社では、社会的意義のある臍帯血保管事業を大きく展開すべきだと
考え、全国に代理店を募集する事にしました。
まず全国に400店ほどの代理店惘を展開し、最終的には800店ほどの
代理店惘を構築したいと考えて積極的な営業活動を行いましたが、その中で
(株)CBCの対応が遅い、連絡がつかないなどの苦情が代理店やお客様から
寄せられるようになりました。
宍戸大介に原因を聞いたところ、同社は当初聞いていたような会社規模ではなく、
人員の不足から業務が滞っている事が判明しました。
そこで、当社としては、営業活動を円滑にし、お客様に(株)CBCと関係した
業務を行っていることをわかって頂きやすくするため、社名にCBCを入れた
(株)CBCサポートという会社を平成23年7月に新たに設立し、宍戸大介氏
には責任を持って業務を進めてもらうため取締役になってもらいました。
(株)CBCサポートは私の個人会社であり、資本的にも(株)CBCとは
一切関係ありません。


その後、当社は、臍帯血保管事業の代理店を全国に展開できるように
営業活動を積極的に行いました。
番組を作成して、テレビ局でそれを流してもらうよ

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うなメディア展開も行い、実際、千葉テレビで平成23年12月2日から
同月23日にわたって番組を放映した実績もあります。



第3 出口氏の動きについて


平成23年12月初旬頃、出口*という人物が、当社に突然ファックスを
送付してきました。
その内容は、(株)CBCが株式の上場を予定しているということで、その未公開株を
株式会社エコプランニング(以下「(株)エコプランニング)といいます。甲5
などの会社が委託販売し、自分もその未公開株を購入した、(株)CBCと
(株)エコプランニングは共謀して出資金詐欺を働いている、というような
ものでした。
私は、寝耳に水の話で驚き、社員加藤康夫(以下「加藤」といいます)に出口氏と
電話で話させ、証拠があるなら送るようにと言うと、出口氏は、
厚さ3センチメートル位の大量の資料を送りつけてきて、その中にはいろいろな
書面と、出口氏と宍戸親子との会話を録音したテープなどが入っていました。


私は、加藤と協議し、出口氏への対応について見当しました。
私どもにとっては、出口氏の主張の審議を確かめようがありませんでしたが、
宍戸大介氏に連絡をとり、出口氏の主張を伝えて、その真偽について
問いただすと、宍戸大介氏は、出口氏とは
連絡をとって誠実に対応しているとという回答でしたので、当社としては
出口氏とは慎重に対応していこうと考え、加藤が窓口となって
対応していました。


出口氏は(株)CBCや(株)エコプランニングとの交渉が思うように進まないらしく、
徐々に、当社に対して、電話やファックスを頻繁にして当社の対応を非難する
ようになってきました。
平成24年3月頃から、出口氏は、臍帯血保管事業の代理店や、保管契約を
勧誘するリーフレットを無償で置かせてもらっていた店舗に対して
(当時、(株)CBCサポートのホームページには、全ての代理店やリーフレット
設置店の住所等のリスト

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を掲載していました)、一斉に、(株)CBCが出資金詐欺集団であるという
文章をファックスで送信し始めました。




第4 (株)CBCの実質的な破綻とその後の出口氏の動き


平成24年3月に(株)CBCの代表取締役の宍戸良元氏が病死した後、
当社は、平成24年4月11日頃、(株)CBCの衛生検査所登録が休止した
ということを知りました。
衛生検査所登録を休止しても外部からの検査受託ができなくなるだけで、
臍帯血保管事業に必要な検査は従前と変わりなく実施できますので、
特に支障はありません。
ただHPのメイン画面上に衛生検査所のことを表示していまいたので、
私は、すぐに宍戸大介氏に事実関係を確認したうえ、
加藤に命じてHPのメイン画面上から衛生検査所の記載を削除しました。
ブログなどに書き込まれていた衛生検査所に関する記載なども、確認次第、
随時削除しました。
また、新しいリーフレットの作成と旧リーフレットの回収をするように
指示しました。
さらに同年6月には、(株)CBCの取締役の宍戸大介氏も病死しました。
(株)CBCは、元々社員も少なく、会社の態勢もしっかりしていなかったため、
その活動の中心だった宍戸親子が死亡したことにより、その経営・運営が
完全に行き詰まり、実質的に破綻状態となりました。
(株)CBCが破綻してしまうと、臍帯血保管契約をしていた契約者の
契約通りの保管
(10年から20年の保管)
ができなくなるため、当社としては、代理店や契約者に対する
道義的責任もありますので、当時の指導監督医で、
医療法人 常磐会ときわ病院の院長である中川泰一医師に依頼し
臍帯血の保管の継続をお願いしました。
そうしたところ、同法人が平成平成24年7月4日、
株式会社ときわメディツクス(甲10)を設立したうえ、新たな技師を
雇用するなどして、保管していた臍帯血の維持管理にあたってくれました。



このように(株)CBCが実質的に無くなってしまったため、それ以降、出口氏
の行動は急激にエスカレートし、

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もっぱら当社や私自信に対して矛先を
向けるようになり、当社や私自身が詐欺を働いているという内容の
文章を、全国の代理店やリーフレット設置店に対してファックスするように
なりました(甲6の1ないし3)
また、出口氏から、毎日、朝から夕方まで、ひっきりなしに当社の営業の
ための電話番号に電話がかかってくるようになり、
「おまえらみたいな会社はぶっつぶしてやる」
などと再三罵倒を受けました。
当社の女性スタッフは出口氏との電話のために精神的苦痛を
訴え、会社を欠勤するに至りました。


当社では、加藤に代わって、(株)CBCサポートの2期目の代表取締役になった
竹永幸弘(以下「竹永)といいます)
が出口氏と応対するようにしました。
出口氏の態度は相変わらずであり、ホームページ等の情報を見て、
竹永の娘さんが石川県にいることを知ったようで、電話のやり取りの中で、
「あんたの娘は石川県にいるよね」
などと、いつでも会いに行けるんだぞと言わんばかりの脅しを
かけてきたこともありました。
出口氏の電話はあまりにも頻繁であり、ときには1日に100回近くにも
上るほどで、営業活動に重大な支障が生じましたので、たまりかねて、
平成24年6月頃、当社の営業用電話を携帯に転送できるようにし、
その携帯電話を持って、私と竹永が世田谷警察署を訪れて相談しました。
その相談の間、転送用の携帯電話には出口氏からの電話が
ひっきりなしにかかってくる状態で、担当の廣木恵治に、
その電話に出てもらって出口氏と直接話をしてもらいました。
その後、電話は一時おさまりましたが、少し時間が経つと、以前と同じ
ように、また頻繁に電話がかかってくるようになりました。
そこで、再度廣木刑事から電話で話してもらい、以後、当社に電話を
しないように約束させるとともに、石川県警から出口氏宅に出向いてもらい、
当社への嫌がらせに対し注意してもらいました。

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すると、出口氏は、今度は、同月頃から、インターネットに書き込みを
するようになりました。
すなわち、出口氏は、(株)CBCサポートの取締役に
(株)CBCの取締役である宍戸大介が就任していたとか、(株)CBCサポートの
本店所在地が当社の事務所所在地と同一であるとかというようなことを
あげつらって、インターネット上の
「したらば掲示板」
(甲7の1ないし3、甲14の1ないし3)や「爆サイ.com北海道版」
(甲8)等の掲示板、「あぐら物語日記」(甲13)等の多数のボログの
コメント欄などに、当社と私が(株)CBCの出資金詐欺に加担していたとか
私が詐欺集団のトップであるかのような、全く事実無根の悪質な書き込みを
するようになりました。
また、出口氏は、(株)CBCの「未公開株詐欺」に関する書き込みではなく、
これとは全く別の「臍帯血保管事業」に関する書き込みも行っていました。
これは、(株)CBCから出資金の回収交渉がうまくいかなかった出口氏が、
当社から出資金の回収をする手段として、(株)CBCと当社の
双方に関係のある臍帯血保管事業を取り上げたのだと思います。
そして、出口氏の書き込みは、様々なサイトにおいて執拗に繰り返され、
膨大な範囲に拡散しており、出口氏の行為がその元になっている
ことは間違いありません。
出口氏の行為は日に日にエスカレートするばかりで、現在でも
「vssaitaiketusblog」と題するブログ
(http://vssaitaiketu.hatenadaiary.jp)において、
「詐欺目的の為に設立したカイシャ未公開株詐欺を繰り返した突如消えた
 民間臍帯血バンクシービーシー「CBC」「常磐会」「FGK」組織で
「CBC」が健全に存在しているかのように見せかけてていた」
などというような書き込みを執拗に繰り返し、当社及び私に対する名誉毀損行為
を継続して行っております(甲12の一及び2)。
これらの出口氏の行為により、当社の社会的信用は完全に失墜させられ、私

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自身の社会的評価も著しく低下させられております。


第5 当社及び私の損害について
1 当社の損害
(1)
当社や(株)CBCサポートの臍帯血に関するビジネスモデルは、

まず全国でビジネス展開に協力してくれる代理店を募って代理店惘
を構築の上、

各代理店が妊婦や育児に関して意識の高い人の集まる場所に
リーフレットを設置するなどし、

そのリーフレットを見た方からの問い合わせを受け、

当社から技術的な説明を行って保管契約につなげ、

契約者の臍帯血を保管センターまで搬送するというものですが、
出口氏が代理店やリーフレット設置店へのファックスや電話による
妨害行為を行った結果、設置を取りやめる店舗や、活動を停止して
しまう代理店が各地に多発し、代理店惘が機能しなくなりました。
また、インターネットの場合には、このようにブログのコメント欄や
掲示板にかきこまれますと、代理店や臍帯血を保管しようとする
お客様、名刺交換をした方等が、googleやyahoo
などの検索サイトにおいて、当社名(FGK)や私の名前
(窪田好宏)等で検索しますと、該当する掲示板などに容易に
たどり着けるようになります。
その結果、当社や(株)CBCサポートの営業活動により、代理店への
応募を考えられた方や臍帯血保管契約に興味を持たれたお客様が、
私たちが詐欺に加担しているかのような書き込みを読んで契約を
取りやめたり、そもそも連絡をとろうとしなくなったりということが
続くようになりました。
本来であれば、当社には、まず上記①の際、各代理店の登録料として
最大38万円が支払われます(甲16)。
平成24年4月末日現在の代理店数が323件であり、当社としては
最終的には800件の代理店惘を構築する予定でしたが、出口氏の
各行為によりこの目標は頓挫せざるを得なくな

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り、結果として登録料も得ることができなくなりました。
また、①の契約をした代理店は、登録1年後から年3000円(税別)
の更新料が必要(甲16)ですので、そのまま継続されていれば
3000円×323件の更新料が当社に支払われる予定でした。
さらに、上記④の際には成約1件につき手数料を含め概ね
12万5000円の報酬が支払われるはずでしたが、平成23年12月から
平成24年4月頃までの合計契約件数が78件、月平均15、6件であった
ところ、出口氏のファックス送信や書き込みによる影響が現れ始めた
同年5月から平成25年11月までの19か月間の合計契約件数はわずか
83件、月平均4.3件にとどまってしまいました。
このため、19か月あれば、15.6×19=296、4件は獲得できた
はずであり、これを先ほどの成約1件の報酬額で計算すると。
(296、4ー83)×12万5000円=2667万5000円の減収となってしまい
ました。
以上の事情から、当社は、代理店に関する営業活動が全くできなくなり、収益
をあげることができなくなった結果、当社の主要な事業の1つであったこの分野の
営業利益が大きく落ち込み、多大な損害が出たため、平成25年11月末をもって、
やむなく際帯血保管事業を株式会社ときわメディックスに移譲せざるを
得なくなってしまいました(甲17、18)。
このため、今後発生することが想定されていた代理店登録料や更新料、
報酬などが入らなくなってしまったのであり、将来のうべかりし
利益に関する損害も相当額に上ります。

(2)
また、出口氏が、当社に一日に何十回にもわたって恫喝する電話を
かけてきたため、上記のとおり、当社の女性従業員も電話が鳴るたびに
精神的な負担を受け、多大な苦痛を蒙り、その結果、当社の営業は
著しく害されました。

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(3)
その上、出口氏のインターネット上の書き込み行為により、当社としての
インターネットを通じての営業や交流活動を行うことや、私の名前や
会社名の入った名刺を配って営業活動したり人脈を広げる活動を
することが事実上不可能な状態となりました。
それによって、当社の経済活動は著しく阻害され、多くの契約機会が
失われたことは間違いありません。
そのほか、出口氏の書き込みを削除するため、専門家への多額の依頼料
(約200万円)がかかるなど、二次被害も重大なものとなっております
(甲19の1及び2)

(4)
そして、何より当社の社会的信用は完全に失墜させられてしまっており、
臍帯血保管事業から撤退した現在においても新規事業を行うことすら
大きく制限され、円滑な経済活動を行うことができない状況が
続いております。
例えば、当社の本社を移転するために、移転先を探したところ、
不動産会社からネットの記載を理由に審査を落とされ、事実上、事務所
を移転することすらできなくなっております。

2 私の損害
私自身も、当社の代表者としても私個人としても、
信用及び名誉を著しく毀損されました。
私は、個人でいくつかの事業をやっておりますが、ネットの書き込み
を理由に出店を拒否されることすらありました。
例えば、私は、独自のブランドを立ち上げ、
ブレスレットや財布を販売しようとして、商品の開発・製造まで
終わっていましたが、出口氏の書き込みにより私の名前を出して
販売することができなくなり、またデパートに出店する予定であった
のが出店取りやめとなってしまいました。

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また、出口氏の行為により、インターネットを通じた交流活動を
行うことはもとより、私の名前の入った名刺を配ることも
事実上不可能となり。
名前を表にだすことすらできない状況に追い込まれました。
私は、多くの人に会い、人脈及びビジネスを拡張していくことでこれまで
事業を行い、生計を立ててくることができていました。
多くの人と会い、交流を深めていくことが私の生き甲斐でもありました。
それにもかかわらず、出口氏の書き込みを見られてしまうことを危惧し、
名刺交換を行うことや、フルネームを伝えることすらできない
状況となっているのです。
インターネット上の出口氏の書き込みが消えない限り、この状況が変わる
ことはありません。
このことは仕事に限らず、プライベートでも同じです。
私のような営業及び経営を生業とする人間にとっては、名刺交換や
名前を告げることすらできないことの
社会的な被害は計り知れません。


第6 最後に
委譲に述べたとおり、ファックスや電話による業務妨害及び
インターネットでの書き込みに起因して、当社及び私には多大な
損害が発生するに至っており、それは現在進行形でさらにその被害が
ひろがろうとしています。
ネットの世界は恐ろしいものであり、多くの利用者が検索サービスを
使って検索することによって、事実無根の書き込みを容易に読むことが
でき、そのため、当社や私が詐欺集団の一員であるかのような言説が
溢れているために、当社の信用は完全に失墜させられるに至っております。
そもいそも(株)CBCの未公開株問題にちゅいては、それがあるかどうかも
当社は全くわかりませんが、あったとしても当社が
(株)CBCとかかわるようになる以前のことでありますし、
(株)CBCと(株)CBCサポートは全く別会社ですので、
本件の書き込みが事実無根であることは明らかです。
どうか、裁判所におかれましては、当社及び私の
切実な現状を理解して頂き、

11ページ

正しい判断をしてくださるよう願うしだいです。
(11ページがなぜか見つからないが、こんな文面でした)

以上





甲 第12号証
陳述書
平成26年12月16日
大阪地方裁判所民事部 御中
大阪府大阪市大正区小林西1-1-1
株式会社 ときわメディックス  印
代表取締役 中川泰一


 私は、被告の行っているインターネット上の書き込みについて、削除や
書き込みの禁止、慰謝料の請求をしている、株式会社 ときわメディックスの
代表取締役です。
弊社では、民間臍帯血バンクとして臍帯血の個人保管を行うとともに、臍帯血
への正しい知識や理解を広める活動を行っています。
 弊社はインターネット上の掲示板などで、弊社が未公開株詐欺に加担している
とか、暴力団絡みであるといったような事実無根の書き込みによる、誹謗中傷を
受けています。
各書き込み上では、弊社の社名や所在地などが繰り返し記載されているため、
各書き込みが弊社についてのものだということはすぐに分かります。
 これらの書き込みを行う人物については、記載の時期や投稿内容などから、
被告であろうと推測ができました。
そのため、今回被告に対してこのような訴訟を提起しました。



 臍帯血とは、胎児と母体を繋ぐ胎児側の組織である へその緒 の中に含まれる
胎児血です。
臍帯血には造血幹細胞という、血液のもとになる細胞が含まれ、白血病をはじめとする
血液疾患の移植医療に利用されてきました。
また、骨・神経・筋肉等のもとになる幹細胞も含まれているため、再生医療に
利用する研究も進められています。
近年では、脳神経症障害、主に脳性麻痺や低酸素虚血性脳症、外傷性能損傷、
自閉症などの臨床研究が進められ、その効果が期待されています。
臍帯血事業とは、このような臍帯血を出産直後にへその緒から採取し、将来の
治療の必要に備えて冷凍保存するという事業です。
 そして、弊社は、もともと株式会社シービーシー(以下「CBC」といいます)
2ページ
が行っていた臍帯血の冷凍保存を、CBCの破綻の際に、利用者を救済するため
引き継ぐ形でスタートしたものです。
CBCの破綻により、CBCが保管していた臍帯血の管理者がいなくなってしまったのですが
臍帯血は液体窒素内においてマイナス196度で冷凍保存されているため、液体窒素
の供給が断たれると役2週間で溶けて治療利用が不可能な状態になってしまいます。
そうなれば、CBCの利用者に甚大な被害が生じることはもちろんですが、
臍帯血事業全体に対する信頼が失われてしまいます。
私は当時CBCにおける臍帯血保管の指導監督医をしていたので、医師としてこのような
事態を避けなくてはならないと思い、急遽弊社を設立しCBC利用者の臍帯血の冷凍保存維持
を無償で引き継ぐことにしたのです。
引き継ぐというと資産をそのまま手にいれるのではないかと思われるかも
しれませんが、利用者の保管委託料は、そのほとんどがすでにCBCに支払われて
おり、そのまま冷凍保存の維持を引き受けるということは、初期費用も何も
ない中で、液体窒素その他必要な機材等の維持費用や人件費を負担するということです。
そのため、無償というよりもむしろ赤字が拡大するものなのです。



 弊社がCBC利用者の臍帯血の冷凍保存を引き継ぐと、被告から、趣旨の不明確な
問い合わせ等がしつこく行われるようになりました。
どうやら、被告はCBCによる未公開株被害者で、詐欺と弊社の
関連を疑っているようでした。
私は、指導監督医と言っても、CBCが登録衛生検査所の認可の関係で必要となる
人員構成として配置されたにすぎなかったため、任務は検査項目・各種法規が
遵守されているか等の指導監督のみで、群馬県高崎にあるCBCの細胞保管施設
へは常駐せず、日頃は大阪の病院で医師として勤務していました。
また、CBCは、臍帯血事業自体は真面目に取り組んでいましたし、
未公開株詐欺は、CBCの代表者であった宍戸良元と宍戸大介親子が独断
かつ秘密裏に関わったもののようでした。
そのため、弊社も私個人も、未公開株詐欺については、そのよう
事実があったことさえ一切知りませんでした、弊社としましても、このような
事情を被告に説明していました。



 しかし、弊社側の説明だけでは納得いかなかったのか、被告は、インターネット
上で弊社らに対する誹謗中傷をおこなうようになりました。
被告による誹謗中傷には様々ものがありますが、多くは
① 弊社が借金のカタにCBCの臍帯血保管施設を奪いCBCを破綻させ
  詐欺被害者への返金可能性を奪った
② 弊社が暴力団と関係がある
③ 詐欺犯罪会社CBCと弊社は同一性がある、
といったようなものです。
言うまでもなく、これらは全て事実と異なります。
まず、①についてですが、
弊社がCBC利用者の臍帯血の冷凍保存をひきついだ経緯は先ほど述べたとおりです。
また、私は、CBCの取締役宍戸大介氏に頼まれCBCへ資金援助を
したことがあったのですが、この返済がなかったため、臍帯血保管施設の
設備一式を譲渡担保とする趣旨で代物返済契約を締結していました。
そのため、「借金を理由に取得した」という限りでは、正しいかもしれません。
しかし、法的にもきちんとした手続きを踏んでいますし、
援助した資金を返してもらえればいつでも設備一式をCBCに返すつもりでした。
残念ながら宍戸親子が相次いで病死してしまい、そのような機会もなくなって
しまいました。
また、保管施設の設備はCBC利用者の臍帯血の冷凍保存維持に現在利用されています、
それなのに、「借金のカタに奪った」など、まるで弊社が闇金かヤクザか何かの
ように言われてしまっては、事実とは全く異なる誤解をされてしまいます。
また、未公開株詐欺は宍戸親子が自己の保有していたCBCの株式を譲渡することで
独断で行っていたものでCBCが会社として関与したものではないので
返金すべきなのは宍戸親子ですから、そもそもCBCの財産がどうなるかは
返金状況に影響しないはずです。

②については、説明の必要すらないのではないかと感じています。
なぜこのようなことを言われなくてはならないのか理解できませんし、
全くの言いがかりに過ぎません。
弊社では、難治性疾患に苦しむ人々を1人でも多く救いたいとの思いから
日々誠実に業務にあたっていますし、事業の性質上お客様との付き合いが
長くなり信頼が不可欠の事業であるため、信頼を一発で失う、反社会的組織
との関わりなど、持つはずはありません。

③についても、先ほど述べたとおり、弊社ではCBCの設備を取得し、臍帯血保管施設
とは新たに賃貸契約を結んだうえでCBC利用者の冷凍保存を引き継いだだけなので
、同一性はありません。
また、そもそも、未公開株詐欺は宍戸親子の独断によるものなので、
CBCが詐欺犯罪会社とは言えないと思います。



臍帯血の採取は、分娩直後にしかできないため、私たちの仕事は、命の出生に
関わるものです。
また、利用者ご自身及びその子供の生命・健康を将来にわたり
守るために臍帯血を長期間にわたり託すのですから、事業を始めるにあたり、
信頼性は不可欠の要素です。
特に、臍帯血事業についての認知度はまだまだ低いため、
4ページ
どうしても誤解を受けやすく、利用者は口コミや噂などの評価にもとても
敏感です。
そのため、今回、このような書き込みを被告に行われ、売上にも影響が
生じ営業上大きな打撃を受けています。
しかし、私どもが倒産すれば、CBC破綻の時と同じように臍帯血の保管が
維持できなくなり、多くの利用者に重大な損失を生じさせるとともに、
臍帯血事業全体に対する信頼が損なわれる結果を招いてしまいます。
そのため、企業努力を重ね、どうにか耐えしのいでいり状況です。
それにもかかわらず、被告は現在もほぼ毎日被告自身のブログや被告が
他人のブログのコメント欄に書き込みを行っています、弊社の社名や
私の名前が執拗に繰り返された書き込みは、増加一途を辿り、インターネットの
検索結果の上位に被告のブログが表示されているため、日々の業務上でも、
被告による書き込みに関する利用者等から問い合わせへの対応に
追われるなどの影響が出ています。



確かに被告は詐欺被害者かもしれませんが、弊社とは全く関係ありませんし、
そのことは従前も、この訴訟を通じても、きちんと説明しています。
それにもかかわらず自分勝手な被害妄想に基づいてこのような
かきこみを続けており、とても許すことはできません。
そのため、一刻も早く書き込みを削除して欲しいですし、慰謝料を支払って
自らの行った行為の責任をとってほしいです。
また、同じような書き込みを二度と行わないでほしいです。

                       以上


甲 第13号証
陳述書
平成26年12月16日
大阪地方裁判所民事部 御中
大阪府大阪市大正区小林西1-1-1
医療法人 常磐会  印
理事長 中川博




 私は、医師であり、被告がインターネット上で誹謗中傷を行っている
医療法人 常磐会の理事長です。
また、当院と、同じく原告の株式会社ときわメディックスとはグループ関係にあり、
ときわメディックスの代表者は当院の医師であり、院長でもあります。
 当院は、一年以上にわたり、インターネット上で、被告から言われのない
誹謗中傷を受けています。
各書き込みでは、当院の名称に加え、所在地や所属する医師の名前なども記載
されているので、誰が見ても当院のことであると分かります。
実際に、多くの患者様やその家族から、この件について質問をされるなどしました。
被告は、株式会社シービーシー(以下「CBC」といいます。)の代表者である
宍戸親子による未公開株詐欺の被害者とのことですが、そもそも当院は、
未公開株詐欺はもとより、CBCとも関係ありません。
それにもかかわらず、現在でもこのような書き込みを執拗にj繰り返され、
本当に迷惑しています。



被告は、掲示板やツイッター、ブログなどで、当院が未公開株詐欺に関係
していることを前提に実体の説明を求めたり、当院がCBCを破綻させる条件で
お金を貸して借金のカタにCBCの臍帯血保管設備を奪ったとか、当院が
暴力団やヤクザなどの反社会的組織と関係しているなどといった書き込みを
しています。
 しかし、当院とCBCの関係は、単に、当院の医師である中川泰一がCBCの
行う臍帯血保管事業に関し個人的に指導監督医を勤めていたというだけであり、
それ以上の関係はありません。
中川泰一は1人の医師として、臍帯血を利用した再生医療の可能性に期待して
いたため指導監督医の役を引き受けたのであり、当院の方針として臍帯血事業に
取り組んでいた訳ではありません。
さらに、人々の健康と命を預かる医療従事者である当院が、反社会的組織と
関係を持つことなど
2ページ
有り得ません。
 各書き込みで記載されている事実はいずれも被告の被害妄想により
作られた架空のものばかりです。



 当院は地域の中核病院として地域住民の皆様により良い医療を提携し、
患者様が安心して出来る思いやりのある医療を、職員一丸となって
目指してきました。
そして、現在では、地域の皆様からの信頼も得て、内科・外科・皮膚科・
放射線科・リハビリテーション科・整形外科などを主体とした総合病院
(58床)へと発展してきました。
この長年築き上げてきた地域の皆様・患者様との信頼関係が、健康・生命
を預かる病院という性質上、不可欠のものであることは、言うまでもありません。
特に医療行為はその高度の専門性から一般の方からは理解し辛いサービスなので
患者様も、他者からの評価や噂などの情報に敏感ですし、最近ではこのような
情報収集手段は主にインターネットとなっています。
そのため、誰でも閲覧可能なインターネット上において、このような書き込みを
繰り返されることは、病院経営上致命傷となります。
しかし、党員が廃業してしまえば、党員に入院・通院されている患者さまに
多大なご迷惑をおかけすることになりますし、容易には転院困難な患者様
なども多い中、廃業だけは避けなければならないと思っています。
そのため、信頼回復に務めるべく、被告による書き込みに関する
患者様・そのご家族様からの各問い合わせに応じる業務に負われている
現状です。
このような状態が長く続けば、本業の医療サービスの提供という
業務に支障を来してしまいます。
 そのため、一刻も早く被告による各書き込みを削除し、二度とこのような
書き込みをしないと約束してもらいたいです。
そしてもちろん、被告の書き込みにより生じた損失についても、責任を
持って償ってほしいです。

                   以上







高齢者を狙う
民間臍帯血バンク
シービーシー
未公開株詐欺事件


・24年 11月15日  テレビ朝日系
・<詐欺グループ統括役逮捕 被害総額5億円以上か>
テレビ朝日系(ANN) 11月15日(木)0時35分配信

 架空の株の転売話を持ちかけ、75歳の女性から
50万円をだまし取ったとして、詐欺グループの統括役
の男ら2人が逮捕されました。余罪は5億円を超えると
みられています。
無職の松本幸彦容疑者(54)と山田光昭容疑者(64)は3月、
架空の投資顧問会社の社員になりすまし、
「医療会社の株を買えば高値で買い取る」などと持ちかけ、
広島県の女性から現金50万円をだまし取った
疑いが持たれています。警視庁によりますと、松本容疑者らは
過去のマルチ商法の被害者リストを入手し、
電話で嘘のもうけ話を持ちかけていました。
松本容疑者は詐欺グループの統括役とみられていて、
警視庁は、このグループによる被害が5億円を
超えるとみて調べています。取り調べに対し、松本容疑者は容疑を否認し、
山田容疑者は容疑を認めています。



















>株転売話で詐欺容疑 振り込めグループリーダー格の男ら逮捕 -【産経新聞】
実体のない会社の株券をめぐる転売話を持ちかけて現金をだまし取ったとして
警視庁捜査2課は14日、詐欺容疑で、東京都新宿区河田町、無職、松本幸彦容疑者(54)
ら2人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を否認している。
同課は今年6月、詐欺未遂容疑で振り込め詐欺グループの男4人を逮捕。
松本容疑者はこのグループのリーダー格で、同様の手口で昨年1月から50数件、
計約5億1千万円をだまし取ったとみられる。 
逮捕容疑は今年3月、広島県尾道市の無職女性(75)方に架空の投資顧問会社の社員などを装って
「医療関連会社の株を買ってくれれば高値で買い取る」
などと持ち掛け、購入代金名目で50万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。




>現金詐取:医療会社の株購入持ちかけ 2容疑者を逮捕 /東京
毎日新聞 2012年11月15日 地方版【浅野翔太郎】〔都内版〕
医療関係会社の株購入を持ちかけ、都内の男らが「高値で買い取る」
などと言い現金をだまし取っていた詐欺事件で、警視庁捜査2課と熊本県警などの合同捜査本部は14日
、新宿区河田町3、無職、松本幸彦(54)と、
江戸川区清新町1、同、山田光昭(64)
の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。捜査本部は松本容疑者が主導し、11年1月以降、
全国の約50人から計約5億1000万円をだまし取ったとみている。
2人の逮捕容疑は今年3月、実在しない投資顧問会社の社員を装い、
広島県尾道市の無職女性(75)に医療関係会社の株を50万円で購入するよう依頼。
「90万円で買い取る」などと言って現金を振り込ませたとしている。
捜査本部によると、いずれも容疑を否認している。医療関係会社は廃業状態で、
当時、株の売買はなかったという


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