小説も人間的にもサルトルよりもカミュの方が好きだ。
そのカミュの短編集『転落・追放と王国』の一編『客』を原作とした映画『涙するまで、生きる』を観る。今日(6月22日)もイメージフォーラムで。
邦題になにか違和感を感じるが人寄せにはいいのかな・・・?
原題は『LOIN DES HOMM』、英題は『Far from men』
22歳ごろ観たヴィスコンティ監督の小説に忠実な映画『異邦人』と違ってかなり脚色があるみたい。
ダヴィッド・オールホッフェンが脚色・監督。
今日から封切りの『約束の地』のヴィゴ・モーテンセンが砂漠で一人小さな学校を開き、教師をしている役を演じているが、その教師にカミュの困難な政治的立場が表われている。
同時に、学校の風景が昔訪れたインド・ラダック地方スピトクの荒野に建つ小学校の様子と重ね合わせて映像を追っていた自分がいた。
約半世紀ぶりにまたカミュの小説が読みたくなった。
夜の渋谷でのWeddingPartyのパフォーマンスを控えて早めに家を出、
PeterEisenman・磯崎新・安藤忠雄ら建築家達の話を軸にした石山友美監督のドキュメンタリー映画”だれも知らない建築のはなし”をシアターイメージフォーラムで観る。
土曜日のせいか
70ほどの座席の半数が観客で埋っていて、予想外の入り具合に驚いた。彼らの話に引き付けられ映画はいっきに終わってしまったという感じ。 面白かった。
新大久保駅の東側近くの百人町にある磯崎新設計の、かってのネオダダの拠点、いわゆる”新宿ホワイトハウス”は今は喫茶店に変貌していた。店の雰囲気から多分女性がオーナーなんだろうな・・。
夜10時過ぎ、WeddingPartyのパフォーマンスを終えてタクシーを拾うとした時、DJのDantzTokyoらしき人がマネージャと一緒に別のタクシーに乗り込もうとしたいたのを目撃。 そういえば15時過ぎごろClub Asia前は車と人でごったがえしていたな~。