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アメリカ留学、RN免許取得、アメリカ移民ビザ取得、アメリカでの手続き、アメリカでのナースの仕事等についてのブログ

指紋をとる。

2010-03-18 | NCLEX & CGFNSのはなし
春休みなので、NCLEXの受験準備を始めようと思う。

オレゴン州のNCLEX受験申請には、①申請書 ②指紋カード&指紋申請書 ③受験料(160ドル)&犯罪歴調査料(52ドル)④最近5年分の看護師としての経歴書(該当者のみ)⑤証明写真 が必要。そして外国で看護教育を受けた人(私)はその成績証明&英語力証明(TOEFLなど)が必要。つまり、先日認定されたCGFNSがそれに該当する。というわけで、上記の書類は自分で送るけど、CGFNSからは直接オレゴンステートボードに認定書を送ってもらう。その手続きになんと100ドルも取られた CGFNSは本当に単価が高いはあ…。出費がかさむ。

そんな訳で、今日は指紋取りの話をします。
今日ちょっと用があってダウンタウンへ行ったら、たまたまfingerprinting(指紋とり)のオフィス前を通りかかった。アメリカではスピード写真が駅構内やコンビニ脇に設置されてる、なんてことはないので、パスポート写真を取るお店がある。そこで指紋取りも10ドルでやってくれる。

たまたま必要書類も持っていたので、そのお店に入ってみた。なんだか怪しげというか、カウンターにオバチャン一人でその後ろに写真屋さんみたいにカメラとイスが置かれてるのみ、というとっても閑散としたオフィスだった。おばちゃんの英語には訛りがあったので、彼女もどこか別の国からやってきた人なんだと思う。初めてのことで、書類の書き方も良く分からなくて、でもおばちゃんが丁寧に教えてくれた

NCLEXを日本で受験しようと思ってた時に、日本でこの指紋を取ろうとすると公証人を指紋を取る場所(確か警察だったような)に連れていって確かに私の指紋ですっていうのを証明してもらわないといけない(ちょっと曖昧な記憶だけど)と聞き、かなり手間&お金がかかると聞いていた。
なのに、ここで指紋をとるのはとってもシンプルだった

ビザを取るときにアメリカ大使館でも10指紋を取ったが、入国審査と同じで機械読み取りだったので、そんな感じかと思いきや、かなりアナログだった…「じゃ、取るからこっちきて」とゴム手をはめたおばちゃん、すかさず私の左手をつかみ、「指はまっすぐね、私が押すから力入れずにリラックスして」と言い、黒インクに一本ずつ私の指を当て、それを「fingerprint card」と言われる専用用紙に押していった。
1本ずつ取った後は、親指以外の4本を一気に、親指単独でとった。両手ね。かなり地道な作業
しかも、取り終わった後、もちろん私の指は真っ黒。でも手洗い所などなさそうな雰囲気。「そこで手を洗って。」とおばちゃん。え?どこで?とキョロキョロしてたら、「ここ」とゴミ箱を指さすじゃないの。ゴミ箱の上に両手をかざすと、おばちゃんに石鹸のような液体を手にかけられ、その後、霧吹きで水のような液体を吹きかけられた。一応インクは落ちたけど…

ところで、この指紋とりは別に外国人だから、とかじゃない。NCLEXはアメリカ人も受ける看護師国家試験。だから、受験者は全員提出の必要がある。これをもとに、ステートボードがcriminal background (犯罪歴)を調べるそうなのだが、そう考えるとすごく大事な書類だよね。指紋カードはおばちゃんのサインが必要だし、書類は個別に封筒にいれて封をして、そこにもおばちゃんのサインをしてもらったものを、他の申請書類と共に私が送ることになっている。そうしないと、改ざんの可能性があるから書類は受け付けてもらえない。
そんな大切なことを、公共機関とかじゃなく「街の指紋取り屋」で簡単にやってもらえるとは、実はこのおばちゃんはすごい人なんじゃないかと一瞬思ってしまった。

私がオフィスに入った時は誰も他にいなかったのに、次々と人がやってきて指紋やら証明写真やらを取っていたので小さなオフィスは満杯。おばちゃん、一人でテキパキさばいてたよ。
指紋のこととか、もうちょっとおばちゃんと雑談したかったけど、忙しそうだったからできなかった。残念。

ところで、今夜たまたまテレビをつけたら犯罪推理もののドラマがやってて、犯罪者の"fingerprint form"を捜査官が照合してるシーンが出てきて、「私も今日同じのとったよ!」と一人で興奮してました。

日本で看護師国家試験を受けた時は学校単位で受験申し込みをしたので、書類は自分で書いたけど、準備とか提出とか、かなり任せっきりで、もちろん厚生省のホームページなどを見ることもなかった。楽ちんだったなあ。

無事に書類が通って受験許可がおりますように。

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