ラグビーフィーバー!!from上海

ラグビーと上海生活を楽しむブログ

関東にも「伝統」の力!(大学選手権スコアあり)

2009年12月20日 | ラグビー
大学選手権開幕。
組合せ、開催場所についてもったいない、同地区対決は残念との意見もあるようですが、
それも前提の公開抽選。

大学選手権1回戦屈指の好カード「関東学院大vs帝京大」を観戦(TV)。
関東のリーグ戦2位と対抗戦4位の対決なので1回戦としては順当な組合せも、
ポテンシャルの高い帝京大と関東の意地のぶつかり合いは激戦の予感。

試合結果は前半から帝京がリードするも、後半中盤に一気に関東が逆転。
その後ロスタイムに帝京の同点トライが決まり17-17の同点で試合終了。
トライ数で帝京が3-2で上回ったため、2回戦進出を決めました。

帝京はハイタックルで2人がシンビン。バックスもここぞでのノックオンなど
ミスや不運でベストのゲームではありませんでした。この帝京に本来の力を
ださせなかったのが、関東学院の実力でもあります。

以前読んだ「指導力」。この春口・元監督と清宮・元早大監督との
対談の中で春口さんは盛んに、「うちは伝統がない!」と繰り返します。

今日の試合。帝京大を苦しめたのは激しいブレイクダウン、ラインアウトから
相手のペースを崩すすべなど過去早稲田を苦しめたものでした。

そして「俺達は勝つぞ!勝たなきゃいけない!」という強い気持ち。
帝京大と比べて才能では及ぶとは言いがたいですが、
安藤主将がプレーで示す「激しさ」。

これは10年連続で選手権決勝に進んだ経験が、「伝統」として
形に表れたのだと思います。関東学院もいまや立派な「伝統」校。

辛くも2回戦の切符を手にした帝京はLOボンド選手が特にディフェンス
面で大活躍。シンビンを受けたとはいえ、ツイ選手の最後のトライにつながる
ゲイン&パス。そしてWTB伊藤拓巳選手の2トライがチームを救いました。

次週は立命館大を順当に降した早稲田との戦いと息つく暇なしですが、
発車間際になんとか滑り込みセーフの状況から悲願の日本一に立て直せるか?