国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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雪をめぐりて その2 宮澤賢治の詩

2020-01-19 00:17:59 | 日記
昨年の今頃
少雪でしたが、大寒の気配がありました



小学生用論理エンジンテキスト(上級)にある詩です。

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作品  一〇〇四番  宮澤 賢治

今日はあかるくにぎやかな雪降りです
ひるすぎてから
わたくしのうちのまはりを
巨きな重たいあしおとが
幾度ともなく行きすぎました
わたくしはそのたびごとに
もう一年も返事を書かない
あなたがたづねてきたのだと
自分で自分に教へたのです
そしてまつたく
それはあなたのまたわれわれの足音でした
なぜならそれは
いつぱい積んだ梢の雪が
地面の雪に落ちるのでしたから

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あかるくにぎやかな雪降り・・・・
雪の降る地域の人にしか分からない春を感じる雪の降り方ですね。

今年は、今のところ無雪に近い長岡市内です。
60年ぶりとかいう話です。
怖い気もしますし、降らないと困るお仕事もあるし。
天の神様、白いもん下さいよ、の心境。
勝手なものです。



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