りゅうのガラスでゆったり時間

ガラス工房りゅうのブログ~普段使いの器を作っています 家の暮らしにも溶けこんでいる、りゅうのガラスとの日々をお送りします

アイスワインによせて

2011-12-21 14:30:16 | Weblog

ぎゃらりぃ風趣では、りゅうのガラス展に先立って、
クリスマス・クラシックライブが催されました。

スペイン料理やワインも提供されて、
素敵なイベントだったようです。
そのワインサービスに“りゅうのガラス”を使っていただきました。

オーナーが用意されたのはちょっとめずらしい、“アイスワイン”。



ドイツやカナダなどの寒い地域で、
凍ったり溶けたりを繰り返したぶどうでつくったワイン。
ぶどうの水分が減って、糖度が上がることが味の特徴になるそうで、
ドイツの貴腐ワインのように甘く、少しとろっとしていました。
(試飲させていただきました。)

これを飲ませていただいた後に(ホントです)グラスの新作が出来ました。



カクテルグラスをイメージした飲み口の繊細さと
高台は、ガラスのかたまりの安定感。
けれど、しのぎ模様を削り出すことで軽やかさを感じさせます。




花しのぎショットグラス(口径8cm 高さ8.5cm 3,990円)

なにより、ワインを注いだ時のしのぎ模様がキ~レ~イ。



ぎゃらりぃ風趣の『銀釉の世界』展で扱っております。

ぜひ!

雪の器

2011-12-16 16:07:41 | Weblog

そろそろ雪を迎える季節になってまいりました。
本日も『銀釉の世界』展からご紹介。


雪名残五寸鉢

一年くらい前から白い器を作り続けています。
『雪名残(ゆきなごり)』と名付けました。

夏本番のガラス屋としてはもどかしい冬の時期に、
春を待ち侘びながら作り出したシリーズ。

色ガラスの白は、あまりに均一過ぎて冷たい印象になりがち。
そこで、二種類の白を合わせて柔らかい雰囲気に。


雪名残蓋物

雪名残の蓋物は、とても好きです。
雪の下で芽吹く、例えばフキノトウ。
雪化粧でそっと蓋をしておりますが、
中では春の力を蓄えている。

しん…としているけれど、中は温かいような…。


だんだん開けてみたくなりませんか?

ぎゃらりぃ風趣『銀釉の世界』展にありますよ。


銀釉の世界

2011-12-12 20:59:31 | Weblog

銀釉丸碗(口径9cm)


『銀釉の世界』展in風趣、やっております。
今日はその『銀釉の器』のご紹介。


成形中の熱いガラスに色ガラスの粉を溶け込ませ、
さらに銀箔を重ねます。

この後うまい具合に焼き込むと、
色ガラスに含まれる金属物質と銀が融合して、
まるで釉薬のような景色になるんです。


銀釉六寸鉢


景色を決める要素はいろいろ。
色粉の着け具合、炎の状態、焼き加減…

実はひとつとして同じ模様にはできません。

だからこそ、おもしろい。


菓子皿(直径約四寸 12cm)



りゅうのガラス展 ~銀釉ガラスの世界~

2011-12-09 16:09:34 | Weblog




始まりました、冬のりゅうのガラス展。
タイトルは『銀釉の世界』。

会場は千葉県船橋の『ぎゃらりぃ風趣』です。
地中海を思わせる、じんわり温かな空間です。


今回12/7(水)~23(金)までの、まさにクリスマス公演!
銀釉の彩とりどりの華やかさ、カットをほどこしたガラスの輝きで
クリスマスを演出しています。







窓辺にはキャンディーポット。
あかり『葛氷(くずごおり)』でやさしく照らしております。

大切な人へのクリスマスプレゼントが見つかるかもしれません。
ぜひお出かけ下さい。