今日はフランクフルトから特急に乗り、途中ヴルツブルグでローカル線に乗り換えて、さらにもう一回乗り換えてローテンブルグまで移動しました。
今回、鉄道の旅になったきっかけの街がここ。中世の城壁に囲まれた古い町並みを見てみたいから、その名も有名なロマンチック街道を行き、ノイシュバンシュタイン城に行くというルートを考えたのです。その場合、個人旅行の場合は、フランクフルトからロマンチック街道を走るヨーロッパバスに乗るというのが有名なルートになるのですが、よくよくスケジュールを見てみると、色々な街に停車するものの、長くても30分とかで、ほとんどトイレ休憩みたいなもの。なので、街をのんびり歩くような時間は無いんですね。しかも、フランクフルトを朝の8時出発で、フュッセンにはよるの7時過ぎに到着ということで、一日中ひたすらバスに乗るだけになってしまいます。なので、小さい街を見るのは諦めて、鉄道でさっさと移動して、その分をいくつかの街でのんびりしようということにしたのです。
ICE 1等車
もちろん荷物を抱えての鉄道の旅は結構大変なのですが、一等は大体ガラガラで、6人用コンパートメントを2人でゆっくり使うことが出来るので、乗ってる間は全然問題ありませんでした。2等は結構乗客がいましたので、席を確保して荷物の場所を考えて、というわずらわしさを考えると、やっぱり1等で正解。 この日、実はフランクフルトで別な電車に乗りそうでした・・・時間に余裕をもって駅に行ったので、これだと思った列車が乗るはずの1本前の特急だったのです。とっても綺麗な新型のICEで、喜び勇んで乗った後、ダンナが列車番号が違うことに気づいて、慌てて発車直前に飛び降りて事なきを得ました。ローカル駅ならともかく、フランクフルトの朝は、本当に沢山の本数の列車が来るので、油断は禁物です。
ドイツの特急の場合、駅のホームに列車の編成が張り出してあるので、Aあたりとか大体の場所で待つことが出来ます。おまけに、どこの駅に何時に着いて何時に発車かとか、乗り継ぎの列車案内とか、駅のサービス内容とかが書いてあるパンフレットがあるので、とっても便利です。日本の新幹線にもこういうのが付いているといいですねえ。
ローカル線 1等車
ローテンブルグ行き 2等のみ
でも、最新型車両で、一番居住性が良かった
最後に乗り換えたローカル線は、ローテンブルグへ行くためのローカル線で、途中の駅(2駅だけ)で下車する場合はボタンを押してください。ということになっていました。
レーダー門
ローテンブルグの駅は街の城壁の外なので、5分ほど歩かなければいけません。おまけに城壁内はでこぼこの石畳なので、スーツケースを引っ張るのがとっても大変。駅前にも城壁のすぐ外にもホテルはあるので、城壁内にこだわらないなら外でも良いかもという感じです。
1536年に建てた家がホテル
泊まったのはHotel Spitzwegというところで、ここも駅から行った場合は城壁をくぐってわりとすぐのホテルです。オーナーはとっても親切な白いひげのおじさんで、レストランは無いのですが、朝食ルームがあって、朝ごはんも焼きたてのパンと美味しいハムとかチーズとかフルーツとか、とってもサービス満点で、おまけに値段も安いホテルでした。
ローテンブルグの街は、日本人の観光客も多いですが、日本人以外の観光客もものすごく多い。やっぱりそれだけ素敵な街だからということだと思います。
店内
お昼ごはんはグロッケというワイン屋さん併設のお店。この地方の名産のフランケンワインを5種類試飲できるというセットが3種類あったので、私はトロッケン(辛口)、ダンナはスペシャルのセットにしました。スペシャルの5種類のうち2種類はデザートワインでした。味がだんだん濃厚になるから、小さい番号順に飲みなさいとのことでしたが、トロッケンの最後のとスペシャルの最初のが同じワインでした。料理も美味しかったのですが、やっぱりワインがあまりに美味しかったので購入。でもちょっと失敗したかも。フランケンワインのボトルって、ものすごくガラスが厚くて重いんです。結局このあと2週間、重いのを我慢して持って歩いたわけです。
グラスの下に番号がある
ロールキャベツがめちゃうまでした。
昼ごはんの後は、街をブラブラ。中世犯罪博物館で拷問の道具を見たりもしました。市庁舎の塔に登ろうと言ったら、連日は嫌だとダンナに拒否されました・・・
ダンナがちょっと昼寝している間に、また写真を撮ったり、土産物屋さんを冷やかしたり。でも、この先を考えると、買い物は出来なくて、やっぱりこの街は、旅行の最後の方が良かったなあと後悔。
夜ご飯は、ホテルのおじさんお勧めのレストランで食べました。とにかくきのこきのこ。プフィッファリンゲという今の時期のキノコのてんこ盛りで、これがまた美味しい。なめこみたいな色ですが、食感は舞茸っぽいシコシコしたキノコです。
全部にプフィッファリンゲ。でも飽きない。
窓が開いて、ジョッキを上げ下げするだけ
仕掛け時計は、最後の回が夜の10時なのですが、これがまた、どうしてあらゆるガイドブックに載ってるのか分からないくらい「あっさり」したもので、あまりのあっけなさに、また飲みに行ってしまいました。
その名も「ツア・ヘル」、地獄亭というところですが、ここで失敗したのが、グラスワインというのが250mlもあるということ。つまりボトル3分の1ですねえ。美味しいワインでしたけど、夕食のときももちろん二人で1本飲んでいたので、もうここのワインがトドメでした。ここも地球の歩き方に載っているお店をホテルのおじさんに紹介されたのですが、そんな時間に飲みに行く日本人はいないと見えて、隣の常連らしいグループの注目の的になってました。残すのは嫌だったので、なんとか飲み干して、フラフラになりながらホテルに帰ってばったり。
8月18日の移動
08:54 フランクフルト発 ICE527
10:41 ヴルツブルグ発 RB34183
11:24 シュタイナ発 RB35259
11:49 ローテンブルグ着
宿泊:Hotel Spitzweg