兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

お力添えのお願い

2007年08月06日 19時46分57秒 | よもやま話
今日、私が所属している弱小劇団の仲間Mちゃんから電話がありました。普段から、芝居絡みの事以外では連絡を取り合う事も少ないのですが、そう云う人から急に掛かって来る電話の用件は、案の定、嬉しくないものでした。何度も客演して貰った、他劇団の役者さん、Nさんの命に関わるお話でした。以下はFAXで届いた書面の抜粋です。

突然の話に戸惑われることでしょうが、劇団主宰のNさんが二ヶ月前に抗癌剤による治療をやめました。七年前の大腸癌の手術後も舞台に立ち続けてきましたが、昨年になって肝臓にも、リンパにも転移した癌が見つかりました。○○病院で抗癌剤による治療をしてきましたが、医師からは手術も難しい段階であり、これ以上の抗癌剤投与も体力の消耗がはげしいので止めてはどうか、という提案がありました。そしてホスピスを紹介するとまで言われました…以上が現状です。

と。以下、海外の癌治療の権威の元で治療を受けさせたい事、その為に必要な費用にあてる為の寄付を募る旨の記載がありました。発起人はNさんが主宰する劇団のメンバーです。私は、Nさんが過去に癌を克服した事も、そして再発し治療を受けていた事も全く知らなかったので、話を聞いてかなりショックでした。
そして6年前、お父さんが白血病で倒れた時、ガラス越しでの面会に訪れてくれた大勢の友人・知人や、やはり寄付を募り「治療費の足しに」と届けてくれた人達の事を思い出しました。お父さんは、多くの人の善意に支えられ、今、元気に暮らしています。
恩返しをする番がきました。今、Nさんは入院中で面会もかなわないそうです。私も余裕のある生活をしている訳ではないので大層な事は出来ませんが、私に出来る範囲でお役に立ちたいと思います。
劇団員でもあり、シャンソン歌手でもあるKちゃんが、今月11日に「支援チャリティーコンサート」を開くそうです。お問い合わせ・ご予約は「シアター2+1」2plus1@japan-artists.net まで。
最後に、もう一度発起人の方々の言葉を。

Nさんの舞台を愛し支え続けて下さっている皆様にお願いがあります。Nさんにまだまだ新しい戯曲を次々と書き上げてもらいたい、役者として舞台にたち続けてもらおう!その一念を形にすべく、渡航・手術・治療に必要な費用にあてる為のご寄付を募りたいのです。
何卒お力添え、宜しくお願い申し上げます。