さて何から書いていきますかね。とりあえずは試合の流れから書いていきます。まぁ前半に3点も取られてしまったら勝利するのも難しいというものです。
前半13分にパウリーニョの個人技から先制点を奪われてしまったんですけどこの失点はパウリーニョを褒めるべきゴールでしたね。まぁ簡単にかわされた永田、狭いニアサイドのシュートを決められてしまった加藤の2人のどちらかが頑張れば防げたかもしれませんが。2失点目は前半19分にカウンターで右サイドを崩されてパウリーニョのクロスをハーフナー マイクが豪快なヘディングシュートで決められてしまいました。簡単に裏を取られた峻希、ハーフナーに簡単にマークを外された永田、スピラノビッチの責任が大きい失点となりましたね。
2点取られてようやく目が覚めたレッズ攻撃陣も元気の突破で得たFKを柏木が直接決めてすぐに1点を返して盛り上げモードに入りました。ただ攻め込んではいるんですけど決定的チャンスはあまり作れてませんでした。、まぁロングボールでばかりの攻撃じゃあチャンスは作れませんよ。デスポトビッチはダニエルに殆ど競抑え込まれ、達也と元気は空中戦を得意とする選手ではありませんのでそりゃあ競り合いには勝てないしセカンドボールも相手に取られてしまいますよ。せっかく直輝をトップ下で使ってるんだから時間も会ったんだし彼と柏木を軸にもっとボールを回して攻めるべきだったんじゃないですかね。
そして致命的な失点となった前半43分のパウリーニョのゴール。カウンターからパウリーニョがボール持って峻希を簡単にかわしてGKと1対1になって冷静に決められてしまいました。前半終えて1-2ならまだチャンスもあったと思いますが2点差ついてしまうと厳しくなってしまいます。峻希には何とかパウリーニョに喰らいついてほしかったです。
1-3で折り返した後半から直輝に代えてマゾーラを投入し2トップにシステム変更しましたがこれが全く機能しませんでした。まぁ競り合いに勝てないデスポトビッチと途中出場なのに運動量が少ない視野の狭いマゾーラの2トップが活躍出来る訳ないですよね。更にマゾーラと元気のプレーエリアが重なってしまった為前半は何度か良い突破を見せてた元気が後半殆どチャンスを作る事が出来ませんでした。案の定チャンスは作れずハーフナー、パウリーニョを軸としたヴァンフォーレのカウンターで何度かチャンスを作られてしまいました。
流れが変わったのはデスポトビッチと交代したエスクデロが出場してからですね。エスクデロが左右によく動いてスペースを作ったり積極的に仕掛ける動きを見せてくれてようやく相手陣内でチャンスを作る機会が増えたと思います。そして後半38分に右サイドで柏木が粘って突破してその折り返しをエスクデロが豪快に決めて1点差に迫る事が出来ました。エスクデロは何とか流れを変えようという姿勢でプレーしているのは観ている側からも伝わってきましたのでそんな彼がゴールを決めてくれたのは嬉しかったですね。
その後はスピラノビッチが前線に上がってパワープレーで何とか同点に追い付こうという姿勢は見えましたがヴァンフォーレ守備陣に凌がれて試合終了。最後まで前半の3失点が大きく響いた試合でした。
守備に関してはやはり3失点ともパウリーニョが絡んでしまってる以上マッチアップした峻希の責任は大きいと思います。ここ最近評価が急上昇していた峻希ですがパウリーニョの様なスピードと個人技に優れた選手をどう抑えていくかが今後の課題となっていきそうです。後永田と啓太は軽率なミスが結構目立ってました。ベテラン選手がミスが多いとチームの士気にも関わってきますのでもっと慎重にプレーしてもらいたいです。
一方の攻撃陣。もうデスポトビッチとマゾーラは使わなくていいんじゃないんですかね。前者はポストプレイヤーなのにボールはキープできないわ競り合いは勝てないはで今日全く良いプレーがありませんでした。個人的にはエジミウソンもそこまで評価してませんでしたけどなんだかんだでゴールは決めてくれましたからね。まだベストコンディションではないという事ですが果たしてもう合流して1カ月以上経つんですからそろそろ本調子になってくれないと困るんですけど。マゾーラはたまーに凄いプレーをしてくれますけど基本的には使えないですよね。開幕前にはエメルソンみたいになってくれるんじゃないかと期待してた俺がバカでした。
頑張っていたのは前の記事にも書いた通り柏木とエスクデロの2人です。この2人が絡んだプレーはチャンスになりましたし柏木は1ゴール1アシスト、エスクデロも1ゴールと結果も出てましたからね。特にエスクデロのプレーは凄く良かったです。ゴールという結果も出たんですから彼をスタメンで起用してもらいたいです。
俺の好きな元気と達也ですが元気は前半は得意のドリブルから何度かチャンス作りましたけど後半はマークが厳しくなった上にマゾーラとプレーエリアが重なって試合から消えてしまいましたね。後半は同情すべき点もありましたが単純なパスミスも増え集中力を欠いたプレーが増えたのも事実。厳しいマークは今後も続く事は間違いないですのでもうワンランク上のプレーを見せてもらいたいです。一方の達也は献身的に動いてましたけどチャンスには絡んでなかったです。もっと自分から仕掛るプレーが見たかったですね。
相変わらず勝ったり負けたりで順位が上がってきませんね。今年はこんな状態ばかりなので段々期待度も低くなってくるというものです。エスクデロ、元気、達也(もしくは梅崎)の3トップに直輝トップ下というシステムは面白いと思いますが保守的なペドロビッチ監督にその発想はないでしょうね。
下位相手に取りこぼしは非常に痛いですけどまだ上位は狙える可能性はありますので次節までに立て直してもらいたいです。