りゅうのガラスでゆったり時間

ガラス工房りゅうのブログ~普段使いの器を作っています 家の暮らしにも溶けこんでいる、りゅうのガラスとの日々をお送りします

古きものの価値

2011-07-10 22:21:30 | Weblog
『koko kaltio.(ココ・カルティオ)』にて開催されておりました『手仕事にそよぐ懐古』展
本日をもって終了でございます。

ご来場いただいた皆様、まことにありがとうございます。



さて、終わってしまってからもなんですが
今回ご一緒させていただいた“どうぐや”サンの作品をご紹介。

古い蚊帳を裁断してコースターやタペストリーなどに再構成。
裁断した時の端っこも捨てたりしません。
上の画像の氷一輪が乗っているテーブルセンター、端っこがパッチワークされ
デザインになっています。



こちらは柿渋染めメインのコースター。結構手が込んでます。
年代ものの素材、と言うだけで十分魅力があることなのに
手抜きなくしっかり仕立て上げる。
素材に対する敬意なのかもしれません。

改めて今回のテーマである“懐古”についてふと感じました。
忙しない現代に疲れた時、私たちは古きものに癒しを求め、魅力を感じます。
ただし、古き魅力あるものは、ただ古いだけではダメなんですよね。

古くなっても用を成すように人の手による仕事がなされていること、が要なんだと思います。



コースター買って来ました。

いいですよ。

美味しそうなガラス

2011-07-09 22:27:38 | Weblog
『手仕事にそよぐ懐古』展、『koko kaltio.(ココ・カルティオ)』にて やっておりますよ。



先日の在廊中にお客様から「ガラスの器が美味しそう」
との感想がありました。
・・・・
面白い表現です。
確かにお隣のkokoさんのキャンドルは、
和菓子みたいに美味しそう。
そこから連想されてのコメントかも知れません。

そういえばよく、なにかにつけ「カワイイ~」と
コメントする方々もおりますね。
形がどうとか色がこうとか言うよりも 

「カワイイ~」

・・・なにか、いっぺんに世界観まで表現できそうな
便利な言葉です(笑)


これに比べると「器が美味しそう」は、もう少し深いところを
表現している気がします。
「美味しそう」の先には“甘い色味”だったり
“ふっくらした形”などの具体的なイメージが湧いてきます。




この紗々模様の小鉢も、波打つガラスのトロっとしていて
ツヤっとした感じと、琥珀色のキャラメルのような甘い懐かしさ。

ホントだ。美味しそう。

“美味しそう”は最高の褒め言葉ですね。ありがとうございます。

こころがほぐれます「手仕事にそよぐ懐古」展

2011-07-07 15:06:20 | Weblog

『手仕事にそよぐ懐古』展、只今開催中です。

昨日はギャラリー『koko kaltio.(ココ・カルティオ)』にて在廊しておりました。
ご来場いただいた皆様、まことにありがとうございます。



kokoさんは光がとてもきれいです。

一方の面に限定された採光窓はこもれびのような光を導いていました。
モールの皿が、まるで水がたたえてあるかの様に輝いていました。



琥珀色のフラワーベースにキャンドルが灯されています。
モールによる紗々模様にはランプシェードとしての魅力もありますね。


そして日が暮れて・・・




ギャラリー内の雰囲気がしっとりしてきます。時によってうつろいゆく光は
ギャラリーの空間を深く、魅せてくれているのでした。

いや~この居心地の良さ、きっと長居してしまいますよ。

夕方7:00までオープンしています。
皆様、ゆっくりとご堪能下さい。

「手仕事にそよぐ懐古」企画展

2011-07-01 20:54:52 | Weblog



静岡の富士市にあるギャラリー、
『koko kaltio.(ココ・カルティオ)』にて企画展が開催されます。
『手仕事にそよぐ懐古』展。
7/2(土)~/10(日)まで。

ギャラリーオーナーでもあるキャンドル作家鈴木有紀子さんと、
古い蚊帳を再構成して作品をつくる工房 どうぐやさんと、
そしてりゅうのガラス。

皆、少しずつレトロ好きでそちらの雰囲気漂うしっとりとした
展示になりそうです。

先立ってガラスの搬入に行って来ました。
細長い空間の片側に採光窓があり、
木漏れ日のような光が射してきます。





いよいよ明日からです。
出番待ちのうさぎたちが窓辺に集まっております。
居心地のいいギャラリーですよ。
ぜひお越し下さい。