島根県予選で5試合55得点の立正大淞南が、圧倒的な破壊力を全国の舞台でも見せつけた。
激戦区・千葉を勝ち抜いた八千代から7ゴールを奪っての完勝。
南監督は「出来すぎくらいのいい出来」と満足げだったアンダーヘアー脱毛。
「チームの約束事」という、確実にシュートで終わる思い切りのよさが光った。
指揮官が「よく得点が入る時間帯」と話す前半19分、浦田のミドル弾で先制。
2分後にも隅田の高い位置でのボール奪取から田路(とうじ)が追加点を決め、早々に流れを引き寄せた。
大会直前の練習試合でエースストライカーの林主将が左鎖骨を骨折。
だがキャプテンマークを託された田路が「全員『自分がやる』という気持ちになれた」と話すように、攻撃陣が主砲の穴を埋めようと懸命に仕掛けた。
代役の坂口は後半だけでハットトリックを達成。
後頭部を強打し、大事を取ってすぐに病院に向かったためコメントは残さなかったが、スタンドで見守った林も「うれしいけど少し悔しい」と苦笑する活躍を見せた。
「数年前だと千葉代表対島根代表なら逆のスコアだった。
島根全体のレベルが上がったと証明できた」と南監督。
前々回大会で県勢初の4強入りを果たし、昨年の全国高校総体でもベスト4に入った新興校は、悲願の頂点を虎視眈々(たんたん)と狙っている。
(奥村信哉)
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