ラグビーフィーバー!!from上海

ラグビーと上海生活を楽しむブログ

大野均に乾杯!(07秋一時帰国ラグビー満喫録11/11後編)

2007年11月29日 | ラグビー


劇的な幕切れとなった中大拓大観戦を終え、日大稲城から向かうは三鷹文鳥舎。

森本優子さんのコラムでもおなじみの「ラグビーに乾杯」のトークライブvol.2へ。

ゲストは日本代表、東芝ブレイブルーパスのロック大野均選手。

海外のメディアからインタビューを受けた際にも「もっとしゃべってよ!」と突っ込まれてしまったというらしく、内気なイメージを感じていた。

確かになかなか声を聞く機会が少ないだけに、素の大野選手を知るには絶好の機会だった。

大学からしかも同好会に近い部で始めたラグビー。そこから一気にトップレベルのラグビーに入り込んだ。

小さいころから野山を駆け回り、実家の農場の手伝いで藁を運び、子牛に水をやるため何度も往復したという。

この自然に培われたナチュラルな強さは、大野選手の奥の深さを感じさせる。現在の日本ラグビーでは非常に珍しい選手だ。

今回のW杯ではオールブラックスを破るトライを挙げたフランスのジョジオン選手も農場出身。引退後は実家の農場に戻るという。

同じように引退後、作業着に長靴姿で農場で働きながら、週末はジャージに着替えて子供達にラグビーを教える。そんな大野選手の姿を想像してしまった。


優しさが顔に現われているよね。



時折見せるうつむきがちなしぐさが女心を惹きつけるのか。



今回のW杯で撮った写真の中で一番のお気に入りはこの大野選手の写真。
ここまで気合の入った表情はなかなか見れない。



本人曰く、燃え尽きてもいいと思えるほどの大舞台で、大活躍を見せてくれた。
次のW杯に向けて、今シーズンも骨惜しみないプレーを見せてくれるはず!

中央大-拓殖大観戦記(07秋一時帰国ラグビー満喫録11/11前編)

2007年11月23日 | ラグビー

今回は約10日間の帰国でしたが、トークイベントに大学にトップリーグとまたまたラグビーライフを楽しんできました。

まずは11月11日(前編)。

同日の早稲田-帝京も気になったのだが、中央と拓殖の戦いから名試合の香りがぷんぷんと漂っていたため日大稲城グラウンドへ。

事実この嗅覚は見事に当たる。

第一の目的は中央の真壁君の成長チェック。

U19キャプテンは今年ATQでの留学も経験して髪形と共に大きく成長を見せてくれるはずだ。

試合は横山兄のトライを皮切りにPGを重ねた拓大が前半を13-0でリード。
後半に入ると流れが変わり、FW中心に攻めた中央が3トライ2ゴールで19-13と逆転する。

しかしながら物事には旬というものがあると感じさせるのが今年の拓大。
今年のセブンス日本代表の話題を独占したと言ってもいい横山ブラザーズの存在で
ラグマガはもちろんサンスポでも拓大は取り上げられた。拓大ラグビー史上で最も注目されているわけだ。そういうチームはやっぱり勝ちあがってしまうわけで。。。


中大の目前の勝利を最後の最後で試合をひっくり返してしまった。
中央19-20拓大(0-13)

拓大の逆転トライ


中央は比較的簡単な位置からのコンバージョン失敗が悔やまれる。。。
惜敗。。。うなだれる真壁と長友。


まだシーズンが終わったわけではない中大は大学選手権出場をかけて今週流経大との対決だ。
来年は真壁キャプテンを中心にリーグ戦での旋風を期待すると共にキックを外し結果これが勝敗を分けてしまったルーキー松下君にも成長を期待。


拓大はとことん勢いに乗りたい!
今週の立正戦をクリアすれば(関東学院の辞退で)リーグ2位での出場も可能。対抗戦4位(筑波あたり)とあたるので、関西4位とあたるリーグ3位の出場が無難だが。おそらく部史上最高の成績を残しそうだ。


真壁1


真壁2 肩、上腕、モモ周りと鎧が一枚かぶさったごとく厚くなった。


真壁3 チームを鼓舞する真壁。来年は中央を率い、そしてJAPANへ!


豊田耕太郎は将万(早稲田)の弟。兄より一回り小さいがスピードは際立つ。


横山伸一(弟)は真壁を振り切りトライ。試合中、結構辛口なキャプテン。


横山健一(兄)も負けじと魅せる


バツベイ弟(右)

アゴのラインがくっきりでシャープ。横綱級の兄と比べればまだ序の口クラス?左はSOピータース。王国出身もこの日はキック成功率はイマイチ。


クボタスピアーズVS神戸製鋼スティーラーズ観戦記

2007年11月18日 | ラグビー
今シーズン初のトップリーグ観戦は新潟ビックスワンのクボタ-神戸製鋼戦。

大宮から新幹線で1時間40分。新潟駅を降りバスに揺れること10分。田んぼの真ん中に現れた巨大なビッグスワンが舞台だ。

<試合メンバー>
神戸:1南條2松原3清水4吉田5ウィリス6鈴木7林8伊藤9後藤10ホラ11濱島12山本13今村14小笠原15大石
クボタ:1手塚(佐川)2荻原3中島4清野5赤塚6鈴木7岩上8ケフ9茂木10伊藤11柴原12オツコロ(吉田)13高野14小堀15高橋(マクイナリ)

試合はいきなりクボタがノーホイッスルトライ。ケフの上げたパントを神戸がノックオンし、そのままクボタがつなぎ最後はオツコロが右隅にトライ(高橋G失敗)。

前半14分神戸が反撃。松原がうまく相手を引きつけて絶妙のパスが小笠原へ→今村雄太はゴール前で転ぶもなんとかトライ(ホラG成功)。

その後神戸はモールから伊藤剛臣のトライ、クボタは2PGをスコアし、前半は神戸14-11クボタ。

後半に入り立上りにラッシュをかけようとした神戸だが、前半同様に細かいミスから攻撃が続かず得点できない。

逆にクボタ・伊藤のPGで14-14の同点に追いつかれる。この均衡を破るべく球を散らし始めた神戸。

後半25分松原がまたも絶妙のオフロードパスで今村雄太→濱島と渡りトライ(ホラG成功)。

しかしながら神戸のリードも束の間。後半32分クボタは神戸反則から得た敵ゴール前ラインアウト起点にモールを押し込みトライ(伊藤G成功)。21-21の同点。神戸あっさり取られる。

なんとしても負けられぬ神戸。後半37分、神戸ボールを攻め続け、後藤翔太が持ち出し、相手を引きつけてからパスを受けた小笠原が走りきりトライ(ホラG成功)で28-21。

諦めないクボタの攻めをどうにかしのいでノーサイド。神戸製鋼28-21クボタ。

なんとか全勝を守った神戸。次週は三洋電機戦で今シーズン最初の山場だ。

ホラのキック力は捨てがたいが、スピードあるバックス陣を活かすためにはもう少し早い球回しのできるプレーヤーをスタンドオフに置くべきでは。



今村雄太はハンドリングミスも目だったが、1トライ1アシスト。



同じくルーキー濱島も1トライ。恵まれたサイズを活かしたランが何度か見られた。


ケフはさすがのキープ力。この日はハイタックルでシンビンも。



前半伊藤タケオミのトライ



モールの際、今村雄太のヘッドバットを受けた小笠原は鼻出血。


出血しながらも後藤翔太のパスを受け試合を決めるトライをスコア



若き闘将が試合を決めたトライをアシスト(クボタ22はマクイナリ。このあと翔太へ反則気味チャージ)


勝ち越しトライを演出した後藤翔太はマクイナリの反則気味のチャージを受けてグラウンドにうずくまるシーンも。また首を痛めたのかと肝を冷やした。しかし万が一の後藤翔太のバックアップができるハーフ層の薄さは不安要素。



アゴ、痛て~。マクイナリ~怒!



勝利キャプテンインタビュー、様になってきた。



次節の偵察に来た三洋飯島コーチと談笑の大畑大介。この日試合前セレモニー参加の際も足を引きずっており痛々しかった。 



JKも新潟へ。ハーフタイム時にはサイン攻めにあい新潟でも大人気。
                                                                                                 
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