とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

メール相談で多い内容について(1)

2006年10月28日 | Weblog
本日は、メール相談で多い内容について、幾つかピックアップして書かせて頂きますね。

Q1:子宮筋腫を抱えての妊娠は可能なのでしょうか?

A: 子宮筋腫の場所や大きさによって違いますので、まずは専門医にみてもらって下さい。
子宮筋腫があって妊娠した場合は、おなかが張りやすくなりますので、おなかがはったら安静にする事が一番です。
おなかが張るってどんな感じなの?と思われる方もいらっしゃる事でしょう。
私は大きな子宮筋腫があったので(たった一年でテニスボール大に成長しました。
子宮筋腫をあなどってはいけないと思いました。)、まず開腹手術で取り去りました。
それから、現:防衛医科大学・産婦人科教授の古谷先生にご紹介して頂きました不妊治療専門の先生のもとに不妊治療に通いました。
前:防衛医科大学・産婦人科教授の永田教授も本当に素晴らしい先生で、日本で5本の指に入るといわれたくらいの手術の腕をお持ちの方です。
話は戻り・・・子宮にメスを入れたからなのか?妊娠中はよくおなかが張りました。
お腹の中の子宮がまるで漬物石のごとく固く重く痛くなるという印象が、私が感じたおなかの張りです。
私は、切迫流産でも入院しましたし、切迫早産でも入院した人間です。今となっては良い思い出ですね。
子宮筋腫が小さければ無事に妊娠出来ますし、妊娠後に張りが感じられる場合には安静にされる事が一番だと思います。
帝王切開になる場合もありますが、経膣分娩も十分可能です。


Q2:不妊治療を3年続けて、毎月、排卵誘発剤を飲んでいます。
   生まれてくる子供に影響はないのでしょうか?

A: 何も心配ありません。
排卵誘発剤を使うと、過剰反応のために、一度にたくさん排卵してしまう事がありますが、皆が皆 多胎妊娠になるというわけではありません。
おなかに授かった赤ちゃんには何も問題は出てきませんし、赤ちゃんの発育には何も影響のないお薬です。
御安心下さい。



本日の貼付写真は、六本木ヒルズの毛利庭園内の「ムラサキシキブ」です。
花言葉は、”愛され上手・聡明な女性”だそうです。
う~~ん・・・自分からかなり程遠い花言葉だわ!!と思ってしまった次第です。
夫と共に経営者になってしまったからには、毎日 討論・検討・激突・どちらかが納得推進が日常となってしまいました。
自分が”愛され上手”になるのではなく、院長自身が 患者さんに”愛され(信頼され)上手な院長”となれるべきよう、ひたすら黒子に徹していきたいと思います。
真摯に良い医療を提供出来ますように、院長はじめスタッフ一同、一生懸命に頑張ります。

ーby事務長ー   
コメント
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