ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

辰野美術館~シンビズム2~

2018-12-24 | ミュージアム

県内の学芸員さんが若手作家さんを推薦し、作品を紹介する企画展「シンビズム2」…隣町の「辰野美術館」で開かれていて観に行って来ました。作家さんたちのギャラリートークの日に行きたかったのですが、東京行きの日と重なってしまい別日で…

 

 

県内20人の作家さんの展示が県内4つの美術館で開催されています。南信会場は去年は諏訪市美術館で(去年も行きました!)今年は辰野美術館でした。

 

源場菜穂さんの作品は諏訪市美術館でも出会っていますが、その温かみのある作風の風景に心惹かれます。

 

 

平林孝央さんの作品は自然界に身を置く少女の不思議な雰囲気が魅力的です。

 

カミジョウミカさんの作品はずっと追いかけています…去年の原田泰治美術館でも松本のお店でも…ますます大作に挑戦し、次々素敵な作品を仕上げていて感動です。

 

 

伊藤純代さんは個性的な人形や洗練された器に注目でした。

 

伊藤三園さんはその繊細な切り絵がとっても素敵な作家さんです。

 

 

 

「シンビズム」とは「信州の美術の主義」…信州の、新しい美術、真の美術、親しむ美術などの意味を込めて名付けたそうです。どの作家さんも若々しい魅力にあふれていて素敵な企画展でした。

 

辰野美術館は地元ゆかりの作家さん「瀬戸團治」「中川紀元」などの作品展示と、地元の遺跡から出土した土器なども展示しています。その中で注目は縄文遺跡からの出土品…これは「縄文の顔」です。耳飾りをしていたりあどけない感じだったり表情豊かです。

 

 

 

そして最も注目はこの「仮面土偶」!茅野市の尖石縄文考古館にある国宝「仮面の女神」を彷彿させる姿です。これは縄文中期のものだそうです。

 

 

 

人面付深鉢形土器も縄文中期のものです。

 

ここでは伊藤純代さんの作品が縄文土器や土偶と一緒に展示され、新しいものと古いもののコラボに注目でした。

 

 

 

 

 

ここでも和田峠の黒曜石が活躍していました!この黒曜石は県内で2番目に大いもの…この土器に入っていたそうです。

 

スクレイバー(捕ったシカなどを解体するのに使った)や石鏃(矢の先に付けてシカなどを捕った)も黒曜石です。

 

 

古墳時代の土師器や勾玉も出土しています。

 

 

この美術館の3階には展望回廊があります。遠く霧が峰方面を望みます。

 

こちらは南アルプス方面…天竜川も望めます。

 

こちらは中央アルプス方面…木曽駒ヶ岳は雲の中でした。


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