原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

丁寧に相対性

2008-11-02 09:35:15 | 自然科学
丁寧な相対論(単純が美しくかつ正しい)
慣性系における力学現象についての相対性は、ガリレオの時代から確認されていました。しかし光の伝達(光速度不変の原理)で代表される電磁気現象までを取り込み物理現象全てに相対性が成り立つことを示したのがアインシュタイン博士の特殊相対性理論でした。しかしながら、この理論はあくまでも「慣性系」という「くびき」がついています。そこで博士は「加速度系を含めた、任意のあらゆる系」について同じく相対性が成り立つ根拠を捜し求めました。ついにその証拠を突き止めました。それこそが「重力場(真空)における物体の自由落下に見られる等価原理」なのです。ここでは「力を受ける物体とそうでない物体」の相対的な出会いが見られこのことは、遠く離れた宇宙空間で、力を受けずにじっとしていたロケットが突然エンジンを噴射させ、周りに対して加速運動を開始するのとまったく同じ状況なのです。ここで重力現象を対比させると「ロケットは加速したとは言い切れない」ことになります。重力場で重力源と反対方向に向けて重力に逆らっていて、ロケット以外の物体が重力に引かれて自由落下していたとも解釈できるからです。こうしてロケットの加速も「周りにたいする相対的な加速」となり「加速系も相対的」存在でしかありえないことになりました。重力現象は一般相対性の正当性を示す動かない証拠になりました。

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