夢への道筋

青臭いけど、人が夢の実現のために発揮できる力って無限。夢を実現するための方法論について徒然なるままに。

チェックリスト11

2008-06-20 08:06:42 | ちょっといいはなし
一昨日、創業11周年を迎えた。この11年を振り返って、自分への要改善事項をにまとめた。最初は10個にまとめたが、11年にちなんで11個に変更した。今後のチェックリストにしていきたい。

1.復習
 いくらいいアイデアを思いついたり、いい議論をしたり、いいプランを作ったとしても、その内容を忘れてしまっては宝の持ち腐れだ。自分が「重要だ」と思った話は、復習する習慣を作ろう。また、会議・商談開始前には、前回分の復習をした上で本番に望もう。

2.人の話を良く聞く
 話をさえぎらず、割り込まずに最後までよく聞く。人の話を聞くときには、全神経を相手に集中する。話にはしっかり耳を傾け、相手の表情・姿勢を観察し、言語化されないメッセージも汲み取ろう。話を聞く前に事前準備も必須だ。

3.分かったふりをしない
 意味がよく分からなかった単語や話は、敏感に反応し、恥ずかしがらずに確認する。分かったふりをすると、機会損失が大きい。自分が分かったかどうかをしっかりフィードバックし、分かった場合は自分の理解を伝え、分からなかった場合には分かるまで質問をしよう。

4.言いにくいことを言う
 相手の気持ちを考えると言いにくいことでも、言うべきことを言わないでいると、機会損失が大きい。また、伝え方を考え過ぎて言う時機を逃すぐらいならば、すぐに言った方がベターだ。その際に、この2点には注意しよう。①事実をすべて伝える。②自分の主観的な想い(取り繕わない・人の言葉を伝言しないで)を伝える。

5.「あちら」からではなく「こちら」から
 最近、持ち込まれる報告や相談に対処するだけで、精一杯になってしまっている自分がいる。また、挨拶も会話も相手待ちのときがある。しかし、指導者が「後手」は、マズい。戦略も業務も人間関係も、仕事は何事も先手先手で動いた方が楽しいし、目標達成が近づく。

6.優先順位をつける
 自分の目の前で発生している問題は、ともかく手をつけてしまいがち。しかし、優先順位が高いことをせずに、優先順位を低いことを頑張っていても、無意味だ。仕事に取り掛かる前に、優先順位付けをしっかり行い、一度決めたら、優先順位にのっとり、仕事を進めよう。

7.仕事をさせる
 自分で仕事をするだけでなく、いかに人に仕事をさせるかを考えよう。自分がやるより効率・品質が落ちたとしても、人の力を借りた方が、総容量は増えるからだ。効率・品質は追いついてくる。ただし、適材適所かは十分考えよう。また、お願いするときは、全体像の共有と感謝の気持ちを伝えることには全力を尽くそう。

8.仮説検証
 自分の中で明確に定めた重要な仮説は、「狂っている」と思われるぐらい仮説を検証しよう。そして、問題があれば、すぐに対策をしよう。ただし、当初の仮説は少なくとも1ヶ月間は変更せず、何が仮説と違っていたのかの本質を明らかにしよう。

9.計数管理
 仕事は数字に始まり、数字に終わる。過去・現在・未来の数字とあるが、その中でも、「計画値と実績値の差異」や「過去と実績の対比」は、その要因を熟慮しよう。数字を正確に把握せず、甘く、大雑把な人間はプロとは呼べない。病的に数字にこだわろう。

10.危機感
 現実の状況より、指導者の危機認識が甘い場合、その勝負は100%の確率で敗北する。危機意識が低い指導者の下では、どんなに優秀な人間が集まる組織でも必敗する。そして、指導者の危機感は、独り相撲ではなく、組織全体の価値観や行動に根付かせてこそ、組織力となる。

11.ともかく実行
 計画は実行のためにあり、評価も実行のためにある。計画だけの計画は存在せず、評価だけの評価も存在しない。指導者は、参謀ではなく評論家でもない。我々の成果は「何を計画したか?」や「何を評価したか?」ではなく「何を実行したか?」で決まる。ともかく実行だ!