☆浜田省吾ファンが集う Bar 路地裏の少年  【マスターのだらだら日記帳】

ここでは浜田省吾さんや路地裏にこだわらず書きつづっています♪

ホロ苦く

2016年12月10日 03時40分17秒 | 浜田省吾

テレビで“練乳”という言葉を聞いて子供のころの記憶が甦った。

僕には口にしてカルチャーショックをうけたものが人生で2つある。

“ブタのベーコン“と“練乳“”

だ。

“ベーコン”の話はさておき、“練乳”の話を書こう。

当時は“練乳”という言葉は知らず“コンデンスミルク”と僕は呼んでいた。


経緯は忘れたが、ある日缶に入ったコンデンスミルクを手に入れた。

ひと口含んで僕は驚いた!

『こんなにとんでもなく美味しいものがこの世にあったのか!!』

毎日少しずつ舐めるのがたまらなく楽しみで至福の一時だった。

しかし、形あるものやがて失う時が来る。

ついにすべて舐めきってしまった。


それから何日か経ち、あの味が忘れられない僕はスーパーマーケットに行ってみることにした。

親にお金をねだったのか、おこづかいを持って行ったのかは覚えていない。

でも行ったときのことは覚えている。

まったく同じものは見当たらず似たものを探してみた。

『あった!』


商品棚でその缶を見つけた時は嬉しかったな~。

たぶんカブトムシを見つけた時より嬉しかったと思う(笑)。


喜び勇んで家に帰り、缶のてっぺんにグシュッ グシュッとふたつ穴を開けた。

コンデンスミルクを出す穴と空気穴だ。


で、わくわくと缶を傾けたらトロ~~~~~と出るはずがほとんど牛乳状態で前のような粘度が何もない。

『こういう種類のもあるだな~』

なんて思いながら口に入れた。

。。。。。

甘くない。。。

美味しくもなんともない。。。


缶を見てみた。

“エバミルク”

と書いてあった。

『なんだお前は!?』

それが何かはわからなかったが、自分が失敗したことはわかった。

そしてとんでもなく切なかった。


今となっては笑い話と思えるが、あの時はほんとに切なかったな~(笑)。

涙が出るほど悲しかった。


その後なん度も練乳と対面することがなったがこのことは思い出さなかったんだけどな~。

突然記憶の引き出しが開くから不思議だ人は。

コメント
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