□映画「ホーリー・モーターズ」
あ~カラックス凄いな!
いつ見ても。
意地悪な感じの人だけど、やっぱ凄いな!
「ポーラX」(1999年の監督兼脚本作)をカンヌ国際映画祭のスクリーンで観たときもしばらく立ち上がれなかったけど…。
その世界に対する憎悪と愛に圧倒されていたわたし。
しかし、評価は散々で、誰も分かっちゃいない、このカラックスの孤独って思ってた。
それを、生きて活きて生かされて、待望の長編へ13年ぶりにたどり着いたカラックス。
苦しいんだろうな、生きていること。
描くこと。
媚びること。
愛を求めること。
すべてが空虚ですべてが現実で、生々しさとそのリアルを描けばそれに目を背ける社会がある。
分かるなんて言葉を使うのもそれについて語るのも陳腐な感じがする。
けれど、語る、語りたくなる映画だ。
主演はカラックス映画でおなじみ、ドニ・ラヴァン(51)。
今回はオスカーという人物を演じる。
オスカーは大富豪の銀行家だ。
と思う。
と思うというのも、リムジンに乗り込んだ後のオスカーはまるで俳優のように、自分の容姿を変幻自在に操り、さまざまな人物になりかわるのだ。
最初は物乞いの女、そしてモーションキャプチャーのスペシャリスト、そのあたりから何が現実で何が虚構かが分からなくなってゆく。
いや、最初のシーンからそうかもしれない。
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