玄関に化石を飾っています。
クリスタルワールドの布施の店が閉店するということで、商品が全て30%引き、そして最後3日間は50%引きだったので、いろいろ買ってしまいました。
☆
☆
☆
ベレムナイト 中生代ジュラ紀 ドイツ産。日本名は「矢石」と言います。イカの仲間です。
☆
玄関の下駄箱の上の化石。右から、オウムガイ(化石ではありません)、シルバーに磨かれたオウムガイ、アンモナイト2つ、ベレムナイト。右端は宇宙戦艦ヤマトの模型。
オウムガイは、数十年前、山形県で偶然見つけて買ったのですが、ずっと物入れに入ったままでした。ようやく日の目を見ました。オウムガイは、表面を磨くと、シルバーに輝くようです。「真珠貝」とか言って売ってましたが、どう見てもオウムガイです。手間をかけて「真珠貝」にしたみたいですね。
鉱物も買いましたが、またの機会に。
先日の、モンゴル恐竜化石展で、恐竜のフィギュアを買いました。
ヴェロキラプトルです。
横から見たところ
☆
☆
☆
前足には翼状のものがあり、体には羽毛もあり、後ろ足の第2指の爪が大きく、獲物を捕らえるのに使ったらしい
体長は2メートルほどの獣脚類という肉食恐竜です。モンゴルでは約8,000万年前の白亜紀後期の地層から見つかっています。
いろいろな獣脚類に、いろいろな鳥の特徴があるので(ヴェロキラプトルにも、羽毛がある、半月状の手根骨、恥骨が後ろを向く、骨に空洞が多い等)、最近は、鳥は獣脚類の一部が進化し、生き残ったものという説があります。
鳥の祖先かも、ということではありませんが、ヴェロキラプトルは何か魅力的な恐竜ですね。好きですね。
現在、長居の大阪市立自然史博物館で、「モンゴル恐竜化石展」が開催されています(6月2日まで)。
これは、日本、モンゴル共同調査20周年記念と、外交関係樹立40周年記念企画です。
モンゴルは、古代から大陸移動の影響を受けなかったので、地層がもまれることなく、恐竜の全身骨格化石が多く残っています。そして、保存状態がすごくいいのも特徴です。骨の化石ですが、骨そのもののように見えるほど、いい状態で発掘されています。
タルボサウルスの全身骨格化石
タルボサウルスは、ティラノサウルスに近い肉食恐竜。約7,000万年前。
☆
サウロロフス
大型草食恐竜。約7,000万年前。
☆
サイカニア
☆
タルボサウルスの親子
親子の化石がよく出ているので、成長過程がわかるようになった。
☆
発掘現場は数か所ありますが、首都ウランバートルから車で片道3日や6日もかかり、ゴビ砂漠の中を道なき道を進むという、過酷な現場ばかりです。滞在時間を少なくしないといけないので、土ごと石膏で固めて、切り取って持って帰るという方法で、あとは部屋で化石を掘り出していくという作業です。
とにかく、実物の化石が多く、すばらしいです。本当に化石とは思えない、綺麗な化石です。これからも発掘は続き、成果があがることでしょう。
恐竜化石に興味のある方、ぜひ、観に行かれることをお勧めします。6月2日までです。
高槻は、地質的には大阪で一番古く(古生代二畳紀、約2億8,000万年から2億3,000万年前ごろ)、その頃のサンゴやフズリナ、ウミユリの化石が出ます。恐竜の時代より古い地層ですね。数年前、息子と拾いに行き、結構化石が含まれている石がありました。化石は石灰岩の中にたくさん含まれています。
化石を含んだ石灰岩。大きい方は、横幅約17cm、小さい方は、約3cm。
白い丸いのが化石。白の真ん中が黒いのがウミユリの茎の断面。楕円状の白いのがフズリナ。
白くて真ん中が黒いドーナツ状のが、ウミユリの茎の断面。まっ白なのは、フズリナとサンゴ。たくさん含まれています。この写真の白いものは、すべて化石です。
これも、白い丸や楕円のものは、ウミユリ、フズリナ、サンゴ。すべて化石。
左の大きな白いものは、ウミユリの本体の化石?それとも貝?あとの白いものも、すべて化石。
化石採取って楽しいですね。どんな化石が入っているか、わくわくしながら探せます。川原で拾うので、石灰岩とわかれば簡単です。石灰岩は、他の石より白っぽいので、すぐにわかります。水に濡らすと化石がはっきりと見えますので、その場で確認して持ち帰ります。
また、拾いに行きたくなりましたね。今年は久しぶりに行こうと思います。