０８上海セブンス(元早稲田主将も)

今年もギネス上海セブンスへ行ってきました。
ＩＲＢが絡む国際大会ではなく、在中外国人クラブチームが主体となった大会です。

＜参加チーム＞
中国チーム
瀋陽体育学院、中国農業大学、南京体育学院、解放軍体院、山東財政学院、上海固特実業、上海体育学院

クラブチーム
広州ラムズ、上海リーマズ、上海ハイリークラブ(通称「毛蟹」)、上海リノズ、成都ブラック＆ホワイト、
上海双龍、北京デビルズ、上海Ｈｅｒｍｉｔ　Ｃｒａｂｓ、Ｌｅｓ　Ｐｏｉｌｕｓ

注目は中国農業大学(ＣＡＵ)ラグビー部。
中国最初のラグビーチームであり、これまでも代表にもっとも多くの選手を送り込んできた中心チーム。
三菱重工ダイナボアーズの賀忠亮選手もＣＡＵ出身です。

昨年は若手中心の構成でしたが、今年は代表メンバーも含めた本格参戦。０７年にＷ杯壮行試合でＪＡＰＡＮと対戦したアジアバーバリアンズに選ばれた３名も参加していました。

その３名ですが、


張志強　中国のＭｒ．ラグビー。１０年に渡り代表のキャプテンを務める。



李陽。「小飛侠」と呼ばれ、キレあるステップで相手に触れさせもせずトライを決めていました。スペースあるセブンスは水を得た魚状態のようです。


王加成　　パワフルフッカー。すごい体、でもスピードあり。

その他では


率いるは鄭コーチ。代表チームのコーチも務める。


彼はＣＡＵではなく上海体育学院ＳＵＳの陸選手。代表候補です。攻守に目立っていました。


ＣＡＵは先週のアジア５ネイションを辞退した代表組が悔しさをバネに、この日の予選も相手を寄せ付けず大勝でした。ノンプロレベルのセブンスではなんとも実力がわからず。ぜひ１５人制の試合もみてみたいですね。



日本人駐在員チームの上海双龍。あれ？この人は？

元早大主将で三菱重工でも主将、監督として活躍した相良さんの姿も。現在ダイナボアーズのリクルーティングマネージャー。まさか中国駐在となられたか？おそらく賀忠亮選手につづく、中国選手獲得での訪中か。この日は中国代表選手との直接対決でその実力を身をもって体験されたのでは。

混戦のディビジョン１

日本協会の徳増さんのブログにも書かれているが、アジア５ネイションのディビジョン１が混戦模様だ。

中国の不参加で、台湾、スリランカ、シンガポールの３チームの総当りに急遽大会が変わったのだが、下馬評では下位のシンガポールがスリランカとドロー、台湾に２点差で勝利を収める波乱。これで１５日土曜日の試合「台湾－スリランカ」でスリランカが２点差以上で勝利を収めねばシンガポールの昇格が決まります。

こりゃ中国出なくても台湾行っておきゃよかったかな。。。ちなみに既に発券済みキャンセル代６００ＲＭＢ(約８５００円)払ってきたとこでした。

来年はシンガポールかスリランカでのジャパン戦か。

てっきり来年は中国でのジャパン戦を信じ込んでいただけに、早くもフライトを調べてしまう浅ましさ。わざわざ行かなくても日本で観たほうが早いんですけどね。

仕事と嫁さんとも相談ですが。

シンガポールのジャージはカンタベリー。なおかつギネスのスポンサー。リポＢじゃ勝てぬ。

香港写真その３

写真ばかり。ラグビーフィーバー！じゃなくラグビー『ミーハー』！ですね。


ドリュー・ミッチェル　インパクトあるデビュー以来、ケガに悩まされながらもＷ杯でも７トライを着実に成長。ギタウと仲良しで、よく一緒にいる姿を目撃します。


スティーブン・ムーア　中東生まれ。ワラビーズスターティングフッカーに定着。


パールー　トウタイ・ケフの後、なかなかインパクト８が出てこないワラビーズ。パールーももう一伸びほしい。


ネイサン・シャープ　昨年ジョン・イールズメダル獲得。６年間で７０キャップの超ベテラン。ヒザの故障と大事に付き合えば、イールズ(８４キャップ)超えも十分射程距離。


ジョージ・スミス　ルースＦＷとしては９２の最多キャッパー。５年前のワラビービジットのときにケガでチームを離れていたので念願でした。


トゥキリ　最近でこそトライが少ないが、ワラビーズ史上３位の３０トライをスコア。早く戻ってきてもらいたい！


ラクラン・ターナー　優勝した０６年Ｕ１９Ｗ杯メンバー。今年のスーパー１４のクルセイダーズ戦での２トライがディーンズの目に留まっての代表入りか。


フィル・ウォー　ジョージ・スミスと重なりながらも７５キャップ。キャプテン経験もあってか、５年前よりも性格良くなっていました。

香港写真その２

ウィップー　才能はあるのだが、(Ｗ杯スコッドを外れたように)運に恵まれぬ印象を払拭したい。いまのメンバーではこの人のハカが一番好きだ。そういえば香港でもハカ教室で小学生に舌の出し方を教えていた。


ブラッド・ソーン　リーグ→ユニオン→リーグでまた戻ってきました。サイズ以上に存在感を感じさせるパワープレーヤー。３３歳もまだまだ活躍しそうだ。


ティアラタ　左右両方をこなせる器用なプロップ。


トォエアバ　今回のマンオブザマッチ。ＦＢの起用が当たった。守っても守備範囲の広さを見せた。


キーラン・リード


アリ・ウィリアムス　現世界最高のロック。ハカで最もいっちゃっているのも印象的。


ここからはワラビーズです。


ロビー・ディーンズ　クルセイダーズを何度も栄冠に導いた手腕は早くも発揮し始めている。知性派に見えてフットワークも軽く、選手の信頼もすぐに集めるはず。


ベリック・バーンズ　ポストラーカム。明るい性格はすでにラーカム越え。すでにオバちゃんキラーでした。


リチャード・ブラウン　突っ込む姿は風貌柄、モートロックと重なる。決してバックローとしてサイズはないが、確実さがウリ。


コーディングリー　チーム最年長。フランス帰りのパワフルハーフ。


ライアン・クロス　リーグ移籍の大物ＣＴＢ。風貌がおばちゃんチックだが、リーグ５度のトライ王の実力をユニオンでも発揮して欲しい。


ダニング　愛され、いじられキャラ。香港でもアップ中に、酔ったＮＺファンから相当やじられていたが、子供の人気を独占するのも彼。


ケプ


マクメニマン

中国代表が不参加

来週から台湾でアジア５カ国のディヴィジョン１が中国、台湾、シンガポール、スリランカの４カ国で行われる予定でしたが、中国が正式に不参加を表明したようで、３カ国で行われることになりました。理由ははっきりとはわかりませんが、中国選手へのビザが発給されなかったとのことで、中台問題の影響もあったのではと推測されます。

これで来年の中国でのジャパン試合の可能性は試合もせずに夢と消えてしまいました。台湾へ行く気満々でしたが・・・すでにフライトも発券ずみで・・・キャンセル料。。。

不参加ということはディヴィジョン１最下位扱いになるでしょうから、ディヴィジョン２落ちでしょうね。

ラグビーに政治は持ち込んで欲しくないのですが、やはり中国をとりまく環境はまだまだ複雑です。