ヒロヒコの "My Treasure Box"

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宅録:メロトロン・サウンドを求めて4(追記)

2013年07月28日 | 音楽制作
 メロトロン・サウンドを再現するソフトウェア、M-Tronに関する追加である。

 その後サイトにアップされていた電子マニュアルを見ると、プリセットされたテープバンクは103種類。主なサウンドの解説があり、例えばAccordion Bass + Violins & Brassは「丁寧に構築したテープバンクが特徴のマイクロフォンによる録音は、ジェネシスの「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ」 のストリングス、ブラス、ベース・アコーディオン・パッドを忠実に再現しています。」、Augmented 8 Choirは「1980年にジェネシスが使っていたレアでパワフルな8声クワイアです。」、Yes Strings「パトリック・モラーツがイエスとのライブショー用に録音した濃厚な感じのするカスタムテープです。他の録音には使われていません。」など。他にもバークレイ・ジェームス・ハーベストやタンジェリン・ドリームが使った音との記載もあり、なかなか興味深い。Watcher… の和音を弾くと確かにこれは本物ぽい。Aug8choirは80年と表記されているがSelling England…やBroadway…の頃に聞かれた重厚な混声合唱音に思われる。旧式のサンプリングマシーンであるメロトロンの音をデジタルでサンプリングしたこのソフト、実際の有名バンドが使用した音色を忠実に再現したものと言えるようだ。

 また、スタンドアローン(単体)での使用のみならず各DAWソフトのプラグインとして、CubaseのVST、LogicのUA、Pro Tools用RTAS に対応しておりインストール時に選択できるようになっている。これら全てに対応しているのもなかなか便利だ。

 というわけでメロトロン大好き人間の私としては大変重宝するソフトシンセである。現在Mac OS 10.6.8 Snow Leopard で問題なく使えるが、10.8 やそれ以降では厳しいかもしれない。OSを取るかソフトを取るかで今とても悩ましい状態である。


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