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三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
※写真文章の無断転載リンクを禁止

想い子の王子蘇る

2019-11-21 12:19:18 | 保護猫たち

追記:11月23日の深大寺手作り市は雨のため中止となりました。


王子、王子、お母さんの王子。
多くの看取りと送りを経験しました。慣れと言うか悲しみを超越したというか、涙を出して泣くことは
なくなりました。でもこの写真だけは、見ると条件反射的に目頭が熱くなる。
110グラムでの保護と育児は、私が命がけでした。ミルクから育てた猫は子供と一緒。
猫も人を親だと思うのか、人の子のような賢さをもちます。王子は可愛い可愛い特別な猫でした。


王子が死んで2年が経過。王子の最後を看取って下さった、刺繍作家のmayuriさんから嬉しい連絡が入りました。
「深大寺手作り市に、出店が決まりました。」と。
mayuriさんは、これまで出会ったボランティアの中で一番のスーパーボラさん。
王子を盗まれた時の怒りや悲しみ、心配事を共有しくれて、ほとんどの人が「あきらめなさい」と言うなか、
見えない敵と一緒に戦ってくれました。まぁ、その話はきょうは無し。書くと怒りが湧いてくるので。

深大寺手作り市http://tedukuriiti.web.fc2.com/

11月23日(土)ブースNO.62番。私も行きます。王子に会いにいきます。
私とmayuriさんの心の中に住んでいる王子が蘇えった。可愛い〜本当に可愛い作品です。


手作り市の参加は深大寺が2回目。1回目は根津神社にて→https://ameblo.jp/mayuriyoshi/entry-12545754973.html


王子も一緒に参加。


「世は元気であるぞ。泣くな!」

王子の写真を見て涙がでるのは、いなくなった悲しみだけでなく、王子を保護した時期が
私にとってとても苦しい時期だったから。クラウドファンディングで成功し保護猫カフェを作り、
アメーバ動画配信で100万ヒットを出し、多くの人も猫も来て、寝る時間のないボランティア活動にはまった。
誹謗中傷、裏切り、妬み。成功の真裏にある汚いものを見た。人生の中にある喜怒哀楽の太い縄でぐるぐる巻きに
された時期だった。本業の会社経営が傾いたのも同時期。おまけに人生の友であった社長が癌となり、
死へのカウントダウンが始まっていた。逃げ場のない苦しみ。戦うしかない時期だった。
涙は、その時の痛みが癒えていないからかも。あーしかし毎朝、目が覚めて思う。今は幸福だ。解放された。


🐱王子のこと(保護猫カフェ運営時代のこと)を知らない方のために補足。
2014年6月の保護。石神井公園の管理事務所からの依頼で保護。
迎えに行った時、無造作に棚の高い場所に置いてあったことを鮮明に記憶。触ると冷たかった。
その時のブログ(この記事探すのに1時間かかりました。ブログを見ないと時系列が分からない)
http://happynekonerima.blog.fc2.com/blog-entry-379.html

2015年5月2日に保護猫カフェにおいて、元ボランティアに盗まれる。
盗んだ女性は姿を消した。裁判を起こす。
裁判には勝ったが、猫を戻す約束を女が破った。
その年の暮れ、保護猫カフェを閉店に追い込まれる。
2017年2月14日、裁判所の行う強制執行において王子を無事救助。
たぶん日本において、猫のために強制執行を行ったのは私だけ。
真冬の早朝、女の自宅を探すための張り込みが大変だった。執念で動いてました。

2017年10月23日に王子は病死。生まれつき心臓が悪かったのです。
想い子を自分のこの手で最後、抱っこできたことに感謝。猫の神様に感謝。
https://blog.goo.ne.jp/safumineko5656299/e/e6f90a90849ee06c68e03a27dd4dc7a5




《ご支援のお願い》
現在111匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約100キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
食料も医療費も不足しております。宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/




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田村さんとミーちゃんのこと

2019-06-01 12:58:42 | 保護猫たち

猫は不思議な生き物です。賢くて感情が細やかで素敵な動物です。
私は猫には感情があると確信しています。これまで多くの猫を看取りました。
一匹一匹との出会いと暮らし、そして最後のお別れに思い出があります。
今回も田村ミーちゃんが魅せてくれました。
長年、自分の面倒を愛情こめてみてくれた田村さん(高齢者。男性)に痩せ細った体で、
最後の力を使って、素敵なお別れの場面と思い出を作りました。
石神井から今の新居に引っ越す直前(2月下旬)に田村さんが、しばらくミーちゃんに会えないからと、
急にお出でになったのです。亡くなる2日前でした。ミーちゃんはもう何も食べない状態(腎不全の末期)
となっていましたが、田村さんの姿を見るとすぐに起きて、何時もする爪研ぎをしました。
猫が爪研ぎする時は、嬉しいからなのです。特にミーちゃんは、嬉しくて嬉しくて、照れ隠しのように爪研ぎするタイプ。

「こんなに元気よ。私は。もう来るの遅いわよ。もう〜待っていたのよ!」そんな感じでバリバリやってました。
もう歩く元気もなかったのにね。本当は・・・

そして抱っこされ、最後のご飯(マグロの刺身)をもらいました。
絶食状態が続いていたミーちゃんは、3切れも食べたのです。
夢のような状況でした。田村さんは大喜びでした。涙を浮かべてミーちゃんを撫ぜていました。
私はそっと部屋をでて、二人きりにさせてあげました。
ミーちゃん、次の日には一日横たわり、翌朝の8時に、静かに息を引き取りました。
すぐに田村さんに電話して知らせたところ、すぐに自転車でおいでになりました。近くの公園にいらしたので、
まだ温かく柔らかなミーちゃんに会えたのです。田村さんが、早朝は公園にいることを、ミーちゃんは知っていた。
田村さんは大きな公園で、外の猫の食事を運ぶボランティア活動を長年に渡り継続してきた方なのです。
田村さんと私との思い出も沢山あります。公園には、沢山の飼い主のいない猫が暮らしていましたので。
いつか書いてみます。




私が2016年の夏、保護猫カフェのクローズが決めた時に、田村さんは2匹の外猫の保護を依頼されたのです。

「田村さん!私、ここを出ないといけないのです。今は保護は・・・」と言いかけたところ、

「50万円でお願いします!」と田村さん。保護の理由は、自分が高齢なので、猫の将来が心配とのことでした。

誰が、野良猫と呼ばれる猫の保護に50万円を出すのですか。
猫は素敵な動物ですが、猫好きさんの世界(猫界)には、時々、
田村さんのような、とんでもないお金を使う素敵な方が存在します。
猫界の超猫好きさんの存在があるから、私のようなボランティアは活動を継続できるのです。

カフェクローズした時に20万円。
ミーちゃんと一緒に預かった黒ちゃんが亡くなった時に10万円。
ミーちゃんと仲良しだった黒ちゃんの死は安らかだった

今回の引っ越しのお餞別には10万円。
ミーちゃんの亡くなった時のお世話代10万円。
食事の不規則な私には、ウナギ弁当の差し入れを何度もしてくださいました。
猫2匹を預かっただけで、ありがたいことです。
2017年にミーちゃんを預かり、2019年2月16日に亡くなるまで、
多くの寄付金とミーちゃんの医療費負担(約50万円)をしていただきました。
ミーちゃん、口内の炎症から、若年性腎不全となり、2018年の春に余命宣告2ケ月を
受けましたが、田村さんの財力と、私の通院と補液の努力で、宣告から1年をも生きました。
腎不全なので、だんだんと食欲が落ち痩せていきます。
そして貧血が進み、最後は貧血で亡くなることが多いのですが、
ミーちゃんの場合は、貧血の治療が上手くいき寿命が延びたのです。
田村さんはミーちゃんが居た石神井の事務所に、週に2、3回、ミーちゃんの好物を持ってきては、
食べさていました。ミーちゃんも田村さんの、ご飯を待つのです。待つ姿、田村さんが来た時の
喜ぶ様は可愛かったですよ。二人は恋人同士みたいでした。ミーちゃんのスネた目は、愛する人を待つ女の人の
姿に、私には映っておりました。



ミーちゃん、石神井で死にたかったんだよね。私が新居に連れていくと聞いて拒否したんだよね。
病気の子から新居へ、運ぶ予定を立てた3日前の出来事でしたから。





《ご支援のお願い》
120匹の猫のご飯は月に120キロです。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
今は何をいただいても有難い状況です。食料も医療費も不足しております。
宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/







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子猫の飼い主希望の方を募集しております

2018-06-05 13:40:08 | 保護猫たち
6月3日の20時過ぎに保護した子猫。2日で落ち着きました。
保護されるまで、丸一日は飲まず食わずの状態だったと思われます。
飢餓状態を経験した猫には、少量を短時間の間隔で回数多く与えていきます。
一度に食べさせると、吐くこともあるし下痢となるからです。特に子猫は下痢となります。
保護初日は、鳴いたら少量を食べさせるを繰り返しましたが、
今日からは朝7時、お昼、夕方、私が寝る前の0時とする予定。
一日4回の離乳食です。昨晩はまだ警戒していました。




朝、ケージの中で遊べるように工夫して、おもちゃを入れてあげたら、
普通の子猫の表情になりました。母猫から離れて、空腹と恐怖を味わった子猫。
安心できる環境を与えてあげると、落ち着いていきます。人が好きになっていきます。





M様へ。いただいたオモチャとタオル、活躍しております。ありがとうございました。




満腹、遊び、お眠の繰り返し。熟睡しております。可愛い過ぎ〜
トイレの躾など必要なく、初日から自分できちんとトイレを使用したお利口さんです。



子猫の場合、飼うという前提で預かり、育てて下さる方を募集しております。
成長過程において大きな病気を持っていた場合、希望されれば私が引き取ります。
これまで多くの子猫を保護し、育て、譲渡してきましたが、全ての猫が健康である保証は、
ありません。成長過程で病気となり死亡する猫がいますので、それを覚悟されペットではなく、
家族として迎えて下さる方を希望しております。


🐱ご支援のお願いをしております。猫たちの主食はロイカナのカリカリです。
カリカリだけで毎月120キロ(約10万円)を消費しています。
安価で購入できる店から購入するので、なんとか私の力で買えるのですが、
猫たちの平均年齢が上がり、口内の炎症でウエットしか食べない猫が増えてきました。
ウエット代が、かなり大きな金額となっております。
先月、先々月と医療費がかさみ苦しい家計となっており、
今月は、まだトイレ用品が調達できておりません。
皆様から、ご寄付をしていただけると助かります。
通常はアマゾンの欲しいものリストをを使っていただいておりますが、
どうか1円でも安価なものを探していただきたくお願いいたします。
楽天は安いお店が多いです。ご参考までにコピペいたしました。

デオシート
https://product.rakuten.co.jp/product/-/e238ef971761bb9f969ac1b71e799939/

デオトイレ砂(緑)
https://product.rakuten.co.jp/product/-/43ea746e128ce2bdcb28913575097144/

デオトイレ砂(重い俵型)
https://product.rakuten.co.jp/product/-/22f6d10c3952fad793835d0b800eb13b/

デオトイレ砂(白いビーズ)
https://product.rakuten.co.jp/product/-/a3f355d474d8e7d8bc9909228498143a/



ご支援のお願い
https://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/











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サビ子猫、やっとワクチン1回目できました

2017-12-07 15:16:36 | 保護猫たち
11月10日に保護した700グラムのサビ子猫。
保護時にコクシジウム(寄生虫)がついていたことと、
フードの量のコントロールを失敗して、下痢と嘔吐を繰り返す。
保護される前に飢餓状態を経験した子は、食べ過ぎの傾向があります。
「今、食べておかないと、あの苦しい空腹がくる。」と脳に
刷り込みされるのでしょうか。保護猫として家の中に入れて、
規則正しい食生活となっていても食べ過ぎが治らず、下痢体質になる猫もいます。

サビ子猫ちゃん、やっと体調が整いました。
本日、飼い主希望の方と一緒に、ワクチン接種にいきました。
13歳の先住猫さんも、健康診断を受けました。
互いに病気がないことを確認した上で、正式譲渡となりました。
サビ子猫ちゃんには、素敵な名前が用意されていました。

「楓(かえで)」ちゃん。
退職をされた、ご夫婦とキャリアウーマンの娘さんのご家庭です。
私は60代の方にも譲渡します。
今の60歳は100歳まで生きることのできる時代にいます。
身体を鍛え、趣味を持ち、生き生きと生活されている方は大丈夫です。

楓ちゃん、御主人様にべったりだそうです。楓ちゃんがべったりなのか、
御主人様がべったりないのかは不明(笑)
男性は猫が好きですね〜飼えば分かります。猫には感情がある。
愛情表現が豊か。ペットではなく家族になります。
たまに恋人になる時もありますよ!

病院にて。お母さんのお膝で


850グラムになりました。150グラム増。よかったね。


優しいお父さんのお膝で


はっぴーねこちゃんとなりました!よかった!







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保護子猫の値段は?

2017-11-24 14:53:51 | 保護猫たち
知人から電話があり。
「友達が猫を飼いたいのだけど、子猫はいる?」

「この時期に子猫なんかいるわけないじゃん!来春!来春!」と私。

その2日後、ある猫ボラさんから電話きました。
「自宅前の道路に子猫がいる。どうしようか。
このままでは、車にひかれる。」

笑いました。保護するのが当たり前ですね。貰い手は決まったと同じ。
この子です。保護時700グラム。生後3ケ月くらいでしょうか。
おとなしいサビ子猫。親からはぐれたか。捨てられたかは不明。



11月10日に保護。すぐに病院に運ぶ。
下痢がひどく検便の結果、コクシジウム(寄生虫)有り。
一回の服用で、それが落ちる薬が発売されたとかで注文してもらう。
その薬を飲んだのが14日。そこから子猫の体調が崩れていったのです。
薬のせいだけでなく、フードの与え過ぎと、猫のオモチャの一部を食べた疑い有り。
下痢と吐き気で食べなりました。100グラム増えていた体重が元に戻り
そして低体温となる。焦りました。このままでは死ぬ。点滴通いが続きました。
福田、久しぶりの子猫でも緊張感がなかった。猛反省!
保護時、外出が多く、子猫に置きエサをしていたのがダメでした。
1日4〜5回、少量のフードを時間を決めて与える飼育に戻しました。
そして復活。今日トライアルにでました。
福田の家から自転車で数分のお家。ありがたいです。
地元での活動ができて幸せ!もう遠方への活動は無理です。




ケージも用意していただきました。
先住猫さんがいるので、しばらくケージ飼いしていただきます。
小さな身体で、どして道路にいたのだろうか。
兄弟はいないのだろうか。母猫は?考えるだけで心が痛い。
サビちゃんハッピー!外は寒いよ。




さて、本題です。
子猫保護で、どれだけのお金が掛かるのでしょうか。
保護した日は、約9千円でした(パルボ検査、ノミ取り、ウィルス検査)
それから始まった通院費用の合計は約1万円。
下痢のため良いフードを購入した金額は約4千円。
他消耗費品(トイレ砂等)。保護して2週間でなんと2、5万円。

これからワクチン2回で7千円。もう一回の駆虫が千円。
貰い手つかなければ、避妊手術代も加算される。
子猫1匹の保護に、私は一匹に5万をみます。5万は最低にみての金額。
3匹なら15万円。5匹なら25万円。
保護依頼される方に、その金額を知ってほしい。
医療費の負担をお願いすると、依頼される方の多くが

「えーーーー!お金が掛かるのですか!」と、驚きます。
そうです。お金が掛かるのです。貰い手がつけば良いですが、
つかない場合はですね〜

「私が飼うのですよーーーー!」と福田は心の中で絶叫していました。

今回のサビちゃんは、保護依頼者がボラさんだから、医療費は全額負担して
いただけました。ボラさんが生んだのではない。たまたま遭遇しただけで、
万札が飛ぶのです。そういう世界なのです。猫ボラ界は。
一匹の猫を幸せにするために、どれだけの手間とお金をかけているか。
分かりますか?

サビ子猫ちゃんの里親希望の方には、医療費の負担をお願いしてあります。
快く了解していただきました。正式譲渡の時に頂きます。
その金額は、そのまま保護依頼者にお返しします。
トライアルが成功しますように!











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