りゅうのガラスでゆったり時間

ガラス工房りゅうのブログ~普段使いの器を作っています 家の暮らしにも溶けこんでいる、りゅうのガラスとの日々をお送りします

藍鼠

2009-02-22 14:35:58 | Weblog
          

 フキノトウを戴きました。

フキノトウを見ると、春がやってきた!と、心がホッと温まります。
土の中や外の生き物が、動き出す準備を始めるよ、寒い冬は終わりだよって
教えてくれているように思います。

暦の上で立春を過ぎても、まだまだ寒いという感覚がありましたが、
今年の冬は、暖かかったです。
すでに、杏や梅の花が咲き出しています。
気温が高い日が続いたので、うゎ、寝坊した!!とばかりに
一気に花が開いてしまったようですね。
自然界のリズムは、大丈夫かなと心配してしまいます。

さて、フキノトウといったら、まずは天ぷら。
久しぶりに、「一杯いきますか!!」と焼酎と一緒にいただきました。
そして、フキ味噌、味噌汁にも入れたり、肉のソースにしたりして
“春”を、体の中から楽しみました。
この苦味、子どものころは少しも美味しいなどとは思えなかった味。
いつごろからだろう、今では喜んで飛びついてしまいます。


      

りゅうのガラス「藍鼠」に生けてみました。
藍鼠とは、江戸時代の流行色です。
日本人好みの藍色と、“粋”表現する色ねずみ色を併せもった色。

この器の深い色合いをのぞき込むと、いろいろな景色が想像できます。
雪どけた土からフキノトウが出てきて、春を告げているようですね。



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