スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

映画「未来の食卓」

2010-02-20 08:54:22 | 日記
美しい自然に囲まれた南フランス、バルジャック村。
ショーレ村長は子供達の未来を守るために
「学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする」
という前例のない試みに挑戦しました。

大人達は「オーガニックなんて値段が高いのに、村の財政でまかなえるのか?」
と、最初は戸惑っていましたが、オーガニック給食や学校菜園での野菜作り
を通して自然の味を覚えた子供達に巻き込まれ、小さな村は、少しずつ変化していきます。

冒頭に、ユネスコの会議で、
「あなたの周りに、がんや糖尿病にかかった人はいますか?」
という質問に、出席者のほとんどが挙手していました。
それほど、私達の健康は害されているのです。

ヨーロッパでは、がんや糖尿病などの生活習慣病の70%は、
環境に原因があると言われています。

地球温暖化、農薬よる健康被害、食品に含まれるおびただしい添加物の数々。

少なくとも、食は、私達の家庭から変えられます。
子供達を守ってあげられるのは、私達親なのですから。

映画の中で、看護師の女性がこう語っています。
「私は35年間看護師をしていますが、今ほど、(がんや白血病で)苦しむ
子供達を見たことがない。」
一昔前に比べて、がんで苦しむ子供達が今までにないほど増えています。
その原因について、医療関係者は口をつぐみます。

家の子供達が通う小学校の給食は、
一食230円程度。もちろん食材には中国産のものも使われます。
仕入れる牛乳も、一番安い物が使われています。

地産地消をうたい、だんだん地元の食材を取り入れるようにはなってきていますが、
割合としてはまだまだです。
減農薬、無農薬の基準に至っては、まったく関係なしです。

未来ある子供達にこそ、安全な、安心出来る食材を使って欲しいです。
家庭で気をつけていても、一日一食は、
添加物だらけ、遺伝子組み換え作物、残留農薬も心配な食べ物を食べています。

映画の中で、子供達が歌っています。

「誰かを責めている場合ではない。今、闘うときだ!」

給食がひどい、農薬を使う農家が悪い、と、責めていてばかりでは
何も変わらない。
子供達のために、出来ることは何か、
今、動くときなのかも知れません。

まずは知ること。

次は伝えること。

そして行動すること。

一消費者としての行動は、きっと社会を変えます。

~未来の食卓~
映画『未来の食卓』


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