とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

超音波検査

2006年10月14日 | Weblog
婦人科でよく登場するのが、この超音波検査に使用する機械です。
本日の貼付写真は、超音波検査の機械です。

この機械の画面に映る映像は、壁に取り付けてある液晶画面の映像と同じものが映ります。
ですので、診察する側と診察される側とが同じ映像をチェックする事が出来るのです。
主に、子宮の状態や卵巣の状態をチェックします。

よく内診や経膣超音波検査は恥ずかしいと仰る方がいらっしゃいますが、婦人科医師の場合はどのドクターも身体の中にある個々の子宮や卵巣という臓器を真剣にみているわけです。
時々「お宅は女医さんですか?」というお電話を頂きますが、産婦人科医の場合は既に男も女もなく、どちらかというと男性医師はもはや女性医師のごとくという感じだと思います。
不妊治療もそうですが、どこまで患者さん側の気持ちや願いをわかってあげられるのか?という点では、男女関係のない仕事だと思います。

そして、不妊治療に限らずに申しますと、”卵巣”はあなどってはいけない大変大切なものです。
”卵巣”というものは、 ” Silent organ ”といい、症状が極めて出にくいおとなしい臓器である、まるでトンネルの奥にしまってあるような臓器です。
トンネルの手前に出てきた頃には手遅れになってしまいがちの臓器だといえます。
それを見る事が出来るのは、この経膣超音波検査の機械だけです。
ですので、子宮がん検診を受けにこられた方は、子宮がんだけをみるのではなくて、そのついでに御自分の卵巣状態もしっかりとみておかれる事をお勧め致します。

不妊治療でお通いの皆様・・・「あの頃は、いやというほど、自分の卵巣の画像を見ていたわー。」と、先が見えなくてつらい思いをした時代を、楽しい思い出話に出来るようにもっていきましょう。
今回はどちらで排卵したか?というのを毎月知る検査が出来るというのも、冷静に考えてみれば、今の若いうちだけです。
卵巣が活躍してくれている今を大切にしていきましょう。

妊娠初期の方の場合では、この機械にて、子宮の中に出来た胎のうなどを確認したりします。

「経膣プローブ」と呼ばれる棒状の器具を使用して、子宮や卵巣をみます。
「経膣プローブ」は確実なる衛生のために、使い捨ての清潔カバーをかぶせて使用致します。
膀胱に尿がたまっていると鮮明に見る事が出来ませんので、なるべく膀胱に尿がたまりきった状態でうけないようにしましょう。

また、内診台にあがると緊張してしまいます。これは誰でも同じです。
そうしますと、おなかや足に力が入りすぎてしまいます。
力が入りすぎてしまうと筋肉を固まらせてしまい、それほど痛くないものであったとしても、痛みとして感じてしまったりするのです。
そのような場合は、軽く深呼吸をして、とにかくリラックス出来るように心掛けましょう。
無駄な腹圧がかからないように、ゆっくりとゆっくりと深呼吸すると良いでしょう。
ーby事務長ー
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ホルモンのアンバランス=イライラ??

2006年10月14日 | Weblog
ホルモンのバランスが崩れているから、ちょっとした事でイライラしてしまう女性なのか?
すぐにイライラしてしまうから、ホルモンのバランスが崩れてしまう方向になるのか?

これは、鶏が先か?卵が先か?の話であって、正解は出ない話だと思います。

女性専門のクリニックにいると、「何故この方はこんなに怒っているのだろう?」と感じてしまう方がいらっしゃいます。
数十人にお一人、必ずいます。
怒って、ドアなどのものにあたって帰っていかれたりなんかします。
イライラを何かにぶつけないと気がすまないのでしょうか。
それがその場に居合わせた他人(うちの職員)であったり、その場にあった物であったりするわけです。
婦人科ゆえに「そうか!もしかしたら、この人は生理前なのかもしれないのか?」などと、私は理解しようと努めますが・・・。

でも・・・ですね・・・、大人なのですから、そういう行動をとってしまう前に冷静に考えてみましょう。
そのような方も、冷静に考えれば、決してそのようにはならない素敵な方であるはずなのです。
イライラという殻の中に自分を押し込めてしまうので、そのイライラの殻が相手構わず・そして所構わずに爆発してしまうのではないでしょうか。
その上、ハッキリ申し上げると、そのような方は、やはり『自己中』の範疇に入る方でもあるのです。
御自分の思うとおりにならないと、すぐに怒る・泣く・訴えるという手段に出ます。

時間に余裕がないのが現代人なのです。
なので「あれっ?」と思われたら、まずその素直な気持ちをお伝え下さい。

そして、まずは、ホルモンバランスをしっかりと整える事が、女性にとっては一番の対策なのだと思います。

あとは、どうしてもイライラして止まらないような時がある方は、家の中にエクササイズボールを購入して身体も心もシェイプアップ&柔軟&エクササイズに励むとか・室内鉄棒をおいて連続逆上がり50回を目指してバンバン挑戦するとか・縄跳びの二十飛び・回旋あや飛び・交差二十飛び・あや回旋飛びなどの高度縄跳びに挑戦するとか・それをもってしてもどうしてもイライラがおさまらない方は室内サンドバッグを購入して自宅ボクシングに励むとか(←これは極端ですけれど)・・・。

とにかく、普通の人がイライラしないような部分でイライラしてしまうような方は、そのようにならない対策を前向きに考えてみて下さい。
そのように前向きに改革出来るあなたには、明るい未来が待っている事と思います。

改善あるところに前進あり!!だと思います。
ーby事務長ー
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