’新聞の切り抜き’の一部を抜粋させて頂きます。
『エンブリオロジスト』と呼ばれる技師がいる。
体外受精に用いる受精卵の培養などをする人のことだ。
自身も、体外受精を経験したライターの須藤みかさん(44歳)は、
このほど小学館ノンフィクション大賞を受賞した著作『エンブリオロジスト』で、
その実態を追った。
不妊治療を通して見えた家族や命の“今”とはー。
という小見出しのもと、
生まれる子の56人に1人が体外受精児という時代、、、
受精卵をどう扱うかは、生命とは何かを考えるきっかけでもあった。
現在の日本では、10人に1人が不妊治療を受けているとも言われている。
多くの患者たちは、受診する病院を「妊娠率」で選んでいた。
患者のなかには、凍結した受精卵を転院で放棄する人もいたという。
須藤さんは「それでいいのか」と考える。
卵を大切に扱う『エンブリオロジスト』の姿を通して、
須藤さんは”受精卵は命の元”との考えを強めた。
「尊いものを生み出す治療なのだ、という感覚を希薄にしてはいけない」と指摘する。
「晩婚化がますます進めば、やがて社会は生殖補助医療の問題に突き当たるはずだ。
自分だったらどういう価値観をもって治療を受けるか、しっかりと考えて欲しい。」と。
以上、記事の一部をピックアップしてみました。
体外受精に進まれていらっしゃる方、
これから体外受精に進もうかと思われていらっしゃる方、
ご興味がおありの方は、
是非お読みになられてみて下さいませ。
ーby事務長ー