いよいよ彼らの最新作で最後作となるかもしれないアルバム『永遠』が届いた。私が購入したのはCD+DVD版で、写真のようにボックスにディスクやブックレットなどが封入されている。
そしてまずは5.1サラウンドでの視聴である。オープニングはヒーリング・サウンド風のシンセの和音にギターが絡み、私好みで期待大の導入。曲間なく2曲目に移ると、まるで『炎』の出だしを感じさせる音色と曲調。ここではフロイド節全開という感じ。その後も好きな酒を飲みながら聞くと、自然に眠りに落ちていきそうな雰囲気の曲が多い。しかし、アルバム半ばのALLONS-Y(「行きましょう」の意味だったか)はロックぽい従来のフロイドらしい乗りのある曲で、なかなか良い。
結論的に言うと広大なサウンド宇宙でのフロイド風ヒーリング・ミュージックが約53分間展開される。3人フロイドになってからの『鬱』や『対』の中にあったロックサウンドやギルモアのソロ作On An Islandで聞かれたポップなセンスの曲はあまり見あたらない。クレジットには大部分の曲に故リック・ライトの名前が見られ、当初の情報どおり93年の前作でのセッションが元になっているようだ。つまりライトの持つあまり複雑ではないがいかにもフロイドぽい断片をモチーフにした作品の仕上がりがそうさせたのかもしれない。
そうした中、唯一のヴォーカル曲がラストのLOUDER THAN WORDS。こうしたギルモアのヴォーカルをもっと聞きたかった。この曲での彼のギターソロは往年のスタイルで涙ものである。
以上はあくまで第一印象の範囲である。ロイアル・アルバート・ホールのパイプ・オルガンの演奏があったりスティーブン・ホーキングのサンプル・ヴォイスが挿入されていたり、なかなか凝った趣向も盛り込まれている。何度か繰り返し聞けば、また違った印象を受けるだろうと思うし、DVDの特典映像・オーディオに入っているアルバム未収録の曲もノリのあるフロイドらしい曲で思わず聞き入ってしまう。これからしばらくは彼らのラストアルバムとして、とことん楽しみたいと思う。
そしてまずは5.1サラウンドでの視聴である。オープニングはヒーリング・サウンド風のシンセの和音にギターが絡み、私好みで期待大の導入。曲間なく2曲目に移ると、まるで『炎』の出だしを感じさせる音色と曲調。ここではフロイド節全開という感じ。その後も好きな酒を飲みながら聞くと、自然に眠りに落ちていきそうな雰囲気の曲が多い。しかし、アルバム半ばのALLONS-Y(「行きましょう」の意味だったか)はロックぽい従来のフロイドらしい乗りのある曲で、なかなか良い。
結論的に言うと広大なサウンド宇宙でのフロイド風ヒーリング・ミュージックが約53分間展開される。3人フロイドになってからの『鬱』や『対』の中にあったロックサウンドやギルモアのソロ作On An Islandで聞かれたポップなセンスの曲はあまり見あたらない。クレジットには大部分の曲に故リック・ライトの名前が見られ、当初の情報どおり93年の前作でのセッションが元になっているようだ。つまりライトの持つあまり複雑ではないがいかにもフロイドぽい断片をモチーフにした作品の仕上がりがそうさせたのかもしれない。
そうした中、唯一のヴォーカル曲がラストのLOUDER THAN WORDS。こうしたギルモアのヴォーカルをもっと聞きたかった。この曲での彼のギターソロは往年のスタイルで涙ものである。
以上はあくまで第一印象の範囲である。ロイアル・アルバート・ホールのパイプ・オルガンの演奏があったりスティーブン・ホーキングのサンプル・ヴォイスが挿入されていたり、なかなか凝った趣向も盛り込まれている。何度か繰り返し聞けば、また違った印象を受けるだろうと思うし、DVDの特典映像・オーディオに入っているアルバム未収録の曲もノリのあるフロイドらしい曲で思わず聞き入ってしまう。これからしばらくは彼らのラストアルバムとして、とことん楽しみたいと思う。