業務&ITコンサルタントのひとり言

コンサルティング活動を通じて感じることを勝手気ままに記載

壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:3月11日の日経:「日産・ホンダ、EV定型検討」の記事の幼稚さ

2024年03月30日 14時22分13秒 | 社会全般
3月11日の日経に、『日産・ホンダ、EV定型検討』と云う記事があった。この提携の良し悪しではなく、この記事に記載されていた「日本車はEVシフトてで遅れ…」の幼稚さに触れたい。今欧米でもEV車は人気がなく、売れなくなっている記事を掲載しているのにである。

同じ日の社説には、「電動技術やソフトに価値がシフトしつつある新時代の車に適合した体制づくりが、両社の課題といえる」と書いている。この”新時代の車に適合した体制づくりが”が大事であり、EV化が遅れているかどうかは全く大事ではない。

これからの自動車は、インターネットとの融合であり、スマホ化と云われている。これは言うは易しであり、具体的にどの様な機能が必要になるのか、各社との手探り状態であろう。そしてどの様な方向に向かうにせよ、方向を間違ってしまったら、市場に受け入れられない車を出す事になってしまう。また、場合によってはその開発費用も莫大な金額になる可能性もある。そういった意味での”提携”であれば、良い事だと言えるだろう。

今後、エネルギーの効率向上を目指す為には、HVが主体となるのではないだろうか。HVと言っても3種類あり、スプリット、シリーズ、そしてパラレルなどと定義されている。この内、スプリット方式はトヨタのプリウスなどで活用されている方式で、エンジンとモーターを適切に使い分ける方法との事。シリーズは、エンジンで発電した電気を使って、モーターのみで駆動する方式との事で、日産のe-POWERがそれとの事。そしてパラレルは、エンジンに負荷がかかる発進、加速時にモーターを駆動させる方式との事で、低コストで開発できるとの事。

これらの方式を見ると、シリアル方式がEV車と混同されている可能性がある様に感じるのだが、どうだろうか?しかし、純粋がEVとHVは全然違う。その事をしっかり理解する必要がある。そして、HV車と云えども価格はガソリン車より遥かに高い。そして、大容量の蓄電池装置が必要はEVやHV者は、修理代金が高く、そして製品寿命も短い事を知っておく必要があるだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 壊れたニッポンを治す為の処... | トップ | 壊れたニッポンを治す為の処... »

コメントを投稿

社会全般」カテゴリの最新記事