先日のジョン・ディクスン・カーまとめ買いに続いて、通販の古本でカーの「夜歩く」新訳版を追加購入。到着すると帯付きだったのが嬉しい。
原題はIt Walks by Night 。by nightというのはfly by night「夜間飛行」のように使われる表現だが、ここでは夜の間というよりは「夜によって、夜であるために」という直訳的意味合いに解釈した方が良い。そして、主語がit。人ではない何かが夜になると歩き回るのだ。これだけでゾッとさせられる。横溝正史にも同タイトルの作品があった。
この小説は旧訳で子供の頃を含め2回読んでいる。私にとっては初めての三度読みである。さらに読みたくなるのは、そのような怪奇趣味に加えて不可能犯罪・密室の三拍子が揃った作品だから。犯行現場の見取り図もついている。ついでに言うと、2回も読んだのに真相をすっかり忘れているのである。
原題はIt Walks by Night 。by nightというのはfly by night「夜間飛行」のように使われる表現だが、ここでは夜の間というよりは「夜によって、夜であるために」という直訳的意味合いに解釈した方が良い。そして、主語がit。人ではない何かが夜になると歩き回るのだ。これだけでゾッとさせられる。横溝正史にも同タイトルの作品があった。
この小説は旧訳で子供の頃を含め2回読んでいる。私にとっては初めての三度読みである。さらに読みたくなるのは、そのような怪奇趣味に加えて不可能犯罪・密室の三拍子が揃った作品だから。犯行現場の見取り図もついている。ついでに言うと、2回も読んだのに真相をすっかり忘れているのである。