子宮体がん Ⅰ期：がんが子宮体部にとどまっている段階。子宮体がんは卵巣に移転しやすいので、多くの場合子宮と一緒に卵巣を摘出します。若い女性で卵巣にがん細胞がないことを確認できれば、卵巣を残すこともあります。
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子宮体がん ０期：細胞診によって悪性が疑われるが、がんの存在がはっきりしない。顕微鏡で見ても微妙な境目である状態。同じ０期の頸がんの場合は、がん細胞が浸潤を始める前の状態で、明らかながんですが、体がんの場合は異なります。この段階で子宮を摘出すればほぼ100%治癒します。
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子宮の奥にできる、子宮体がん。高脂肪、高エネルギーの食生活の影響で、現在増加中です。
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妊娠・出産の間は生理がなく、腫瘍を抑える作用を持った黄体ホルモンがたくさん働きます。つまり数多く妊娠・出産をした人ほど、卵胞ホルモンの刺激を受けずにすみますが、そうでないと、長期にわたって卵胞ホルモンの影響をうけることに。こうしたリスクのある人は４０代に定期健診が大切です。
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原因はホルモンが深くかかわっている。子宮頸がんが、数多く妊娠・出産をしている人に多く見られるのに対し、子宮体がんは反対に妊娠・出産をしなかったか、回数の少ない人、不妊症だった人、に多く見られます。がんの発生には、乳がんと同様に卵巣から分泌される卵胞ホルモンが関係している。
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子宮体がんは、肥満、糖尿病、高血圧の人がなりやすい、これらはみな、いわば高脂肪、高エネルギーの食生活が生み出した成人病。食事の変化が体がん発生のリスクを高めているといえるでしょう。
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子宮体がん。かつては、子宮がんのうち1割にも満たなかったがんですが、年々増えて子宮がん全体の２～３割を占めるようになった。欧米では体がんが９割、頸がんが１割と日本の逆になっていますが、日本での体がん増加は食生活の欧米化が大きく影響しているようです。
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Ⅳ期：手術は行わず、放射線治療などを行う。がんの浸潤が進み、膀胱や直腸の粘膜まで浸潤した状態。がん細胞が血液やリンパ液の流れに乗って、全身に飛び散っている可能性が高い。多くの場合、施術は行わず、抗がん剤と放射線治療を行う。膀胱や直腸まで及ぶと血尿や血便が出たりする。
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Ⅲ期：子宮、卵巣、リンパ節、膣を取り、加えて放射線治療なども行う。がんが膣の下の方や、骨盤壁まで浸潤した段階。各部の摘出に加えて、抗がん剤を投与したり、放射線を照射する治療を手術と併用して行います。この段階になると、腰や下腹部、足などに痛みを感じたり尿がでにくくなる。
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Ⅱ期：子宮、卵巣、リンパ節と膣の一部を取る。がんが子宮頸部だけでなく、膣壁や子宮の周辺の組織に浸潤した段階。子宮や周辺組織、卵巣、リンパ節を摘出。膣の一部も切除します。Ⅰ期までは自覚症状もほとんどありませんでしたが、色のついたおりもの、不正出血などが。
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