新しい番付表を手に活躍を誓う把瑠都
大相撲夏場所(5月9日初日・両国国技館)の番付が発表された26日、エストニア出身の新大関、把瑠都が東京・大田区の尾上部屋で記者会見。
新番付表を手に「大関のところに自分の名が載っていてうれしい」と豪快に笑った。
緊張の伝達式からまもなく1か月。「大関と呼ばれるし、行事も多くて忙しくなった」というが、春巡業では積極的にけいこをこなすなど、自覚も出てきた様子。「5月に土俵に上がれば、だいぶ気持ちも変わるんじゃないか」と本場所が待ちきれないようだ。
春場所では立ち合いの突き押しに新境地を見いだすなど、安定した取り口で14勝を挙げた。初優勝が次の目標だが、先場所は白鵬に歯が立たなかった。「自分の相撲を取れば結果はついてくる。優勝目指して頑張りたい」という新大関の課題は横綱対策にある。
場所後、新築中の部屋が完成する。師匠の尾上親方(元小結浜ノ島)が「昇進と新築をダブルでお祝いできるんだからうれしい。そこに優勝も加わってくれたら」と激励すると、「硬くなるっすね」と巨体を揺すって笑いを誘った。
(2010年4月26日22時37分
読売新聞)
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