「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆72候は虹蔵不見◆   3841

2017-11-27 16:16:12 | 日記

んちわ、翁さん、日が当たっていると暖かだが、山陰に落ちると冷たくなるわ、ハハハハ。花木苑もすっかり葉が落ちたが、モクレンや花桃の蕾が出始めて、早や春待ちだよ。何だい庭でバットを振り回して?、肩甲骨を解すストレッチ?、要するにゴルフのためだな、ファハハハ。何か沢水の配管の工事も始めたようで、親爺さんが4,50年前に工事して山から水を、良く維持をしているよ』

やおや三郎さん、散歩に出かけてきたかね、秩父夜祭りが近づくと寒くなるね、ハハハハ。沢水は継ぎ手の漏水の補修と凍結の防止をして、何とか沢水が涸れないで散水や車の洗車に重宝をしていて。親爺が墓地の近くの沢から山や畑伝いの地中に約150メートルほどをパイプで引水したが、毎年補修をして、何とかまだ現役で頑張ってくれるわ。・・・・倅が高校の野球部で使ったバットでストレッチをね、ギャハハハ』

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なるとあちこちの庭先や施設にクリスマスのイルミネーションを飾って、それでいて正月飾りも門松も立てない、不思議な日本人だよ、ギャハハハ。お爺さんも、親爺さんも器用だったから、翁さんも遺伝なのか、家の周りの雑用も。あれ、車庫の傍にもセンサーライトを着けたね。そうか、奧さんが夕方病院から戻った時の足下の安全にだ、何かと気配りも億劫がらずに楽しんでやる人だからな、ファハハハ』

10キロばかり先の大規模なニュータウンでは、競って目映いばかりのイルミネーションを、でも門松は見られないわ。お正月様を迎えなくてもおせち料理だし、不思議な人類だわ、ギャハハハ。俺も昨日気がついたが、モクレンやコブシは葉が落ちてもう花芽だよ。婆さんが送られて戻って来るのが5時だが、もう4時半で暗いからな。朝晩日が詰まって。朝4時半に起き出して、明るくなるのは6時近くだ』

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あとがき==動物たちはこれから冬眠だが、花木はもう春の準備だよ、灯火近くだわ、ガハハハ==放念の翁