ＢＳプレミアムの番組、マイライフ・アズ・ア・ドッグを観る。

台風一過のよく晴れた日。

ＢＳプレミアムの番組、マイライフ・アズ・ア・ドッグを観る。
タイトルから何か悲惨なストーリーかスラム街を舞台にした映画を想像し、内容によっては観るのを中断し、上野界隈でも出掛けようかなと、一応チャンネルをまわす。
家の窓から吹き込んで来る風の心地よさも手伝ってか、観終わってとても心穏やかな気分となる。

　　　
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ（Mitt Liv Som Hund）』　1985年　スウェーデン　
ラッセ・ハルストレム監督

50年代末のスウェーデンの海辺の小さな町と山間のガラス工場の村が舞台。
結核を患う母をいつも悩ますわんぱくな12歳の少年イングマル。
比較することが大事と、不幸な人や人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行生物になったライカ犬の運命に比べれば
まだまし。と自分の不幸や悲しみをまぎらわす。









母の病状悪化のため田舎の叔父の家に一人預けられる



心は少年だが成長とともに少女にならざるをえないサガ。




ラストシーン


村の何気ない風景が美しい
寝たきりのおじいさんとのやりとり
彫刻家の話