29日の東京株式市場は、高値警戒感から利益をいったん確定させる売り注文が先行し、日経平均株価が下落して始まった。午前の終値は前週末比57円24銭(0.52%)安い1万0939円13銭、東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同3.32ポイント(0.34%)低い963.40。出来高は9億5千万株。
午後1時現在の日経平均は同39円45銭(0.36%)安い1万0956円92銭、TOPIXは同2.74ポイント(0.28%)低い963.98。
前週末に今年の最高値である1万0996円37銭を更新した日経平均は、取引開始後に一時100円近く値を下げた。3月期に本決算を迎える銘柄で配当の権利を狙った買いが一服したことも売り要因になっている。
ただ、世界的な景気回復傾向を背景に、先行きの企業業績に対する改善期待も根強い。主力株を中心に値を下げたところで買いに動く投資家もおり、下げ幅は今のところ限定的だ。
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