りゅうのガラスでゆったり時間

ガラス工房りゅうのブログ~普段使いの器を作っています 家の暮らしにも溶けこんでいる、りゅうのガラスとの日々をお送りします

からすうりと線香花火

2006-08-27 09:32:47 | Weblog
8月も終盤。毎日、「暑い!暑い!」と口癖のように言っていた
ジリジリした夏の暑さは落ち着いてきました。
空の雲の形や、夜の虫の音、コスモスの花を見たりすると
秋がやってきているな。。。と思うと同時に、夏が去っていくのが
ちょっと寂しかったり。。。
でも、季節を感じることができるのは、幸せのことですね。
移りゆく季節を感じながら、人もいろんなことを考えていくのかもしれませんね。 
 今年の夏は、花火をたくさん見ました。それぞれの花火大会、特徴があり、感動しました。花火師にとっては、一年に一度の集大成、これでもかっ!というくらいたくさんの花火見せてくれました。花火師の仕事も大変。花火を作っても、結果が見れるのは本番のみ。そして、当日自分の打ち上げた花火を見れるわけでもないらしく、観客の歓声、拍手でどれだけ成功したのか実感できるのだそうです。そう知ったら、静かになんて見てられない。大きな歓声と拍手を送りながら感動していました。
 家でも花火をしました。線香花火のみ。自分でするなら線香花火が一番好き。
どうして、終わったかな。。?と思ったとたん、また、パチッ、パチッと細かく火が飛ぶんだろう。。。いつも不思議に思ってしまいます。でも線香花火は、仕組みなど知らないほうがいい。この不思議さがまたいいじゃないですか。
 この時、キャンドルホルダー“からすうり”にキャンドルを灯しました。ホルダー部分は丸く、薄い赤色と銀箔からなる色をしています。火を着けた時、ほわほわっとやさしく明るくなっていくのがいい。この“からすうり”は、自然の木をフックにしているので、枝振りによって一つ一つの表情がまた違います。自然を共なっているので、さりげないけれど存在感があります。この夜、花火をしていたら“からすうり”が大きな線香花火にも見えてきましたよ。 

水面(みなも)のお皿に干し柿入りパスタ

2006-08-18 22:41:07 | Weblog
家に帰ったら主人が夕飯の支度をしてくれていました。やったぁ!
仕事が休み無く続いたので、今日は一日オフを取ったようです。
この暑い中1200度の窯を前にしてガラスを吹くなんて、本当に大変。
考えただけでも汗がでてきそう。
今夜のメニューを聞いたら、“干し柿入りパスタ”と“夏野菜とモッツァレラチーズサラダ”とのこと。えっ!?干し柿入りパスタ??
もうすでに、材料は用意万端。干し柿も薄く細切りに並んでいました。
この干し柿は、母と私が作ったもの。なぜか最後の一つがずっと残ってしまっていました。それにしても干し柿とパスタ?なぜ干し柿とパスタ??頭の中は疑問符がいっぱい。
彼は料理が上手なので、きっとおいしい一品に作ってくれるだろうと。。。半信半疑の期待で見てました。「今夜は、これを写真に撮ろう。まさにお皿も料理も“りゅうの作品”どう!」との提案に彼もノリノリ。盛り付け時には、鼻歌なんて聞こえてくるじゃないですか。
“干し柿入りパスタ”、食べてみました。
。。。あれ?おいしい。干し柿の甘さがパスタと具に絡み合って、ほのかにパンチを効かせている。あの干し柿の食感もいい。なんだかやみつきになりそうなくらい不思議なパスタと化していました。さすがっ!モノを作りだす人って発想が違うねぇ!!と褒めちぎっておきました。次も何か作ってくれるかしら?
 この不思議なパスタのイメージを、清らかにしてくれたお皿が“水面(みなも)のお皿”。色は深い青。水が揺れている水面のような表情をだしています。底にガラスの厚みがあるので、光によって青の強さがきれい。上から見ると、海をのぞいて見ている時のような底で、吸い込まれる感じがします。
置いておいてもきれいですが、料理を盛っても栄えますよ。
 

きゅうりのボート

2006-08-15 10:53:56 | Weblog
夏野菜の1つ、きゅうりをいただきました。
どうやら少し目を離していた間に、大きくなりすぎてしまったとのこと。
まっすぐ伸びているのを見ていたら、思いついてしまいました。
きゅうりの種を取って、中にお肉を詰めよう!
きゅうりは、塩もみをして、挽肉は味噌で炒めて、盛ったときにお肉がくずれないように少しとろみをつけました。(甘辛い味付けでもいいと思います)
そして、みょうがをまぶしてできあがり!
このきゅうりを半分にして食べるのは、大きすぎないか?と言われたけれど
いやいや、夏野菜は豪快に食べるもの。
トマトだって、採りたてを服でキュキュッと拭いて、その場で食べたいじゃないですか。
手についた青臭さだって、トマトのおいしさを引き立てる香りになりますしね。
今年の夏は、いろいろな方から野菜を頂きました。
みなさんから頂く野菜は、瑞々しくて本当においしい!
足繁く畑に通っているのだそうです。
納得のできる一言、“足音は肥料に勝る”という言葉を教えていただきました。
 さて、今回の料理を盛ったお皿は、りゅうのガラスの“パスタ皿”です。
パスタ皿と名をつけていますが、これも使い方はいろいろです。
8寸の大きさで、真ん中に“天の流れ”のように泡が入っています。
透明なお皿に、天の川のような流れ。この“天の流れ”はシリーズになっていて、他にも中鉢や銘々皿などもあります。(また後で紹介しますね)
この料理を盛ってみると、隙間から見え泡がとてもきれいでした。でも食べるときはやっぱり豪快に、パクリとかぶりついて頂きました。

トマト収穫!

2006-08-12 11:34:43 | Weblog
トマトを収穫しました!
今年、初めてプランターで野菜を作りました。
トマト・ナス・ちゃ豆・シソ・ハーブ。。。
皆さんにアドバイスをいただきながら、育ててきました。
最初にトマトに実がついたときなど、それはそれは
二人で大騒ぎ!ちゃ豆を茹でて食べたときなんて、あまりの甘さに大感動!
バジルやシソは、薬味に活躍中!
実家だと、普通に採りたて野菜を食べれていたことが、離れてみると
それは幸せなことだったなぁと、改めて感謝してしまいました。
初めて自分たちで作った野菜には、想いも一入。
トマト一つ一つが、二人の争奪戦!
“角ちょこ”を持って、トマトを収穫しました。
どちらがより赤いトマトが採れるか、じゃんけんをしながら。。。
 りゅうのガラス“角ちょこ”は、底に少し厚みがあり四角くなっている“そば猪口”です。
気泡が入っていて、夏に蕎麦・そうめんなど食べるときは、とっても涼しげ!
普通に、グラスや、小鉢としても使えます。
使い方は、みなさんそれぞれです。
ガラスも、その時々でいろいろな表情をだしてくれますよ。

空と海とりゅうのつめ

2006-08-08 11:44:42 | Weblog
海を見てきました!
蜃気楼が見えるという町のある富山湾です。
海岸沿いの電車に乗って、車窓から見える海にワクワクしました。
駅に降り立ち、暑かったけれど海を求めて歩いていきました。
日曜日の昼なので、漁港は穏やかな海と静けさをもっていました。
静かに泊まっている漁船は、この漁港の別の顔を想像させてくれました。
この場所に、4日前蜃気楼が見えたそうです。
この時期にも見えるのか!という驚きと、“4日前”というあまりにも最近の出来事と、自分はそのタイミングと出会えなかった残念さと、一瞬にしていろいろな感情が湧いてきました。
 そんな海に“りゅうのつめ”をかざしてみました。
“りゅうのつめ”はガラスのペンダントで、“龍”のつめをイメージしています。透明なガラスの中に、色がスーと入っています。
その日の、空と海と同じような色。
海の輝きと、ガラスの輝きがとてもきれいでした。
また、ガラスを通して見える、空と、海は格別!
ガラスが、生き生きと輝いている瞬間でもありましたよ。

赤の風鈴

2006-08-04 00:14:03 | Weblog
今日はとても暑い日でした。仕事をしても体がどうもシャキッとせず。。。
そんな時の職場での会話が「いなかの良いところは、日中は暑いけれど
夕方になると風がでて涼しくなるところだよね」でした。
そうそう、そうでした。家に着く夕方になると、風がでて気持ちいい。
少し畑の様子なんて見に行きたくなってしまうのです。(実家の畑です)
くいしんぼうの私は、取りたての野菜を手に今夜は何を作ろうなど、
日中よりずっと頭がまわる。そんな時にいい風がさわさわっと。
風鈴の音と一緒に風に吹かれると、昼間の暑さなんて忘れてしまいます。
幸せを感じる時でもありますね。
 今年は、「赤の風鈴」を作りました。日に当てると、とてもやさしい
赤色の輝きをします。中のガラスも同じ色にして、ガラス同士が当たり
軽やかな音をだします。短冊は麻。少し“和”の雰囲気も感じられますよ。
聞いた話ですが、「赤の風鈴」はどうやら魔よけになるようです。
風を呼び込むのでいろいろなものが入ってくるけれど、「赤色」が魔よけに
なるようです。
 まだまだ暑い日が続いてうへぇ~と思いますが、“夏の風物詩”で逆に
夏を楽しむ気持ちになってみてくださいね。


青のロックグラス

2006-08-01 18:02:20 | Weblog
梅雨が明けて、夏本番ですね!
ガラスを扱う私たちにとっても
シーズン到来です。(一般的に)
“ガラス=夏”というイメージが強いですが、
もっと普段からいろいろな使い方をして
生活の中にガラスも溶けこんでもらえたら。。。
そう思うのです。
そんな“りゅうのガラス”との日々を
紹介できたら、と思います。